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【 そして誰もいなくなる 】今邑彩 読書記録(短文1分弱)

≪事件解決まで全て序章。二転三転する内容に終わりまで目が離せない≫
【 内容 】
1993年に発表されたミステリー小説、1996年に文庫化。

10年以上後の2010年改版。そして増版。じわじわと人気が出ている27年以上前の推理小説だそうです。本屋さんオススメにて購入。

簡単にはじまりを語ると
超有名推理小説、アガサクリスティ
「そして誰もいなくなった」を女子高演劇部が公演中の舞台上で事件が起る。

その後、次々と「そして誰もいなくなった」のストーリー通りに、見立て殺人が続いていく女子高生連続殺人事件。
帯にもあるように「事件解決」まで全て序章??? 確かにその通りでした。
後半の二転三転する『あれよあれよ』な展開、伏線回収には思わず息を飲む内容。

20年以上前の昔を感じれるのは、携帯電話、ポケベルすらなく、連絡手段は固定電話、子機、ファックス。
DNA鑑定とか防犯カメラも、もちろん存在しない。 

文章も確かに今時使わないような言葉が多少あり、当時の女子高生も今は40代後半、懐かしい部分もありました。
コギャル登場前ですね。

あとがきにて、この作品は「遊び心の一種」として「そして誰もいなくなった」を『本歌取り(オマージュ、リスペクト、よいしょ)』と、いわれる手法で使用したと、本人、今邑彩さん、自らコメントしていてビックリ。
著作権問題とかでずいぶん悩んでたようです。

今邑彩さんはすでに他界されているそうですが、たくさんミステリー小説作品を残しているそうですので、他の作品も読んでみたいです。

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