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冬眠しよう!春までの貯え方

季節に関係なく仕事や家事を一所懸命に頑張っている方が沢山居られす。
日本人はとてもテンションが高い人が多いと思います。とにかく頑張らなきゃ、とね。

たとえば旅行に行くとすると、あっちに行って、こっちにも行って、あれを食べ…、と予定を目一杯入れますものね。陽気溢れる海に行ってもとにかく動き回ってます。

最近の外国、とくに米国、ヨーロッパからの旅行者を見ると、日本人はほとんど行かないひなびた田舎に行って地元の方と交流を持ったり、その地方の伝統文化や料理を楽しんだり,生け花を習ったりしてゆっくり時間を過ごす方が増えてきているようです、時間の使い方が全然違うなぁ、と感じます。

さて、天の動きをよく見ると緩めて閉じるという風になっています。むすんで開いてという風にね。
「むすんで 開いて 手をうって むすんで
また開いて 手をうって その手を 上に~♬」
作曲はなんとフランスの思想家のジャン=ジャック・ルソーなのだそうです。

私達の体をよく見ると、同じようにむすんで開いてというふうに動いています。心臓は縮んで酸素や栄養を含んだ血液を全身に配り、開いて汚れた血液を戻す。肺は開いて酸素を取り込み、閉じて(縮んで)心臓から戻ってきた汚れた空気を吐き出す、胃も腸も。入れて出しての繰り返し。海の波も寄せては返す波の音。歩くのも右、左、右、左と交互に出す。自然も同じ動きをしています。夜(陰)が来て太陽が出る朝(陽)が来ると言う風にね。

冬は「腎の季節」。命のエネルギーも知識もじっくりためる季節です。そして冬は来たる春の芽生え(命の躍動)に備えておく季節なのです。もし、冬も休まず頑張りすぎると、休憩しないわけですから壊れてしまいます。それが病気。強制的に休みなさい、寝ていなさいとなるのです。

私がガンになる前、夕方になると眠くて眠くて小一時間寝ていました。眠っている間に体は大事に至らないように治してくれていたわけです。いやぁ~ありがたい。

睡眠は体の壊れたところを修復する働きがあるのです。しかしアホな慎一郎は頑張らなきゃ、と休みなく働き続けていましたから大事に至ってしまいました!

さて、人類を初めとする命は太陽が燦々と降りそそぐアフリカで誕生しました。つまり命の大元(おおもと)は太陽=陽気です。太陽の太は大きい、太いという意味もありますが、「おおもと」、「始まり」、「 起こる」という意味があり、私としてはこのとらえ方が一番ふさわしい、と考えています。

虫やけもの、鳥、海藻、魚介などありとあらゆる命はこの太陽の陽気から始まり、食べあるいは食べられ、大きな循環で円をつくっています。

大日如来は宇宙そのもの、宇宙の全て、森羅万象であるとされていて、この世の最高位の存在、根本仏と言われています。このお日さま(大日如来)の陽気をあらゆる命は夏の太陽から取り込みます。そして秋から冬にかけての陰の気に包まれる寒い季節に身を守り、次世代を産み出す大切な働きをしています。

これがもともとの自然原理ですが、今の時代、仕事場は太陽ではなく蛍光灯のもとですね。そしてエアコンで温度調節をしていますから、本来の陽気をしっかり取り込むことができなくなってしまいました。

海や山に行って太陽にあたり陽気を体に取り込むのはとても大事なのですが、昨今は仕事が忙しくて、休めるのは4,5日。長くても一週間ほどでしょうか。陽気を取り込む時間がない。繰り返しますが、これが心の病気、体の病気を作り出す大元(おおもと)なのです。

ではどうすれば良いのか?それを知ることが肝心要(かなめ)。

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