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【新メンバー紹介③】 畑敦也

皆さんはじめまして!
今年度から新しくGCSのメンバーになりました、文学部4年の畑敦也です。
僕は去年1年間、アラスカにあるアラスカ大学フェアバンクス校で交換留学をしていました。
ここで皆さんは、なんでアラスカ?と疑問に感じることでしょうから、僕がアラスカを選んだ理由について紹介します。僕の経歴をつらつら書くよりも、ずっと僕のことを分かってもらえると思います。

アラスカの理由①
アラスカ先住民について勉強したかった
 
僕は文学部で、文化人類学を専門としています。そこで勉強をしていくうちに、自分が知らない日常の世界を発見し、視界が開けていく感覚を味わいました。そのような発見が、僕にとっては何よりも楽しかったのです。
 じゃあ、日本と全く異なる環境に行けば、更なる発見に出会うことができるのでは?と思うようになります。そこで思い出したのが、中学校の国語の教科書で読んだ、アラスカを拠点とした写真家、星野道夫さんのエッセイでした。彼がアラスカ先住民の人たちの村で過ごした記録は、アラスカの壮大な風景の写真と共に、僕の好奇心を強く掻き立てました。
 そんな世界でずっと昔から生きてきた彼らは、どのような「生」を送っているのだろう? それを体験したら、僕は一体どんな発見ができるのだろう? そのような、新たな日常の世界を発見したいという思いから、僕はアラスカを志しました。

アラスカの理由②
アメリカの周縁部に興味があった
 
文化人類学に加えて、僕はアメリカ文化にも興味がありました。僕は外国との関わりをほとんど持たずに育ちましたが、その中でも最も身近に感じられる外国はアメリカでした。たくさん観る映画はほとんどがアメリカで製作され、好んで読む本も米文学がほとんどでした。
 そのような背景から、アメリカへの漠然なイメージというものが僕の中にはありました。そこで僕が疑問に感じたのは、じゃあアメリカの端っこ——つまりニューヨークやロサンゼルスのような、いかにも「アメリカ」ではない場所——には、どんな生活があるんだろう?ということでした。また、そのような場所にこそ、僕の知りたいアメリカ文化の「リアル」がある気がして、アメリカ本土(Lower 48)から、物理的にも歴史的にも遠く離れた、アラスカを目指しました。

一面に咲くFireweedと、どこまでも続く山並み

アラスカの理由③
冒険がしたかった
 
これが、僕がアラスカを目指した一番の理由です。今まで日本から一歩も外に出ずに生きてきた僕は、いつか遠い異国の地へと旅に出ることを夢に見ていました。大学に入ってついにそのチャンスを得た僕は、誰もしたことのない思いっきりの冒険をしてやろうと考えます。それならば、北米大陸の北端に位置し、その壮大な自然と過酷な環境で知られるアラスカが、僕の望む所だと感じました。その冒険心と、僕を静岡から東北へと導いた、漠然とした北への憧れが重なり、僕は、The Last Frontierであるアラスカを選択したのです。

 以上が、僕がアラスカを選んだ理由です。遠く離れた他者の生き様と、リアルなアメリカ文化に憧れを抱き、冒険を求める僕がアラスカで実際にどのような体験をしたのかは、ぜひ僕に話を聞きに来て確かめてください。そして、今度は皆さん自身の目的を、夢を叶えるための留学をサポートさせてください。皆さんの留学の夢を聞くのを楽しみにしています。

Murphy Domeからの朝日。冒険の始まりです。

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