#33 相棒の話

私には"相棒"がいる。いや、もう今となっては"相棒"が居ただな。
酸いも甘いも一緒に経験してきたし、初めて行く銭湯やサウナ施設なんかは絶対に相棒と一緒だった。好きな女の子とデートに行くときももちろん相棒と一緒だったし、映画を観に行くときも。友達と旅行に行くときも必ず私のそばには相棒がいた。昨年行ってきた屋久島旅行の時ももちろん相棒と一緒だった。なんなら、私(がわ)=相棒って言われることもたまにあるくらい相棒とはいつも一緒だった。

特に銭湯やサウナに行くときに相棒がいないと私は盲目的になってしまい、もうそれは大変なことになってしまうわけで。しかし、相棒がいればそんなこともなくいつも通りの私で居られる。その銭湯の良いところやこだわりポイント、オススメしたいポイント等を見つけるには相棒の力を借りる必要があったからだ。相棒はそういう細かいところを見つけるのが非常に上手で、私だけだと気が付かないであろう所にも気が付く。「さすが、相棒だぜ・・・」って何度なったか分からないくらい。

私と相棒が出会ったのは今からおよそ4年前くらい。ひょんなことから相棒に出会い、そこからはまあずっとつるんでいた。というよりも、相棒も相棒で私がいないと意外に何も力が発揮できないのでお互いwin-winな関係だったと思う。どちらかと言えば、私が相棒の力に甘えていた割合の方が高いのだけれどもそれご愛嬌ということで許してもらおうと思う。

振り返ると本当に沢山の時間が必要になるくらい思い出が一杯の相棒とついに別れる時が来てしまった。私も相棒も別れることは一切望んでいなかったけれども、銭湯のお湯とサウナの熱さってやつはあまりにも残酷で。相棒とはお別れしなければいけなくなってしまった。

今後私はしばらくは相棒なしで、銭湯やサウナに行かなければならず初めて行く施設ではきっと戸惑いが大きいと思う。でも、その度に相棒の事を思い出して絶対に感謝をするだろうなって思う。なんて言ったって、私の相棒はあいつだけだから・・・。



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じゃあな、相棒。これからはコンタクトの時に伊達としてまたお世話になると思うよ。(私、ほとんどコンタクトつけないけど)
その時は頼むぜ、相棒!!

※この話は全て眼鏡と私の話です。

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