【 推し燃ゆ 】宇佐美りん 読書記録(短文1分弱)
≪この感情は『恋』or『愛』から、現代は三つ目『推し』が、加わりました。≫
【 内容 】逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり
ある日突然、推しが炎上し――。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。【第164回芥川賞受賞作】
広告文より
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飲食店を経営してますので仕事柄、普段から大学生バイト達と一緒に働いているのでわかるのですが、とても今時の娘達の気持ちを分かりやすく代弁していて驚きました。
韓流、アイドル、YouTuber、
人気声優や、二次元(アニメ、ゲームキャラ)
「推しを推す」こんな娘がここ数年、ホント何人もいるので読んでいて面白かったです。
この感情は『恋』or『愛』から、
現代は三つ目『推し』が、加わりました。
宇佐美りんさん、新人作家21歳。
表現法方が斬新でひとつひとつの文学的な、何気ない行動観察力、凄いですね。
これからも10代20代、同世代の気持ちを代弁してもらいたいです。若者達の今を知ることで誤解せず、より理解が深まれば幸いです。
【一部抜粋】
※携帯やテレビ画面には、あるいはステージと客席には、そのへだたりぶんの優しさがあると思う。相手と話して距離が近づくこともない、あたしが何かをすることで関係性が壊れることもない、一定のへだたりのある場所で誰かの存在を感じ続けられることが、安らぎを与えてくれるということがあるように思う。
何より、推しを推すとき、あたしというすべてを懸けてのめり込むとき、一方的ではあるけどあたしはいつになく満ち足りている。
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