スラムダンク名場面から学ぶ:「一年のときからずっとだ!」

第12回目は、引き続き「スラムダンク名場面から学ぶ」について書いていきます!

4つ目に選んだシーンは、海南戦の直前に、赤木がチームメイトに言ったセリフ「一年のときからずっとだ!」です

こちらも感動的なシーンですが、正確には、「オレはいつも寝る前にこの日を想像していた…湘北が…神奈川の王者海南大付属とインターハイ出場をかけて戦うところを毎晩思い描いていた。一年のときからずっとだ」です

赤木が一年の時には、湘北は弱小校でした。中学MVPの三井が同学年にいたものの、怪我を機に挫折し、チームメイトに恵まれない2年間を過ごしています

チームメイトにも赤木の目指す目標の理解を得られず、正に孤軍奮闘状態にも関わらず、一年の時から毎晩インターハイ出場をかけた試合をすることをイメージしていた赤木の意思の強さには驚きを隠せません

周りから無理と言われようと、高くても明確な目標設定をし、そこに向けて愚直に努力をすればいつの日か達成できる…そんなことをこのシーンからは学びました

また、同時に、ビジョンの明確さというところでは、ウォルト・ディズニーの話を思い出しました

ウォルト・ディズニーは、その生涯をかけてディズニーワールドのオープンを目指して努力をしましたが、オープンしたのはウォルトの死後5年後だったそうです

その開園式に、ウォルトの友人達が集まって、ある友人が「ウォルトはこの景色をさぞかし見たかっただろうな」と言ったところ、別の友人が「何を言ってるんだ。ウォルトがこの景色を見ていたからこそ、ここにこうやって建設されたんだ」と言ったそうです

自分が生きている間にビジョンや目標が実現しなくても、それが多くの人を巻き込んでいくことで、自分の意思を継いでくれる後継者が現れる…

ディズニーだけでなく、そうやって、さまざまな企業や組織が繁栄し続けてきているのですね

ガウディというHNにしていますが、ガウディも自分の死後にもサグラダファミリアがバルセロナの街の人々の拠り所になるようにと願ってサグラダファミリアを建設したのでしょうか…

この状態が落ち着き、早く見に行ける日を心待ちにしています

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