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「ギラン・バレー症候群になった私が二浪を経てやっと大学生になる話」6

自分の体験談が、少しでも誰かのためになるようにと思って始めたnote。
Twitter(あ、今はXか…)と連携させた方がもっと多くの人に届くのかな…?
どこか躊躇している自分がいます。謎。悩み中です。

今回は、12月の出来事について綴ります。
正直、記憶があまりありません。
こんなことがあったよーあんなこともあったなー
みたいなノリで綴らせていただきます。


免疫グロブリン療法後の12月。
すぐに身体が回復するなどそんな容易なことではなかった。
正直、あまり変わらなかった。
もちろん全く良くならないと言えば噓になる。
ただ、風邪薬を飲んで2日後には治っているというようなものではないということである。
ずっと寝たきり状態で、車いすに乗るのも一苦労
手にも脚にも力が入れづらく、人の手が絶対に必要
ほぼベッド上での生活が始まって、2週間?3週間?経っただけで、
こんなにも簡単に筋肉は弱くなり、身体の使い方を忘れるのかと思った。
病気が原因とは言え驚いた。
車いすに乗れば血圧低下。最高血圧70以下が当たり前
乗ってる時間が長いと血圧がより低くなる
歩きの練習ではなく、車いすに乗り慣れる練習から始まった
上半身は、何より痛みがひどく、腕を上げられないほどだった
手の動きの練習どころではない。
正直、耐えられないほどの激痛であったため、数種類の薬を服用していた。
(薬関連でいえば、朝夕の1日2回の皮下注射あり
この数種類の薬が後に私を苦しめることになるとは
誰も考えていなかっただろう……
この時期になっても受験を諦められなかった私は、ギリギリ動かせる右手を使って、10分でも勉強していた。
10分が限界であった、身体的にも精神的にも。
母も主治医もはっきりと浪人を進めることは一度もしなかった。
ただ、「人生長いから。」という主治医の一言が忘れられない。
この言葉は私の中にあった何かを変えてくれた。
もうこんな状態で受験することを諦めようか?
もう自分を追い詰めなくていいのではないか?
そう考え始める1つのきっかけにもなったと思う。
シンプルだけれど説得力のある優しい言葉であった。
しかし、こんな風に前向きに考えられるようになる一方で、
やっぱり沢山泣いてしまう日もあった。
突然機能しなくなった脚、手指、泌尿器、触覚
それによって出来くなった歩行、食事、入浴、排泄等々。
今まで"自分で"出来ていたことが"他人の力”がないと出来ないのである。
屈辱感、劣等感に何度押しつぶされそうになったことか。
今頃友達は受験勉強に励んでいる。
志望校合格に向けて頑張っている。



私は何をしているのか?_______________


そんな時、私の身体に異変が起こった。
リハビリテーション病院に移ってすぐの出来事である。
後に判明することであるが、薬の副作用によって高熱をだした。
前述したように、数種類の薬を服用していた訳であるが、
どうやら私の身体に合わなかったらしい。
1週間程、40℃近くの高熱に苛まれた。
解熱剤を飲んでも、数時間後には再び熱が上がる
毎日汗だくでも、毎日風呂に入ることはできない。
ただでさえ辛い毎日であるのに.........…最悪であった。
このせいでリハビリテーション病院からA病院へと戻ることにもなった。
(クリスマス前にリハビリテーション病院へ転院済み)
とにかく本当に本当に本当に最悪である。
年末年始が近いということもあり、
リハビリテーション病院へのは翌年1月に延長。
A病院で年末年始を過ごすことになった。
消灯した暗い部屋の中で"笑ってはいけない"をTVで見たことを覚えている。
私は、人生で初めて病院で年を越したのである。
何とも言えない空間であった。


本回もココまで読んでいただき、ありがとうございます。
病院で年を越すだなんてもう二度と経験したくないです。(苦笑)
健康に年末年始を迎えられるありがたさ。
今年は、3年ぶりにまともにクリスマス・年末年始を楽しめます!!
もうほんとーーーーーに嬉しいです。
もちろん、欲を言えば、完治した身体で楽しみたいですが……
可能な限りリハビリに通いつつ、充実した冬休みを過ごしたいです。
そういえば!noteの2023年の記録において、
読まれた回数464回となっていました!!!
……本当か?とちょっぴり疑いつつも、嬉しい気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます!!
もしかしたら、受験生の方も読んで下さっていたりするのかな?
12月後半にもなると過去問で思ったように点数が取れないだとか、
志望校対策と共通テスト対策の配分をどうしたらいいだとか、
受験校を変えようかどうしようかだとか、
様々な悩みがあったな~と、懐かしく思います。
私も最終課題や期末試験に向けて頑張らないとな!!!!!(笑)

次回は、リハビリテーション病院への転院前後の出来事について綴ります。

それでは。







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