西坂勇人/GCストーリー

自律と共創 再現性ではなく雛形、答えではなく問い 過去現在未来を貫く今 つまり愛 A…

西坂勇人/GCストーリー

自律と共創 再現性ではなく雛形、答えではなく問い 過去現在未来を貫く今 つまり愛 AI.産業革命以上の変化 肉体と頭と心を代替えされた世界で 人類はどう変化するのかを遊びたい

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幸福な会社を目指して【自己紹介】

2014年、 「1ヶ月の労働時間400時間を下回ると1人前になれないよ。」 当時の日本型理念経営にとって当たり前の価値観。 王道を進んでいた私の会社に、新世代新卒が衝撃を与えます。 「怒られたくないです。」 「理念とか理想を押し付けられたくないです。」 「できたら働きたくないです。」 日本型理念経営の土台になる理念、道徳、ルールのような外発的な動機付けでは新世代はつぶれてしまう。 多様な感性を生かすような、 「内発的動機」で機能する組織に変わらないといけない。

    • 閉ざされる目の光

      2000年、インターネットが芽生え始めた頃、私は起業家としての第一歩を踏み出しました。当時の日本は世界第二位の経済大国であり、中国や東南アジアの「後進国」を利用して人件費や材料コストを削減することが一般的な戦略でした。私自身も、上海近郊に工場を持つ企業と資本提携を結び、積極的に海外での事業を展開していました。 文化の違いは、初めて採用した海外人材「金くん」を通じて、より身近なものとなりました。金くんは優秀で魅力的な青年であり、私とは異なる価値観を持っていましたが、彼の「絶対

      • 真善美か、さもしいか?

        「囚人のジレンマ」という話を知っているだろうか?知らない人は検索してもらえばすぐに出てくる。以下簡単に あなたが友人と犯罪を疑われて捕らえられた。別々の部屋で検事に ●本来ならお前たちは懲役5年なんだが、もし2人とも黙秘したら、証拠不十分として減刑し、2人とも懲役2年だ。 ●もし片方だけが自白したら、そいつはその場で釈放してやろう(つまり懲役0年)。この場合黙秘してた方は懲役10年だ。 ●ただし、2人とも自白したら、判決どおり2人とも懲役5年だ。 と言われた。あなたなら

        • 本当にここにいて良いの?

          違和感があった。 教室の一番うしろ、その端っこの席。学校で僕が一番好きな席。 できれば、窓際で外の景色が見えると良い。 空けた窓から風が入り、外で散歩をしている小さな子供連れのお母さんが見える。 退屈な授業。 その現実に取り込まれず、外側から見ていたい。 斜め前の女の子は、まじめに授業を聞いている。というかノートに書き写してるだけか。 一番前で先生にまっすぐ視線を送る彼は、なんでテストの点数が悪いんだろう。 きいてるふりかな?すごいな。 はぁ。風が気持ちいい

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        • 組織について考える
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        • 働くという事。生きるという事
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          未知への渇望

          大学生ではじめて買ってもらった車。 カセットテープでビートルズを大音量で流し、覚えたてのタバコを咥え、夜の街をドライブする。 それだけで、高揚感を感じていた。 友人や女性を助手席に、海に行き、山に行き夜景を見た。 ドキドキしながらなるべく平静を保ちながら、首都高にも乗った。 いつも新しいことに興奮していた。 人生は未知に溢れている。 はじめての仕事、食べたことのない食事、きれいな景色、出会ったことのない考え方の人達。 溢れる期待。興奮。 知らないからどうなる

          モヤモヤ、3つの対処法

          「西坂さんって仕事何してるんですか?」って聞かれると 「悩み事相談」と答える事が多いです。 落ち込んでいたり、モヤモヤと葛藤していたり。 前に進むために考えれば良いのに、その場で止まって不安や、自己正当化で、悩んでしまう事って多いですよね。 このような状況は本人にとっても「苦しい」事ですし 組織の視点で考えても周りは、「腫れ物に触れる」気持ちになったり、あらたなモヤモヤを 引き起こして連鎖を起こしたり。対立構造を作ったり。本人が1番苦しい。 相談にのっていて、対処法につ

          モヤモヤ、3つの対処法

          目に見えない資産:「挑戦」から「信頼」の形成へ

          私たちの人生は、見える資産だけでなく、見えない資産にも大きく影響を受けます。これらの見えない資産の一つが「信頼」です。この記事では、挑戦を通じて「信頼」という目に見えない資産を形成する方法について探ってみましょう。 目に見えない資産:「信頼」 「信頼」は一見抽象的な概念かもしれませんが、実は私たちの人生における最も重要な資産の一つです。「信頼」は人間関係をスムーズにし、より多くのチャンスを得るための道を開きます。 たとえば、学生時代に友人とのプロジェクトに取り組むことを

          目に見えない資産:「挑戦」から「信頼」の形成へ

          自己投資の秘訣:P&LとBSの視点から理解する「挑戦」と「安定」

          あなたの人生の舞台であるこの世界は、プロフィット&ロス(P&L)とバランスシート(BS)のような二つの大きな視点で理解することができます。また、これら二つの視点は、 私たちにとって、生きるために重要な二つの要素、つまり「挑戦」と「安定」に直結しています。 本稿では、これらの視点をどのように組み合わせて理解し、自己投資を行うことで、どのように人生を豊かにするかについて考えてみます。 自己投資とは何か 自己投資とは、自分自身の成長やスキルアップのために時間やお金を使うこと

          自己投資の秘訣:P&LとBSの視点から理解する「挑戦」と「安定」

          "多様性を活かした意思決定: 「軸と枠」でコンフリクトを乗り越える"

          7月からEOという経営者団体の東北の会長を務めること。(個性の強い多様なリーダーの集まり) 自社で行っている自律共創組織において、起きがちな「グリーンの罠」(関係が良くなる=仲が良くなると周りを慮って結論が出ない)に対して、 1,自分の中で整理すること。 2、それぞれの組織のメンバーに考え方を共有すること。 以上の2点を背景に僕の組織における意思決定の考え方を整理しておこう。 という意図で文章をまとめます。 前提として、僕が標榜する組織は多様なメンバーが、本質的な目

          "多様性を活かした意思決定: 「軸と枠」でコンフリクトを乗り越える"

          「どうやるか」から「どう在りたいか」(DOからBE)年収PL発想から、資産と投資BSの発想へ

          GPTの登場の本質的な意味を考えた時、この発想転換が大切だと考えたので考察します。 写真はマニラの中心地 GPTによって成し遂げられることを端的に言うならば「最適解」だと思います。 今ある情報の中で最適な解を導く。 今は多少精度がどうとかいう意見もありますが、世界中の頭の良い人と相談して「この問題を解決するにはどうしたら良い?」 に対する最適解を導くのがGPTの本質だと(今のところ)思っています。 さて、私達は個人として生きるとき様々な悩みを持ちます。 -どのよ

          「どうやるか」から「どう在りたいか」(DOからBE)年収PL発想から、資産と投資BSの発想へ

          褒められるから頑張ってやってたら嫌われる件

          最近寝る前にスラムダンク見漁ってます。 弱小チームだった湘北高校バスケ部の話 不良だった桜木花道が入部し 「ありとあらゆる手段を使って勝利する。」 口ぐせは 俺は天才!俺が県内ナンバー1! 絶対勝つ! その為に全力で努力する姿 そして苦難を乗り越え、勝利を勝ち取る姿に 美学のような男性性の象徴のようなものに多くの「共感」を集めているのだと思います。 さて、ここで急ですが オリンピックの運営委員会なんかで権力を持っていた お年寄りをイメージしてみてくださ

          褒められるから頑張ってやってたら嫌われる件

          資産と成果

          経営では 会社が保有する人、モノ、金という「資産」 を使って 利益 =「成果」 を創出するというのが分かりやすい理解です 投資家は 現金という資産を使って運用することで 利回りという成果を得ています。 ちょっと異なる視点で 幼少期に親から無条件の愛を受けることができない(資産がない) 事で、自己肯定感が低く 犯罪や、引きこもりなど(マイナスの成果) になっている子供がたくさんいます。 つまり資産が因となり 成果を得るのです。 これは、個人でも会社でも国で

          「動機善なりや私心なかりしか」だけでは足りない

          先日、京セラを創業した稲盛和夫さんの主催した盛和塾の後継団体の世界大会というイベントに、盛和塾が解散してからはじめて参加しました。 盛和塾をきっかけに仲良くなった気心の知れた友人と、終わった後にお酒を飲みながら会話をしました。 経営者として、「この意思決定は本当に正しいのか?」 プライベイトでも、会社でも大きな意思決定には必ず賛否が存在します。 ついつい、反対意見に反応して不安な気持ちを見せたくない、納得させるために防御姿勢になり、意思決定を正当化するための思考に陥りが

          「動機善なりや私心なかりしか」だけでは足りない

          無関心で"いてしまう"世界から一歩踏み出す

          「人の目は気にするけど、人の痛みは気にならない。」 SNSやエゴサーチ。社会から自分がどう評価されているかはとても気になるけど 若者が無差別殺人を行っても、元総理が殺されても、その被害者や加害者の心の深い闇に思いを馳せる事はとても少ない気がします。 もちろん僕自身もその一味です。情報過多な時代、いちいち起きている出来事に心を動かしていたら身がもちません。 社員が鬱になったり、精神疾患を患ったり、犯罪を犯してみたり 大切な人が生きる希望を見つけられずに絶望して自

          無関心で"いてしまう"世界から一歩踏み出す

          愛着課題、良心塾の事業

          良心塾で黒川さんと関わりながら少年院受刑者の課題を考えてみると、今の日本の課題が集約しているように感じられます。 以下は、 愛着課題(主に母親など、最も深い関係を持つ身近な存在との愛着が正しく作られなかった、欠落していることによる課題)を横軸 知能障害(知的障害と認められる70以下2%、臨界知能と言われる85以下は14%。学校のクラスでいうと70以下が50人に1人、85以下が30人クラスで4人)を縦軸で並べてみると 以下のような課題の全体像が見えてきます。 そして、愛着

          愛着課題、良心塾の事業

          今を生きる

          自分の意識はコントロールできると思うのです スポーツ大会。本番の前。どんな意識でいるでしょうか? 試合に負けたらどうしよう? どうせ自分が出せる結果はこの程度。 負けたらカッコ悪い、という未来への「不安」に呪縛された意識 過去に同じように本番で失敗した恐怖、 その後みんなをがっかりさせてしまった、 負けた相手が栄光を手にして自分は情けなかった「トラウマ」の意識 本番のステージに立つとき、このような未来への不安と、過去へのトラウマに意識を支配されていて、成果を出すことは