たぬき女将/郷土料理研究家

郷酒@神保町の女将兼料理人。哲学科卒。米農家生まれ。好きな食べ物はおにぎり。(次点は… もっとみる

たぬき女将/郷土料理研究家

郷酒@神保町の女将兼料理人。哲学科卒。米農家生まれ。好きな食べ物はおにぎり。(次点はネギ) ご飯にあう料理とお酒にあう酒肴を日々探究中。 全国の農家・漁師・生産者さんを応援したい!! 好きなものは料理と酒と音楽と本と鉄道と旅、映画とラジオと美術館と寄席。

マガジン

  • 郷酒 厨房 日記

    東京九段下/神保町にある小さな居酒屋『郷土料理と日本酒のお店 郷酒』 食べること飲むこと大好き!な料理人でもある女将が、季節の食材のストーリーと、こだわりのお酒、旬のおつまみレシピなどをつづります。

  • おうちごはん

    おうちごはんは気取らず、気張らず。

  • きょうのおかず(郷酒のランチ定食)

    ランチは、唐揚げ、マグロの山かけ等定番メニュー他、毎日お肉やお魚、刺身など日替わり定食をやっています。おかずのヒントに是非!

  • お魚食べよ♪【365日の魚介レシピ】

    きっかけは東北食べる通信などで出会った漁師さん達の想いでした。 『どうしたら、みんな気軽にお魚を食べてくれるかなぁ』と。 毎日の魚介料理がちょっと身近になる、楽しく作れる、そんなレシピを目指してます!!

  • 歓杯!!【おつまみペディア(仮)】お通し・酒肴レシピ

    お酒に合う!おつまみレシピ。せっかくなら、お通しから美味しい店でありたい。乾杯の数だけ口福があります。 旬のもの、出来立ての酒のアテ。気まぐれ更新ですが、レシピ投稿します!

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おばあちゃんの手 〜山菜の話〜

山菜の季節なので、張り切って山菜を故郷から取り寄せてはせっせと料理している。 山菜は、買うと結構いい値段するけど、田舎ではそこら辺に生えているご馳走だ。旬の時期に小一時間も沢や山、林の中を歩くとカゴ何個分も取れたりする。 さらには、各地区に山菜採り名人がいて、いただくことも結構ある。もらってばかりでは悪いので、代わりに畑でとれた野菜や、これもいただきものなんだけどの食べもの、沢山作った郷土菓子などをお返しにする。あげたり貰ったり。 そうやって田舎の食卓はあまりお金をかけ

    • しっかり食べて、よく休んで、粘り強く真っ直ぐに。

      今回は、普段のレシピとはあまり関係ないことを書きます。WBC、侍JAPANの試合、優勝を見て、感動していてもたってもいられなくなったからです。 私は大谷翔平君の地元出身です。 大谷君のインタビューが話題になり、とてもとても嬉しく思いました。 MVPの大谷翔平選手、「どこの惑星から来たの?」と聞かれ、どう答えた? その一言が素朴で最高だった (ハフポスト日本版)   大谷君の、あの田舎からここまで努力して到達したその姿は、 まずはじめもしないうちに周りの否定的な言葉で

      • 寄稿しました♪

        「蕎麦打ち」を自分でしてみませんか?必要な道具・打ち方など料理人が解説 https://www.homes.co.jp/life/cl-hobby/cm-cooking/34946/

        • +7

          岡山グルメ とっても美味しかったです♡

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        おばあちゃんの手 〜山菜の話〜

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        • 歓杯!!【おつまみペディア(仮)】お通し・酒肴レシピ
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        • 家キャン♪空想キャンプご飯レシピ
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          うちの店では、欠けた器を簡易金継ぎしながら使っています。お気に入りの器を長持ちさせられる金継ぎ、趣味としてもおすすめです!! “金継ぎ”に挑戦!お気に入りの器を自分で直して長く愛用する暮らし https://www.homes.co.jp/life/cl-column/cm-culture/33627/

          うちの店では、欠けた器を簡易金継ぎしながら使っています。お気に入りの器を長持ちさせられる金継ぎ、趣味としてもおすすめです!! “金継ぎ”に挑戦!お気に入りの器を自分で直して長く愛用する暮らし https://www.homes.co.jp/life/cl-column/cm-culture/33627/

          漬物が上手くできた時は、ごちそうじゃなくても、嬉しさと美味しさで脳の一部がほぐれる気がする。 梅干しの漬け方の記事書きました。 【梅干しの作り方】初心者でも簡単!梅仕事を楽しむ暮らしの体験談 https://www.homes.co.jp/life/cl-hobby/cm-cooking/33491/

          漬物が上手くできた時は、ごちそうじゃなくても、嬉しさと美味しさで脳の一部がほぐれる気がする。 梅干しの漬け方の記事書きました。 【梅干しの作り方】初心者でも簡単!梅仕事を楽しむ暮らしの体験談 https://www.homes.co.jp/life/cl-hobby/cm-cooking/33491/

          【365日の魚介レシピ】簡単なのに料亭みたい〜とろろ蒸し〜

          自分で作ったお題に縛られる私。 店のメニューや献立もマンネリになって、なんて面白味がないのだろうと、自分で自分を責めるという時が多々あります。 とある忙しい日、 朝その日の仕込みをして、昼目の前のオーダーをこなし、どんどん返ってくる洗い物を洗い片付け、合間の休憩に夜と明日の仕込みをして、また夜のオーダーをこなし、返ってくる食器を洗い、片付け、掃除して、気づいたら1日の営業が終わっています。 クタクタで何も思いつかない、明日からメニューどうしよう、頭空っぽという日もあります

          【365日の魚介レシピ】簡単なのに料亭みたい〜とろろ蒸し〜

          我が家のお雑煮

          今年も美味しく作りやすいレシピが書けるよう、精進を重ねて参ります。 年末年始は帰省し、たまの親孝行でせっせとごはん作りをしていました。 我が家のお雑煮は、 大根、人参、鶏肉、ネギ、青菜(せりなど)、イクラが入り、醤油味のお汁です。干し椎茸の出汁が入ることもあります。 作り方としては、鍋に出汁をいれ、細切れの鶏肉、拍子木切りの大根、人参を入れて煮立て、アクを引き、火が通ったら醤油、みりんで味をつけます。(めんつゆで味をつけると簡単です。) 餅を別で焼いておき、椀に入れ、沸

          【365日の魚介レシピ】鮮度と下処理が肝心!!〜あん肝ポン酢&あんこう鍋〜

          居酒屋メニューでお馴染みのあんこうの肝の蒸し煮、あん肝。寒くなって来ると、鮟鱇の旬、なので同時にあん肝も旬を迎えます。 既製品や冷凍品が年中出回っていますが、私は旬を大切にしたいので、旬の時期の国産の鮟鱇を肝付きで取り寄せ、そこから取り出した肝で作ることが多いです。あんこう鍋といえば、茨城の北茨城や大洗あたりの郷土料理とされていますが、意外と三陸や青森でもあんこうの水揚げがあるんです。 スーパーでも生のあんこうの肝やあんこう鍋セットとしてのあんこうの身が売られていますよね

          【365日の魚介レシピ】鮮度と下処理が肝心!!〜あん肝ポン酢&あんこう鍋〜

          【365日の魚介レシピ】胡麻サバならぬ胡麻ブリ

          九州の郷土料理って、なんでも結構美味しいですよね!(いや、美味しい郷土料理は全国どこでもたくさんありますが) 中でも、私が大好きでよく作るのがこのお刺身の胡麻醤油漬け!!!! 胡麻サバとかりゅうきゅうとかありますよね。胡麻醤油のタレと絡まったお刺身の旨みといったら!! ご飯にもお酒にもあい、大量調理にも向いていて、優秀です!!先日のご宴会コースのお造りでもご提供しました。旬のブリ(ワラサ)を使って。 胡麻ブリのタレ レシピ サバも大好きなのですが、アニサキスに当たったこ

          【365日の魚介レシピ】胡麻サバならぬ胡麻ブリ

          【365日の魚介レシピ】白身魚のバター蒸し〜鍋材料の残りで〜

          急激な冷え込みも感じるようになり、鍋料理が嬉しい季節になりました。 おかげさまで店の方が忙しく、日々の日替わりメニューや旬のおすすめメニューを考えるのに忙しく、noteの更新が滞っておりました。 このままだと、更新記録が途絶えますよー、という通知(そんな機能もあるんですね)がnoteからきたので、久しぶりに書いてみることにしました。 鍋料理で余ったお魚でさっと作れる魚料理です。白身魚(タラとか真鯛とかスズキとかハマチでも)や鮭が合います。合わせて蒸し煮にするので超簡単!な

          【365日の魚介レシピ】白身魚のバター蒸し〜鍋材料の残りで〜

          仲間に感謝♡

          怒涛の一週間の営業を終え、やっとお休み。 初めて東京競馬場に行ってきました。  競馬目的というよりピクニックで。 すごいですね。内馬場に遊具がたくさんあって、子供たちがわーわー、キャーキャー遊んでいて。コースが広いので、時々通り過ぎるお馬さんを遠目に見ることはできますが、もう、ほぼ、デカい公園でした。 イタリアンで働いていたときの仲間に誘われてその子供達と一緒にいって遊んできました。 地元にいるときは、割とクールぶってたというか、友達も少数でいいや、という態度だった

          【365日の魚介レシピ】ダル暑い日に。野菜×魚料理レシピ

          ※張り切って書き始めてはみたものの、誤字や編集のアラが目立つ、中途半端な私。そんなこんなですが、お寄りくださりありがとうございます。 今年は6月終わりから7月にかけて、こんなに暑かったことはないくらい暑かったですね。そして、9月に入っても依然としてまだまだ暑い日がやってきますね。 東北出身で、先祖代々も北の人間なので、DNAは北国仕様なのか、本当に暑さがこたえます。料理人20年やっていますが、夏は厨房は暑いし、家のキッチンに立つのは億劫ですね。 こんな時こそ、夏野菜やタ

          【365日の魚介レシピ】ダル暑い日に。野菜×魚料理レシピ

          【365日の魚介レシピ】カツオは炙りたてに限る。

          初鰹から戻り鰹まで、一年の半分くらいずーっと楽しめるカツオ。うちの店でもファンが多いので、時期を見て、良さそうな時はいつも仕入れています。特に、夏の終わりからから秋は戻り鰹と言って、脂の乗ったカツオが出回ります! スーパーでも、魚屋さんでも、カツオを買っておうちで食べる時は、是非、皮付きのサクで買うことをおすすめします!経験上、カツオのたたきを美味しくいただくには、 ・生の新鮮なカツオを使う。 ・できれば豪快に直火で炙って、あぶりたてをいただく。 この2点がコツだと思

          【365日の魚介レシピ】カツオは炙りたてに限る。

          何しろ大自然育ちなもので。

          上京して23年、人生の半分以上を東京で過ごしているけど、本質的には野生児のつもり。 東京の夜景には感動するし、都会は便利だし、スカイツリーには心躍るけど、やっぱり自然に触れていたい。 豪華な料理もいいけど、米ととにかく野菜、特にクセのある野菜とか風味の強い葉っぱとか食べていたい。 薬を飲むより、身体に良い食事やお茶を摂取したり、あとはひたすらに休んで自然治癒を信じたい。 秋の「食べられる野草」って何がある?自然を食で楽しむ暮らしのすすめ  https://www.h

          何しろ大自然育ちなもので。