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境界性パーソナリティー障害の妻、その6

今回のテーマは「写真アルバムが引き起こした嵐:彼女の涙と僕の気づき」です。

今回の話は今までの内容からすると、精神的ダメージはあまりなかったのでライトな話です。なんてうそです。衝撃を受けました。なぜこんなことをしたのか全く理解ができません。だってこんなことしたら怖いじゃん!って思うようなことだから。。。。。

まあ、ちょっと行動と発想が私の思ってることの斜め上を言っていたと言う話なので今回はさらりと読んでみてください。

と、話の続きのその前に大前提を!

ここから先は毎回記載している境界性パーソナリティー障害の概要説明なのでいつも読んでいただいている方は、流してしたのテーマのところまで飛ばしてください。

この記事は境界性パーソナリティーの妻の愚痴を書いている記事でも、批判している記事でもありません。ただの個性ぐらいに今では思えるようになりました。

普段は温厚で優しい妻・職場や近所では評判の妻が、突然、些細なことで、罵声を浴びせたり、自傷行為をしたり、勤務中にメールを執拗にをしてくる、挑発し、暴力を振るわせようと仕向け、自分を支配もしくは操作しようとしたり、周りに悪評を流したり、家族の悪口を言って家族と距離を置くようにしたり、友達にも悪いことを言ったりと、貴方を孤立させ支配するような行動がある、といったようなことはありませんでしょうか。

もしいくつか心当たりがあるとしたら境界性パーソナリティ障害の疑いがあるかもしれません。

この記事では私が体験した9年間の結婚生活と、生活の中での境界性パーソナリティー障害の妻との体験談の接し方によるエスカレートしていく行為、対処法などを赤裸々に公開します。

少しでも共感し心のストレスが減ってくれる方がいればと思います。

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症状と徴候
境界性パーソナリティ障害患者は自分が見捨てられたり,無視されたりしたと感じると,強い恐れや怒りを感じる。例えば,自分にとって重要な人が約束に数分遅れたり,約束をキャンセルしたりするとパニック状態に陥ったり,激怒したりすることがある。患者はこのように見捨てられるのは自分が悪いからだと考える。見捨てられることを恐れるのは一部には1人になりたくないためである。

このような患者は,他者に対する見方を急激かつ劇的に変える傾向がある。関係の早期には,患者は世話をしてくれる人や恋人になる可能性のある人を理想化し,多くの時間を一緒に過ごし,あらゆるものを共有するよう求める。突然,患者は相手が十分に気づかってくれないと感じ,幻滅する;そして相手をけなしたり,相手に怒ったりすることがある。この理想化から幻滅への移行は白か黒かという思考法(善と悪の分裂,分極化)を反映している。

境界性パーソナリティ障害患者は他者に共感し,思いやりをもつことができるが,それは必要な場合には相手が必ずそばにいると感じる場合に限られる。 

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この障害の患者は自分の怒りをコントロールすることに困難があり,不適切で強い怒りを生じることが多い。患者は自分の怒りを痛烈な皮肉,嫌味,または怒りのこもった長広舌で表現することがあり,無視または見捨てられたことについて世話をしてくれる人や恋人に対して行うことが多い。そのような怒りの爆発の後,患者はしばしば羞恥心および罪悪感を感じ,自分が悪い人間であるという感じ方を強める。

境界性パーソナリティ障害患者は自己像を突然かつ劇的に変えることもあり,自分の目標,価値観,意見,職業,または友人を突然変えることで示される。あるときには愛情を強く求めていたのに,次の瞬間には不当な扱いを受けたことについて当然のごとく怒ることがある。通常,患者は自分を悪い人間と考えているが,自分を気づかってくれる他者がいない場合などに,自分が全く存在しないように感じることがある。自分の内面を空虚に感じることが多い。

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気分の変化(例,強い不快気分,いらだち,不安)は通常数時間しか続かず,数日以上続くことはまれである;この変化は境界性パーソナリティ障害患者の対人ストレスに対する極度の敏感さを反映している可能性がある。

境界性パーソナリティ障害患者は,目標を達成しそうになったときに自らだめにすることが多い。例えば,卒業の直前に学校を退学したり,うまくいきそうな人間関係をだめにしたりすることがある。

衝動性が自傷行為につながることが多い。このような患者は賭け事をしたり,安全ではない性行為を行ったり,過食したり,向こう見ずな運転をしたり,物質を乱用したり,浪費したりする。自殺行動,演技,脅しと自傷行為(例,刃物で切る,熱傷を負う)が非常によくみられる。このような自己破壊的行為の多くは死ぬことを意図したものではないが,このような患者の自殺リスクは一般人口より40倍高く,患者の約8~10%が自殺により死亡する。このような自己破壊的行為は通常は養育者または恋人による拒絶,見捨てられる可能性,または失望により引き起こされる。患者は,自分が悪い人間であることを埋め合わせたり,解離エピソード中に自分が感じることができる能力を再確認したりするために自傷行為を行っている可能性がある。

上記のような行動が多くなると、周りの人間はかなりの確率で振り回されて消耗していきます。さらには自分自身がアルコール依存症やうつ病になってしまったり。子供にも影響して行きます。

では、どうしたら治療できるのでしょうか。

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境界性パーソナリティ障害の主な治療は精神療法です。

多くの精神療法的介入が,この障害の患者の自殺行動の低減,抑うつの緩和,および機能の改善に有効であるといわれています。

ただ、いきなり病院に行こうといっても行きたがらないのがほとんど、なぜなら自分でも生き辛さや違和感を持っていて精神病と診断されるかも。と思うので足が進みません。ただ、まずは気づくことの大切さを伝えなければいけません。また、彼女だけでなく自分自身や家族にも関わることという認識を持たなければいけません。

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今回は私が体験した9年間の結婚生活と、生活の中での境界性パーソナリティー障害の妻との体験談の接し方によるエスカレートしていく行為、最後に実践した精神療法をお伝えします。ただパーソナルな部分が多いので真剣に悩んでいる方だけにお伝えできるように途中から有料とさせていただきますことご了承ください。

それでは体験談の方に話を戻します。

今回のテーマは「実家のアルバムが歯抜けアルバムになっていた。」です。

タイトルで見ると何言ってるのかな〜?と思う方も多いかと思いますが、
この話は初めて妻が実家に来たときの話になります。

あるとき実家に挨拶に行くこととなり、彼女を連れていきました。
その時はまだ結婚のはなしはなかったですが、ちょっとお互い意識しているような言葉が出ている時期でした。

まあでも挨拶といっても、今お付き合いしている人がちょっとお茶を飲みに来るぐらいだったので、厳かな感じでもないですし、うちの両親も「あ、そうなの?」「晩ご飯も食べていく?」「何か好きなものあるのかな?」みたいな感じでちょっとしたイベントワクワクな感じでその日を迎えました。

そして彼女は、家について挨拶も早々に

「あなたの昔のアルバムを見たい!」と言い出してきました。

(おうおう!確かに俺の昔の写真を見たい気持ちがわかる。まだ出会ってそんなにたってないかんな!でも、着いていきなりとはなかなか面白い人だな!)

なんて思って、ガサゴソとアルバムを探しました。

まずは中学校の卒業アルバムや高校の卒業アルバムなど見て、

「へぇ〜、こんな感じだったんだ〜」

と何やら私の昔の姿を愛おしい目で見ているとても優しい女性の一面を見せていました。

卒業アルバムを見おわると

「もっと友達とか写ってる写真とかないの?見てみた〜い」

と可愛い声と表情で言ってくるので

「よっしゃ!さがしてくる!」

と言って学生時代や社会人になってから取ってあった写真をいくつかアルバムにしていたのがあったのでそれを持って彼女に見せました。

すると彼女は

「へぇ〜、今よりちょっと痩せてるね!」

「なんか、子供っぽいけどかわいい!」

「今の方が大人っぽくていいね!」

と、何やら絶賛のアルバム閲覧会!私も気分が良くなってきて

「そうそう!これは高校の時の〇〇でみんなでバーベキューしてこんな面白いことがあったんだよ!」とか

「大学の時にこういうイベント企画してたくさん人が来てくれて嬉しかったんだー」

など、思い出を語っていました。

すると、突然


「この横に写ってる女ブサイクだけど元カノ?」

と言ってきました。


私「・・・・・・・?」


彼女「・・・・・・やっぱりそうなんだ・・・・・」


私の心(いやいや!ちがうちがう。そこで黙ってたわけじゃなくてあなたの声のトーンと言葉使いの「・・・この女ブサイクだけど・・・」の部分が急に豹変したから!怖かったから!だから黙っちゃっただけ)と心の中で唱えつつ。。。


私「え?この女の人?」

彼女「そう」

私「付き合ってた人じゃないよ!」

彼女「あっ、そうなんだ、じゃあこの変な顔の人?」

私「いやその人も違うよ」

彼女「なんでこんなブスばっかりと写真撮ってるの?友達の趣味が悪かったんだね!この時付き合ってた彼女もどうせブサイクだったんだろうね。笑」

(へっ?なんでそんなこと言うん?もし仮にあなたの興味のないような容姿だったとしても、まず相手が好きになった人なんだから言う必要もないしそもそも、好きな相手の過去を否定するようなそんなこと言わんでも良くない?)

(へっ?さっきまでのなんかいい感じのアルバム観賞会どこいった?)

私は今なら大きな声で言えます。「まず人を平気で本気のトーンでブサイクというお前がブサイク」だと

ただこの時の私は、彼女の豹変したトーンに訳がわからず、絶対に冗談でもないこの言葉たちに圧倒され、ただただ苦笑いしかできませんでした。

ちょっと一旦落ち着こうと思い、お茶とお菓子を準備してくると伝えて、その部屋を離れました。

頭の中で色々と考えました。

きっと彼女は昔の彼女を思い浮かべてしまい、嫉妬心が生まれてちょっと機嫌を損ねて悪態をついてしまったのかな?

なんて思いながらコーヒーとお茶を入れてちょっとした茶菓子を準備し部屋に戻りました。

すると、なんと彼女は泣いてベットに蹲っていました。。。。。


「・・・・・・・・へっ?」


なんか急に体調が悪くなったのかな?

私が「大丈夫?」と声をかけると、

「なんでこんな写真見せるの?私が昔の彼女とかみたら悲しむとか思わないの?ほんっとに最低。きっと今まで付き合ってきた人たちもそんなことすら考えることのできない、最低の人たちだったんでしょうね。」

この時の僕はまだまだ、ひよっこ男だったのですぐにこう思いました。


私の心(なんで、彼女が傷つくようなことをしてしまったんだ・・・・・。俺がこのアルバムを見せなければ彼女は傷つくこともなかった。・・・・・。。。。

ん?・・・・・。俺が見せたんだっけ?見たいって言ってきたのあっちだったよな。。。。てか、そんなことで泣いているのなんで??・・・・。過去の写真。。。まぁ確かに若かりし頃の思い出とはいえ別に横に写ってるだけだけど、でも女性はそういうのいやなのかな・・・・。今度ちょっと整理しておこう。そもそも、実家にたまたまあったこのアルバムだし、自分もこのアルバムあったの忘れてたくらいなんだけどなぁ。。。。)

なんて思っていると、

彼女「ほんっとに最低!!!私が来ることわかってるならこんなもの処分しておいてよ!あなたって本当に最低の男ねっ!」


私「・・・・・・・・・。」

ちょっと流れがわからなくなってきた私は、「ちょっとしたで茶菓子でも探してくる」かなんか言ってその場を離れました。

私(・・・・??????こんなに言われる筋合いあるかな・・・・、というよりとにかくこの怒りを沈めてあげなきゃ!!彼女は何やら悲しんで、怒っている!そして元彼女でもない人にも怒ってとにかく過去の異性を見てしまったことに怒りを覚えている。その人たちは何も関係ない友達なだけという説明、もし彼女がいたらこれは整理するということを伝えて、安心させなきゃいけない!!!!!)

と、私は彼女の怒りを受け止め心を穏やかにする方法はないかという選択をしました。というより、争い事が嫌いなのでとにかく穏便に済ませたいという気持ちが当時は強くあったのでこちらの意見をいうよりは、彼女の意見を受け止めて対応した方が早く解決すると思ってその行動をとったと今では思います。

それでは、あの時私はどのように対応すれば良かったのか?
相手の場合によりますが大きく3パターンがありますので
そちらをご紹介します。


パターン1:彼女がすぐに落ち着つきそうな場合

おそらく、彼女の感情に対してすぐに和解の方向に導く方法が一つの答えでしょう。このシナリオでは、もし彼女がすぐに落ち着くためにどのように対処すべきだったのか、具体的な方法をアドバイスとしてお話しします。これを参考に、同じような状況に直面した際に役立ててください。

パターン2:共依存が強い場合

共依存が強い関係においては、特に繊細な対応が求められます。このシナリオでは、もし彼女との依存関係が深まる中でどのように対処すべきだったのか、具体的なアドバイスをお伝えします。これにより、似た状況での対処法を学び、関係性をより健全に保つ手助けとなるでしょう。

パターン3:距離を取る場合

場合によっては、距離を置くことが最善の選択となることもあります。このシナリオでは、冷静さを保ち、距離を置くことで問題に対処するための具体的なアドバイスをお話しします。距離を取る選択がどのように関係性に影響するのかを理解し、必要な場面で実行できるようにしていきましょう。

それではそれぞれのパターンを見ていきましょう!

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