【バーティカルSaaSスタートアップ調査】 2021年9月第1週に調達している世界の注目事例5選!vol.13
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【バーティカルSaaSスタートアップ調査】 2021年9月第1週に調達している世界の注目事例5選!vol.13

こんにちは😁
Gazelle Capitalのアソシエイト、近藤です!
先週は肌寒い日が多くなってきましたね。
季節の変わり目ですのでコロナだけでなく風邪にも気をつけてくださいね!
今週も資金調達を行った海外のバーティカルSaaSスタートアップの中で、私が気になった企業を5社ピックアップしました。
よければご覧ください✨


①販売体験プラットフォーム 「Walnut」

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https://www.walnut.io/

設立🏢:2020
拠点🏠:アメリカ
調達日🕑:2021/08/31
調達額💰:$15M
ラウンド🚉:シリーズA
今回の投資家👤
(リード)Eight Roads Ventures
(その他)SV AngelA.Capital VenturesAvishai AbrahamiGraph VenturesKenny StoneImmad AkhundMatt WyndoweJoe MontanaAlon Gamzu


【事業内容】
創設者の1人YoavVilnerは、前職で会社の営業担当者が製品のデモンストレーションを行うとき、よく製品が壊れたり別の部門の担当者に機能を追加してもらう必要があったりと問題や手間が発生することに気付きました。
その気づきから作られた「Walnut」は、カスタマイズされた製品のデモンストレーションをすばやく作成し、販売およびマーケティングプロセスに統合できるノーコードプラットフォームです。
この製品の一番の特徴は、デモを使った人がクリックする場所やCV率などのインサイトを収集できることです。そのインサイトにより、営業担当者が各会議前に業界などの傾向に合わせてデモをカスタマイズしたり、マーケティング担当者が製品のマーケティング戦略に役立てたりすることを可能にします。また「Walnut」はカスタマーサービスのオンボーディングからトレーニングなどのパフォーマンス向上にも寄与することができます。
「Walnut」は、今ラウンドで調達した1500万ドルを使用してアメリカやヨーロッパ、イスラエル全体でチームを成長させ、Webサイトにデモを埋め込むためのツールを含むテクノロジーとプラットフォームの開発に継続して投資する予定です。

記事リンク:https://techcrunch.com/2021/08/31/sales-experience-platform-walnut-raises-15m-to-improve-product-demonstrations/


②デジタルコーチングプラットフォーム 「CoachHub」

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https://coachhub.io/

Partech設立🏢:2018
拠点🏠:ドイツ
調達日🕑:2021/09/01
調達額💰:$80M
ラウンド🚉:シリーズB
今回の投資家👤
(リード)Draper Esprit
(その他)HV Capitalsignals Venture CapitalSpeedinvestRTP GlobalPartech

【事業内容】
プロコーチングの市場は、オンラインで簡単に繋がることができるようになったため何年にも渡って成長していました。そしてパンデミックをきっかけにトレーニングと自己啓発がほぼ完全にデジタル化され、近年市場は爆発的に拡大しています。
ベルリンを拠点とする「CoachHub」はデジタルコーチングプラットフォームです。人材教育に先進的な企業に対し、総合的な人材育成をグローバル規模で提供しています。現在60以上の言語で利用できる「CoachHub」では、AIを使用して6大陸の70か国で2,500人のビジネスコーチやウェルビーイングコーチ(※well-being coaches)をマッチングします。プラットフォーム内ではコーチとの定期的なコーチングセッションや、アクティビティの管理、コーチとのチャットを行うことができます。
「CoachHub」はセミナーやワークショップで得られた情報の85%は14日以内に忘れられてしまうため、多くのコストが誤って投資されていると言います。コーチングを行うことで、ビジネスにおいて生産性を向上させるだけではなく、従業員のエンゲージメントを高めたり、従業員の定着率を向上させるのに繋がるのです!

記事リンク:https://techcrunch.com/2021/09/01/coachhub-raises-80m-in-series-b2-round-as-coaching-goes-digital-in-the-pandemic/
(※"well-being coaches" は日本にない概念であり、キャリアや人間関係、メンタルヘルスなど様々な領域においてアドバイスをするコーチである)


③コールセンター自動化プラットフォーム 「Skit」

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https://skit.ai/

設立🏢:2016
拠点🏠:インド
調達日🕑:2021/09/01
調達額💰:$23M
ラウンド🚉:シリーズB
今回の投資家👤
(リード)Westbridge CapitalIAN Fund
(その他)LetsVentureSenseAI VenturesExfinity Venture PartnersKalaari Capital


【事業内容】
従来の音声ベースのコールセンターサービスは多くの費用がかかっていました。またパンデミックにより在宅勤務の混乱と金融不安の中で多くの人々が自身の資産の管理を行おうとしたため、銀行のコールセンターの通話量が前例のないほど増加しました。
「Skit」は人工知能と音声技術により、企業がコールセンターサービスの規模やエンゲージメントの課題を解決しました。彼らが開発したAIベースの音声自動化プラットフォームVIVAは、16以上の言語と160の方言をカバーしています。1,000万時間以上のトレーニングデータにより、人間のような会話を複製し話者の意図を理解し、様々な言語を使う顧客からの問い合せの解決を実現します。音声AIが企業への質問などを解決してくれる時代が来るのですね!
世界のコンタクトセンターの市場規模は今後も着実に拡大し、2027年までには4,960億ドルに達すると予想されています。「Skit」は音声AIプラットフォームVIVAで3,000億ドルの音声カスタマーサービス市場に対応する可能性があると創業者は述べています。
「Skit」は今回の2,300万ドルの調達により、多数の言語や方言が存在する東南アジア、およびアメリカを含む国内や世界市場でのさらなる成長を目指しています。

記事リンク:https://techcrunch.com/2021/09/01/skit-raises-23m-series-b-round-led-by-westbridge-capital-to-accelerate-its-growth/


④エンタープライズアプリケーション同士の統合により、仕事の効率化を図る 「Rattle」

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https://www.gorattle.com/

設立🏢:2020
拠点🏠:アメリカ
調達日🕑:2021/09/01
調達額💰:$2.8M
ラウンド🚉:シード
今回の投資家👤
(リード)Lightspeed India Partners
(その他)Ellen LevySequoia Capital IndiaiSeedJake Seid


【事業内容】
企業の多くは様々なエンタープライズアプリケーションを使用しています。ただそれらを確実に管理するのは難しくどうしても抜け漏れが起こったり、多くのアプリケーションを駆使しなければならないため時間がかかったりしていました。
「Rattle」はSalesforceとSlackなどをはじめ、世界で多く使われているアプリケーション同士を統合させることができます。例えば、今まで毎度Salesforceを開いて更新が必要であった主要な指標をSlack内のボタンを押すだけで更新できたり、Salesforceの更新がSlack内で通知されるためリードを把握、追跡することが容易になったりするのです。他にも「Rattle」によってたとえリモートであってもチームメンバーの活動を簡単に確認することもできます。「Rattle」を使用することでリード応答時間は75%短縮したことや、主要な管理プロセスに時間が掛からなくなったなど多くの使用者が効果を実感しています。
3月にサービスを開始した「Rattle」は、デモで製品を試した企業のうちコンバージョン率が70%を超えていて今後の成長が期待されています!

記事リンク:https://techcrunch.com/2021/08/31/rattle-raises-2-8m-from-lightspeed-and-sequoia-to-modernize-enterprise-sales-stack/


⑤市場調査に、知識管理プラットフォーム 「Stravito」

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https://www.stravito.com/

設立🏢:2017
拠点🏠:スウェーデン
調達日🕑:2021/09/02
調達額💰:€12.4M
ラウンド🚉:シリーズA
今回の投資家👤
(リード)Endeit CapitalhenQInventure
(その他)Creades AB


【事業内容】
市場調査やインサイトなどは一旦収集したとしても蓄積されていないため、十分に活用されていない社内資産の1つです。通常、かつて収集したコンテンツであっても見つけるのは非常に困難であり、重複したり、情報が適切に使用されていなかったりすることがほとんどです。
 スウェーデンのスタートアップ「Stravito」は、市場調査とインサイトを得るためのエンタープライズナレッジマネジメントプラットフォームです。内部および外部のデータソースを一元化し、『ナレッジが蓄積されたNetflix』を作成したのです。
これによりビジネス全体でより多くの洞察を活用してイノベーションを促進を行い、従来より優れた製品やキャンペーンなどを立ち上げることを可能にします。また社内で蓄積した知識を正しく管理することで社員の教育はもちろん、企業のさらなる成長への加速に繋がります。
過去調査した様々な情報を簡単に検索できることは、社員の仕事効率化に繋がること間違いありません!蓄積されていけばいくほど、付加価値の高い企業固有の優位性になるでしょう。

記事リンク:https://techcrunch.com/2021/09/02/stravito-raises-14-6m-to-create-a-netflix-for-enterprise-market-research/


今週も最後までご覧くださりありがとうございます🙇‍♂️

以上が2021年9月第1週に調達している世界の注目事例5選でした!
Gazelle Capitalはご紹介したような既存産業に対するソリューションとしてSaaSを提供しているスタートアップに多く投資をしております。
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