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政府が推進したいのは「女性活躍」じゃなくて「女性からの社会保険料徴収」

最近、noteで30代女性の投稿を読んでいて、58歳の私は、大きな違和感を感じました。ワーママってそんな憧れるようなものだっけ?

冷静に考えてください。ワーママは、所詮は労働者なのです(一部のオーナーを除く)。そんなにキラキラできる存在でしょうか?
少なくとも、私が保育園ママだった21-15年前(ワーママという言葉もありませんでした)、保育園ママに対する世間の評価は、「お金のために子育てを犠牲にして働く可哀そうな母親」で全く「キラキラ」感はありませんでした。

令和は「共働きの時代」といわれています。
政府は「女性の社会進出」がその原動力という流れにしたいようですが、実態はどうでしょうか?

私は、3号被保険者廃止(まだ確定ではないですが、厚生年金加入条件の厳格化で実質的に廃止に)や、遺族厚生年金受給の5年有期化(7月末に公表。オリンピックや株安に隠れあまり話題になっていませんね)をサポートする根拠として、政府がでっちあげたスローガンだと思っています。

政府の本音
「老人を優遇してたら、お金無くなっちゃった。どっかの世代から制度を変えなくちゃ。いきなり施行したら、大混乱になるから困ったなー、でもいい加減問題先送りできないとこまできちゃった。
そうだ、女性が自らフルタイム会社員を希望しているってことにすれば、3号制度が廃止しても問題ないし、女性本人の厚生年金受給金額があれば、遺族厚生年金が5年でも問題ない。ついでに、働くママが格好いいってことにしたら、子供も増えるかも。いいこと考えちゃったー。スローガンは「女性活用」いやこの活用はよくないな。「女性活躍」これならいいかも?早速、メディアを利用して、国民を洗脳しなくっちゃ。

そして、まんまと国民は、御用メディア、御用学者、御用キャリアコンサルに踊らされつつあります。

ファッション雑誌「ドマーニ」はワーママをターゲットにした雑誌になり、「VERY」のカバーモデルも東大卒、元ゴールドマンサックスMDの会社経営者ママになりました。私にはこの流れが、胡散臭く感じられてなりません。
今話題の「虎に翼」さえ、政府のプロパガンダ番組にしか思えません。

子育てしながらフルタイムで会社員で働き続け、キャリアアップもする。そんなの無理ゲーに決まっているのです。誰もいいませんが、雇用均等法世代で社会に抗い「社会進出」した女性(私と私の同級生ですね)は、今アラカンになって、男性型の成人病を患っている人が多いです。私は、女性の社会進出が進むにつて、女性の寿命は男性の寿命に収束すると予測しています。
意外と年金問題は、ワーママの早死ににより解消できるのかも?とさえ思っています。

政府は、メディア総動員して「働くママ=キラキラ」を演出し、なんとか
未来の社会保険負担者を育て」つつ「自分も社会保険料を負担し、今の高齢者を支えてくれる」苦行を担ってくれるよう、ワーママを持ち上げているのではないでしょうか? さらに、ワーママが定年まで勤め上げ、その後、年金受給しないで早死にしてくれれば、もっと有難いのです(遺族厚生年金は男性の場合は、どの年代も5年有期ですから)。

私はこれに、戦時中の「名誉の戦死」の美化、バブル時代の「24時間戦えますか」と同じ臭いを感じます。数十年後に「キラキラしたワーママ」というフレーズが「あー、そんなのあったね(遠い目)」にならないことを祈ります。

しかし、日本人はいつの時代も洗脳されやすい国民性なんですよね。この「活躍」を、文字通りの「かつやく」と受け取っている人も多いと思います。その場合の「かつやく」が具体的に何を指すのか、人によって定義は曖昧ですが、「自己実現」や「承認欲求充足」を指していることが多いように感じます。

その結果、「自分は活躍していないのかも?」と子育て中の専業主婦の方が、自分探しをして悩んでしまったり、フリーランス3号被保険者が増えてしまったり(政府は対抗策として、フリーランスの収入からも社会保険料を徴収しようと検討中ですね)と、本来の目的の「女性からの社会保険料徴収」から違う方向にいっているケースも。

政府「女性も活躍してほしい」
女性「私も「かつやく」したい」

政府「じゃあ、社会保険料徴収するよ!手取りが減るけど我慢してね」
女性「じゃあ、活躍しなくていいです!私のしたいのは「活躍」じゃなくて「かつやく」なんです」

もっと書きたいことはあるのですが、政府にバン(noteにそんなのないのかな?)されても困るので、このへんで辞めておきます 笑。
















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