過去と未来のバランス

どうしても、人間は過去の話が好きだったりする。
例えば、過去の成功体験が忘れられずにずっとその話をする人、昔の話をまるで最近の話のようにする人、ずいぶん時間が経っているのに何度も同じ話をする人。結局のところ、『今現在に満足していない』『自分の理想とかけ離れている』だったりする。こういう風に書くとポジティブに捉えることができるけど、結局のところ【過去の栄光にすがるしかない】ってことになる。

SFの理論で行けば、過去を変えればバタフライエフェクトが起こって周りにも影響が出るけど実際どうなるか分からないですよね。なので、基本的に過去は変えられないものっていう考えの人がほとんどだと思う。そして、未来はこれからの事項なので自分の動き方次第で変えられる。まあ、結局のところバタフライエフェクトもこの未来への動き方って言うところからきているんだと思うけれど、実際の細かい理論は分からないので割愛しましょう。

過去は変えられないので、昔凄い経験をした場合や、何か大きい事をなしとげた場合、武勇伝、面白い話等々は変わりませんし誰も変えられません。だから過去話が多くなるんだと思う。かくいう私も、意識していないと過去話になりがちだったりするので大きな声では言えないのですけれどもね。

ただし、未来の話ばかりをすると多くの人はその人の事を夢想家と読んだり、単純に中二病って言って片付けようとする。つまり議論ができないし、先を見越したような話とかその時々の時事の話は出来なかったりする。それは、教育においてそういう事をやってこなかったってことが一つの原因だと思う。一方で、本来であれば文系理系関係なく大学で議論については十分学んでくるはずなのにそれができない人が多いってことはまあそう言う事なんでしょう。

話を元に戻します。
過去の話も未来の話もとにかくバランスが大事です。
どっちかに偏ってしまうと、面白味が無くなりますし興味が無くなる。
例えば私が意識していることですが、なるべく過去の話は繰り返さない(相手や場所が変わってもなるべく同じ話はしない)、荒唐無稽な未来話はせずに近い未来の話をするようにしてます。
鉄板ネタって言うのももちろんありますけど、その話の人ってイメージが付くのも嫌だし、過去の話してまで盛り上げたいとも思わないです。
逆に未来の話は好きなんです。妄想話って言えるかもしれませんが、先の事は何も決まっていないので広がりがあって楽しいんですよね。過去話ってもう完結してるからそれ以上の広がりが無いし、ツッコんでもどうしようもないから面白くならない気がしてならないんです。

結局のところ、常に話す内容はアップデートして行きたいなという所存です。小話を挟んだりして、出来る限り話す人とは楽しくしていきたいので過去話は避けたいところです。

というか、本当に過去の話ばっかり持ち出してくるやつって本当になんなんですかね。一種のマウンティングに近いと思うんですけどなんか腹立つんだよなぁ。

がわ


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