#13
Barブタ箱の話。
私は銭湯とサウナが好きで、昨年の4月頃から銭湯とかサウナのイベントに行くようになった。
それまでは足が重いというか、なんかちょっと斜に構えてて、そういう所に行ってなかったけどコミュニティが違う友達が欲しくて行くようになった。
そんな風に過ごしていた昨年の7月。
親友が『Bar ブタ箱』というところに行ったのを聞いた。そこは、日替わりでBarテンダーが変わる歌舞伎町にあるお店。親友が行ったのは、ライターのツマミ具依さんがやっていた木曜日。
私もツマミ具依さんのTwitterをフォローしていていつか行ってみたいなって思っていたところでそんな連絡があって、「じゃあ行くか!」ってなり一緒に行くことに。
ちなみにツマミ具依さんをフォローしてたのは、Twitterで10000日記念日の記事が流れてきて、「うわめっちゃ面白いことしてる人いるな!!」って思ったから。こうやってフォローした結果、色々な奇跡とかを起こすわけですが。
『Bar ブタ箱』は歌舞伎町のちょっと分かりにくいところにあって、Googleマップで調べながら行ってもたぶん初見だと絶対に素通りすると思う。私も普通に素通りして、先に入ってた友達から電話かかってきて、「おい、素通りしてんぞ!!笑」って言われて案内を受けてなんとかたどり着いたので。
初めてお店行ったときは衝撃でしたね。そもそも、歌舞伎町とはあまり縁がなかったからあの辺に行くこともなかったからドキドキしながら行ったし、いざ着いてみたらなんていうんでしょうか【部室】感が強くてとてもお店って感じではなかった。(めちゃくちゃ褒めてます。)だから、歌舞伎町という街中にあっても入りやすいかなって気はした。
お店はカウンターでMAXでも8人か9人くらいしか入れないであろう広さで、言ってしまえば“半強制的コミュニケーションスペース”となってます。
どういうことかと言うと、お店に立ってるツマミ具依さんとはもちろんの事、他のお客さんともコミュニケーションを取らざるを得ないという感じです。
これが凄く良くて、元々若干の人見知りな私のコミュニケーション力はブタ箱に行くようになって改善しました。
初めて行った時が一番の奇跡で、詳しくは私のブログの記事を読んで欲しいのですが。
高校の時の同級生とまさに奇跡的な再会を果たしたのです。ただ、高校の時にはほぼ接点なしで話したことないから初対面みたいなものですが……。
そこから再会した同級生とはちょこちょこ飲みに行ったりするようになったりしましたね。不思議な感じでした。たぶん同窓会的なので会ったとしても高校の時に面識ないから話さないだろうし、そうなるとこうやって半強制的コミュニケーションスペースのブタ箱で再会したからこそ、話をして仲良くなって、飲みに行けるようになったので奇跡としか言えないのかなって思ってます。
初回以降、仕事も忙しくてなかなか行けてなかったけれどもまたちょこちょこ行くようになってから色々な人と仲良くなったり話したりするようになりました。普段話せないような方々と会って話ししたり、ツマミさんの記事のお話聞いたりとにかく『楽しい』の一言につきるわけです。社会人になるとどうしてもコミュニティって狭くなりがちで、そもそも新しく誰かと友達になるってこともなかなか出来なくなるなかで、コミュニティが広がって様々な人に出逢えましたね。一緒に温泉行ったり、合コン行ったり、飲んだり、バーベキューしたり遊んだりする友達も出来たりして。友達になるってそんなに難しくなくて、ああやってお酒飲みながらケラケラ笑って話せる場所があれば簡単に仲良くなれるんだなって実感した。それで、他のイベントとかにも臆せず行けるようになって。ブタ箱行った後と前ではだいぶ変わって去年は激動の1年だったなって思う。
ブタ箱に来ているお客さんもいい人達ばっかりで、ツマミさんの人柄がそういう人達を寄せるんだろうなって感じている。人との出会いって大切で奇跡的なことなんだなって改めて感じたのがブタ箱でした。
そんなブタ箱ですが……諸々の事情により一度閉店してしまったわけなんですよね。とっても残念でしたが、直ぐに店名が変わり『ブタ小家 はなれ』としてリターンされました。毎週水曜日だけ、ツマミさんがバーテンダーみたいな感じでやってます。
相変わらず濃い方々が来ていて、話をするのも聞くのも本当に楽しいです。素敵な場所に出会えて良かったなぁと思います。
……歌舞伎町というなかなかマニアックな街ですが。
そんな訳で、ブタ箱、ブタ小家の話でした。
ツマミさんいつも楽しい空間をありがとうございます。
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