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グルテンフリーとタバコとヴィーガンと

グルテンフリー食については、グルテンに由来する疾患を伴わない健康体である人々には必要のない食生活であると考えています。

グルテンフリー食を推進している人々の中には、「グルテンフリー食をしていない従来通りの伝統的な小麦食をしている人々は、小麦食の危険性に気づいていない前時代的な野蛮人であるから、私たちのような高次元の気づきを得た人々の思想を、あまねく愚鈍な民衆に教え諭さねばならない」と信じて疑わない方も見受けられます。

この考え方は一歩踏み間違えると、超近視眼的なカルト宗教のような思想になってしまうのではないかということを、たいへん危惧しております。

これはタバコにも同じ事が言えると思います。

アジアのいくつかの国々を旅して彼らの住まいにおじゃまして共に暮らした経験から申し上げますと、地域に根ざした土着的な宗教観においては、タバコは酒と並んで神事の際に欠かさず用いられ、神とつながる儀式を執り行うにおいて無くてはならないものなのです。

タバコを吸う事を禁止する事は、人類の有史以来脈々と受け継がれてきた伝統的な神事を形骸化させ、やがては伝統的な神事を廃れさせる可能性もあるという事を指摘しておく必要があるでしょう。

これは結果的に「キリスト教普及」の旗印の御名のもとに、世界中の土着的な宗教観に瀕死の重症を負わせた十字軍と、している事は一緒になります。

またグルテンフリー食と親和性の高いヴィーガン食においては、アメリカのヴィーガン食を長く続けた人々の中に通常の食生活を営んでいる人々よりも発ガン率が高まる傾向が強くみられるという統計も気になるところです。

ヴィーガン食を始めた多くのアメリカ人が、再び元の通常の食生活に戻るという報告もあります。

またヴィーガン食のレシピには「いかに食肉の食感と美味しさにヴィーガン食材を用いて近づけるか」ということに重きを置く傾向が強いように思います。

そもそもヴィーガン食を行うことによって健康な食生活が営まれ、満足感が満たされ、必要な栄養素を摂取できる事が担保されているのであれば、ことさら肉食を真似する必要はないと思うのです。

またグルテンフリー食やヴィーガン食は、先進国で裕福な生活を営んでいる人々が人類の歴史では近現代に生みだした思想であり、彼らが摂取している食糧の多くは、アジアやアフリカや南米諸国に暮らす貧困層の人々が作り出しています。

彼ら発展途上国に生きる貧困層の人々は先進国に暮らす人々の裕福な生活とは裏腹の、労働に見合った最低限の生活を賄う賃金も払われず安全な飲み水すら確保できない衛生的にも極めて劣悪な環境の中で労働に従事する事を余儀なくされています。

先進国に暮らす裕福な生活を営む人々の嗜好に合わせた農産物を耕作する事を余儀なくされ転作を繰り返した結果、彼らが口にする食糧はアメリカから配給された遺伝子組み換え小麦であるという事は、決して忘れてはならない事実であると思います。

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