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イヤイヤ期のこどもに心が無になる母の話。

久しぶり?に育児の話。

2歳の娘はイヤイヤ期真っ盛り。新聞とかでよく「イヤイヤ期に別のポジティブな名前をつけよう!」とかいうの見るけど、こどもがイヤイヤ期の真っ最中な親としてはまじでどうでもいい論議。どんなにポジティブな名前付けても、「いやー!うぎゃー!」と全身全霊で泣き叫ぶ我が子の前では無意味。つーか親としても、これがイヤイヤ期だからなのか、それともうちの子が特別に我儘でヒステリックなのか?は判断がつかない。とりあえずここではイヤイヤ期として扱います。

尚、イヤイヤ期が具体的に想像できない方のために、娘の平日のとある一日を記す。

朝起こす。私「オムツ替えよっか」娘「やだ」
朝ごはんを用意する。娘「パン要らない」→急遽冷凍ごはんをチンしておにぎりにする。逆パターンもよくある。
準備中。私「靴下履こうね」娘「履かない」→ポイ
玄関にて。娘「サンダルで行く」私「保育園はサンダルだめだから靴で行こうね」娘「やだあああああ」→倒れ込んで大泣き。

帰宅後

駐輪場にて。私「おうち帰ろうねー」娘ガン無視。そのまま駐車場で石拾いはじめたり草をむしり始めたりする。
おやつ食べたあと。娘「もっとおおおお!もっと食べるって言ったでしょおおおお」寝っ転がって大泣き。
夕飯。安定の「いらない」
寝る前。娘「寝ない!!!!」→一時間近く盛大に泣き続け、疲れ果てて眠りに落ちる。

毎日がこうではないけど、完全に日常茶飯事なのでどれが起きても驚くことはない。しかも寝かせるときなど特に本人も眠くて機嫌が最悪なので、全身で「イヤ」を表現するため蹴られたり頭が顎にぶつかってきたりする。2歳とはいえ93cm16kgの肉厚な足が思いっきり降ってくるとかなり痛い。顎に痣ができたこともあるし、引っ掛かれた傷が残ることもある。死闘である。

怒って済むならいくらでも怒るけど、怒ったら状況は間違いなく悪化する。怒る時もあるけど、こういうとき大抵、私は無になる。それがいいのか悪いのかは知らんし意図的にそうしているというより、無になってしまう。抗えない。特に一時間とか泣かれると、まともな精神ではいられなくなってくる。なので顔をまじまじ観察して「何がこんなに死ぬほど嫌なんだろう」と思ったりもするけど、それも娘にとっては気にくわないのかもしれない。全力で泣く顔というのは可愛い。

ある時、週末になって私も心に余裕が生まれたので、寝る前の娘の要求全部ホイホイ付き合ってみた。背中なでて、と言われたら撫で、抱っこしてと言われれば抱っこし、シッカロールポンポンしてと言われてポンポンしてあげた。しかも無限ループで対応。そしたら、泣くことなく暫くしたら普通に寝た。これを泣かれるより楽と考えるかはその人次第かもしれないけど、メンタル的には大分楽である。そしてこれが彼女の我儘を助長するのではないかというのは、全く持って否めない。育児に正解があるなら知りたいものである。

「うちはこうしたら改善した」とか「こういう育て方したら素直な子になった」っていう他の家庭の結果論も、当てはまらないことはしょっちゅうだと思う。ただ、「うちもこういう時期があったけど、時間が解決した」とか「ワガママだったけど大きくなったら落ち着いた」みたいな話を聞けば何となく「うちの子だけじゃないんだ」って安心できる。私だって、自分がこども産む前は外でこどもを怒鳴りつけるお母さんを見ては「なんであんな風になっちゃうんだろう…ああはなりたくないな」とか思ってたけど、(まあ実際外でそうなったことはないけど)でも今はちょっと分かるもん…。「叱らない子育て」とか、「こどもの意見を尊重する育児」とか、理想なのかもしれないけど実際無理。そんなことしてたら朝は保育園に辿り着かないし、買い物は永遠に終わらない。

ちなみに毎回書いているけど、こどもはほんとおおおおに可愛いんです。だから甘やかしてしまう部分も多々ある。日本語もめちゃくちゃ上手になってきたし先日描いた絵はちゃんとアンパンマンの顔だったし、そういう日々の成長を見られるのは物凄い幸せ。まっぷるを見てたらジブリ美術館が出てきて、「ここに行きたいと思ってしまった…」という謎の日本語を使ってきたり、昨日は自作の歌を歌ってたんだけどよく聞いたら歌詞が「このせかい、このわたし」とかで笑っちゃった。思わぬ笑いが生まれるので本当に楽しい。こともたくさんある。

でもたぶん、悩まない育児はないんだろうな。悩んでいたことすらも、こどもが成長していくうちに忘れるのかもしれない。まあだからこそ書いておこうと思うんだけど。

家族より早起きしたので英検の勉強しようと思ったのに、片付けてnote書いてたらこんな時間…。やべえ…(泣)。

平日毎日5時起きにしようかな…(絶対しない)

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