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徒然なるままに32『やりがい与奪の権を他人に握らせるな』

鬼滅の刃での名セリフ(?)のひとつに『生殺与奪の権を他人に握らせるな』というものがある。
今回のネタを書くに当たってそのセリフが頭をよぎったのでパロディさせてもらった。
既に題名に書いてあるが今回のテーマは……、


『やりがい与奪の件を他人に握らせるな』


厳密には与奪の意味が複雑な気もするが、とりあえず『やりがいがあるかないかを他人に決めさせるな』という意味で書いた。
というのも、とあるボランティア募集の一文がやけに刺さったからだ。
ボランティアといえば基本は無償・無給の奉仕作業のことである。
そんなことは百も承知で次の文を読んで欲しい。


謝礼や報酬はありません、みんなでお手伝いできた達成感がご褒美となります。
(※ニュアンスが伝わる範囲内で改変済)


この文を読んで思ったこと。
ここは鬼滅の刃のセリフつながりでストレートに言わせてもらうとすれば……、


『お前何を言ってるんだ?』


である。
別に謝礼や報酬がないことを念押して言われたことが刺さっているわけではない。
題名で触れている通り、達成感という『やりがい』を他人に提示された挙げ句、勝手にご褒美にされていることが刺さっているのだ。
そもそもほとんどの人が達成感のためにボランティアをやっているのだろうか。
そしてそれがほとんどの人のご褒美になっているのだろうか。
恐らく参加者アンケートを取ったわけでもなく、募集要項を作成した個人の感想のように思える。
少なくとも自分が今までボランティアの類をやって、達成感をやりがいに、ましてやご褒美になんて思ったことはない。

そもそも『やりがい』とは何だろうと意味を調べる。

事に当たる際の充足感や手応え、張り合い。

https://www.weblio.jp/content/%E3%82%84%E3%82%8A%E3%81%8C%E3%81%84

要するに行動を続ける原動力みたいなものと考えれば良いだろうか。
例外はもちろんあるにしろ、同じ行動を起こしているということは何かしら『やりがい』を感じているからだろう。
しかし、その『やりがい』というものは十人十色、自分が一体何に対してやりがいを感じるかなんて言うのは誰にも分からないこと。
その十人十色の『やりがい』があるからこそ、世界が回っていると思っても過言ではないと思う。
一人作業にやりがいを感じる人もいれば、グループ作業にやりがいを感じる人もいる。
何かに挑戦する人、その挑戦をサポートする人もいる。
例を上げればキリはない。
だからこそ『やりがい』の与奪を他人に握らせてはいけない。
自分で『やりがい』の与奪を決める。
そうなると何事も『まずはやってみる』ということが大切になり、その経験から自分の『やりがい』がそこにあるのか見つけることが出来るようになる。



『やりがいのあるお仕事です!』
よく見る求人広告、これも今回の件に当てはまること。
小さく「※個人の感想です」と書いてあれば話は変わるが、他人の「やりがい」を押し付けられるものに碌な物はない。
『あなたのやりがいを見つけませんか?』
これこそ本当に必要な募集文句だと思う。
今日はこの辺で。


ギアでした。゜ω゜)ノ


--ハッシュタグ用--

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