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失敗が怖いゲイが知るべき、なぜそうなったか、どうやったら克服できるかの話

『できれば何事もうまくやってのけたい』
『失敗したらどうしたらいいか全然分からない』
『怒られたらすぐ病む』
『一回自信なくしたら立ち直るまで時間かかりすぎる』

今回はこんな人に読んでほしいお話です。

なんでこんなふうに「失敗が怖くなってしまったか」を、社会背景からちょっと解説します。

その上でどうやったら克服できるかも実践しやすい形でお伝えしていきます。

失敗を怖くさせた「教育」

失敗したくない、かといっていつも成功するワケでもない。
なんならプレッシャーかかるとすぐ失敗するし、一度失敗したら負の連鎖にすぐハマって抜け出せなくなる。
そうなりたくなくていつもおどおどびくびく仕事してる。

という方、そうなってしまったのはアナタ自身のせいではないので、まずは安心してください。

こうなったのは今までの教育と社会がほぼほぼ原因になってるからです。

まず教育。

今の教育って、成功するための方法、正確には「できるだけ高い点数を取るために問題を正しく解く方法」を教えてくれます。

で、間違ったら何度も反復して覚えるまでやらせる。
できたかどうかはテストの点数で判断する。

これ、裏を返すと、失敗したときにどうしたらいいかをちゃんと教えてくれない、ということです。

そういう環境で普通に育っていたら、経験したことのない失敗という体験に対しての耐性が低くなってしまうのは当然です。

なので、失敗が怖い、怒られたくない、と思ってる人は、そういう自分に対して必要以上に自己嫌悪しなくていいです、大丈夫。

失敗したり怒られたりしたときにどうリカバリーすればいいかをそもそも知らない人は、こうやって増えてきました。

これをインターネット社会がさらに醸成しました。

「SNS」の居心地の良さの裏側にあるもの

もう生活の一部になっているSNS。

SNS上のコミュニケーションで何か失敗しても怒られても、その相手とのつながりを断てばそれでOKな部分、結構ありますよね。

ミュート機能、ブロック機能はそのためにあるものだし。

これは言い換えると、失敗したり怒られたりする環境を自分でコントロールして限りなくゼロにすることができるということです。

だからSNS上ってめっちゃ居心地良いですよね。
失敗が怖い人にとっては逃げ場のような。

でも、現実社会ではSNSのようにはうまくいきません。
特に自分の周りの環境をコントロールするのは、不可能に等しいくらいに難しい。
職場のような閉じた組織の中では自分の自由は全く利きません。
ミュートもブロックもできないので、何かあればガンガン自分の身に降りかかってきます。

だから失敗したり怒られたり、あるいは今まで経験したことがなかったようなことに直面したとき、『え…』とフリーズしちゃう。

SNSの環境コントロール性と居心地の良さは、こんなふうに失敗することの怖さをさらに増幅させる力も併せ持つワケです。

昔は「自然と」身につけてこれた怖さの克服方法

SNSでうまく情報発信をしてフォロワーを何万人も集められる人は増えました。

ネット上のノウハウをうまく活用して、動画編集とかライティングスキルとか、今の時代に即した稼げる技術を持ち合わせてる人もたくさんいます。

2~3年前に比べて中学生、高校生でもガシガシ稼いでいる方をよく見かけるようにもなったくらい、時代が動いている実感があります。

でも、失敗しても怒られても、自分自身でリカバリーできて成長し続けられるスキルを自然と身につけた人って少なくなってきています。
言い方は悪いですが、全部本やネットで得た机上の空論、ノウハウコレクター。

技術は冴えてるのに、メンタルは緩い。
言い換えると、テクニカルスキルはあるのにポータブルスキルがない

ポータブルスキルって職場で必要なスキルのことなんですが、例えば厚労省の8つの項目って見方を変えると「人との接し方」「世の中の渡り方」と言ってもいいですよね。

ポータブルスキルを初めて知った方は、ばっくりと知りつつご自身のスキルチェックまでできる厚生労働省のこちらのページをぜひ見てみてください。

ポータブルスキル=(今の職場以外の)どこへ行っても持ち運べて、なおかつ通用する実行力や対人能力

これ、本当なら小さい頃の友だちや大人との関わり合いで培われるものでした。

めっちゃ仲が良い友だちとケンカした
でも明日も学校で会うから何とか仲直りしなきゃ

この前遊びに行ったとき親戚のおばちゃんに怒られた
でもいつもよくしてくれるのに申し訳ないから謝りたい

部活の大会で期待されてたのに結果を残せなかった
顧問の先生に見放されたくないから何とかして挽回したい

昭和世代の人たちにはこういうこと、よくありました。

今みたいにいつでもどこでもネットを介して人とコミュニケーションが取れるワケじゃなかった分、その瞬間その瞬間で物事に取り組んだり解決したりを迫られる局面がめちゃくちゃ多くありました。

だから必死さもあったし頭もとにかく回転させて「どうやったら良くなる?」を考える必要が、いろんな場面であったワケです。

でも今は教育のせいで正解だけを与えられるようになり、失敗の機会を奪われました。
ネットのせいで人間関係が希薄になり、気まずくなったらミュート、ブロックがタップ一回でできるようになりました。

結果として現実世界での試行錯誤が簡単に、当たり前にできなくなる社会構造になってしまいました。

そう、だから、特にアラサー以下の人で失敗が怖いとか怒られるのが嫌だとか思っている人は、別にアナタ自身のせいではないんです。
必要以上に「メンタルが弱い自己嫌悪~~~」とならなくて大丈夫なんです。

病んじゃうのは誰にでもあるので、そういうときは落ちてしまってもいいんですが、自分自身の中に悪があるって考えなくてホントに大丈夫。

じゃあどうしたらいいの?!

と思った人のために、今回はちゃんと解決方法もお伝えします。

怖さを克服するための「間違いなく確実」な方法

怖さや嫌悪を克服するための方法とか考え方、状況の捉え方って、ネット上にもたくさん出回っています。

でもどれをやってもなんかしっくり来ないと思いませんか?

それ、何故かというと言ってる人、発信してる人の「個人の経験」だからです。
たった一人の人が当てはまった解決方法なんです。

だからアナタに当てはまるかは全く別。

特にSNS上にある情報って個人体験がめちゃくちゃ多いので、ぶっちゃけ参考になりません。

じゃあこの怖さを克服する方法はゼロなのかというと違います。

失敗がリカバリーできるようになって、自分の成長の糧にし続けられるようになるには、アナタ自身のことをよく分かってくれて、そのときどきにピッタリ合うアドバイスをくれる人の近くにいればいいんです。

全部助けてくれる人じゃないですよ。

うまくいった部分はちゃんと認めてくれて、失敗してしまった部分はなぜうまくいかなかったか、どうやったらうまくいくかをアナタ自身の中から引き出すキッカケをくれる人です。
あるいはナビゲートしてくれる人。

本当なら子どもの頃から周りの友だちや大人に揉まれて、自分自身で試行錯誤して得るのがポータブルスキルです。
でも大人になってから低いor無いことが分かった場合、じゃあ今から自分だけで試行錯誤しようか?というのは、社会状況的にムリ。
だってネット上にSNSがある前提で生活してるし、失敗したときどうしたらいいかの子どもの頃からの積み重ねが足りてません。

だから、できる人に頼ればいいワケです。

大事なのは人選です。

アナタの周りにいる「アナタのことを客観的に分かってくれる人」が適任です。
これは家族とか元からの知り合い、友だちに限りません。
職場の先輩でもカウンセラーの方、セラピストの方でもOKです。

さっき個人の体験では克服の役に立たないという話をしましたが、客観性がある人からのフィードバックは、アナタ自身の性格とか思考のクセを踏まえた上でなされるものなので、効果が確実です。

客観的な目線なので、厳しい言い方をされることがあるかもしれません。
でもそれは成長に必要な負荷です。

だからこそアナタをよく知らない人はもちろん、距離がめっちゃ近い人もフィードバック役にはなり得ません。

『人に頼るのはちょっと…』と思う人もいると思います。

自分自身でできればベストでしょう。
でも、厳しい言い方になりますが、現実問題それができなかったから今のアナタがあるワケで。

だからこそ人に頼ってください。

間違いなく確実に克服できるので。

自分で抱え込まず人に頼ろう

ということで失敗が怖い人って、そういう性格になってしまった土壌が社会にあって、自分でそれを克服するための試行錯誤する機会も与えてもらえなかった、それならできる人に頼って立ち直る手助けをしてもらおう、というお話でした。

自分も、今でも失敗するのは怖いし、自分のことをよく知らない人から何か言われるのが嫌です。

でもある人を信用してずっと近い距離でフィードバックをもらうことができた結果、そもそも会社組織に囚われない仕事の仕方で成功することができました。

失敗してもいいから始めようとか、アドバイスをもらう相手を怒られてもなんとも思わない人にちゃんと選ぶとか、自分の中にある怖さに目を向けなくてもいいような思考回路になれました。

これ全部、たった一人の方のおかげです。

たった一人でいいので、ぜひアナタのことを分かってくれるフィードバッカー、ナビゲーターを見つけてみてくださいね。

個人カウンセリング、始めます

カウンセリングというかコーチングというか、確実な手応えが出るまでお付き合いするくらいのスタンスの、ゲイ向けセッションを始める計画をしています。

今回のような失敗が怖い方も、彼氏ができない方も、どんな内容でも確実に変わった、うまくできるようになったと実感できるようにナビゲートできる内容にします。

詳細を詰めて報告していきますね。

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