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研究者志望へのアドバイス

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2020年6月の記事一覧

大学の基礎実験に対する思い出と旅行の共通点(らしい思考×らしい思考=現実)

おはようございます!旅行に行く時間もお金もありません!

ところで大学の基礎実験から得られる物があまりにも多すぎるのに、得られなかったという後悔が、多すぎるので一応書き留めておきます。

大学の基礎実験は基本的にどんなに難解な理論と、どんなに一見難しそうに見える実験でも過去の、誰かの研究です。

ここで、皆さんかなり勘違いしている人が多いです。というか、理系が理系たる所以、秘密はここにあります。

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早稲田卒からみた研究者志望へのアドバイス④

続き。

という事で厳密さへの追及がモチベーションと書きました。

そしてアドバイス

①セレンディピティ-は人にあげる。

突飛なアイデアや、誰にも思いつかない素晴らしいアイデアにより、後々大成功する、という夢や希望は捨てるべきである。これは自然科学の持っている本来の法則とは別の物である。

これは貴方が将来大成功した時に結果的に「あー、偶々発見したんだなー」って振り返った時に思うもので、最初か

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早稲田卒からみた研究志望へのアドバイス③

早稲田卒からみた研究志望へのアドバイス③

続きます。

そもそも、研究とは根底に「自然科学の原理原則の究明及び応用」がありますので、必要なのは厳密さの追及です。

「自動車を走らせるには?」「人口知能の開発」をしたいと思うなら、その先にあるのは「異常な位正確で厳密な」設計であり、「異常な位正確で厳密」を追及したい!という欲求の上に、実験計画なり、応用なり、講義の授業、実験があります。

何故、異常な位正確で厳密さを追及するのかと言えば、異

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早稲田卒からみた研究者志望へのアドバイス②(時間の概念と歴史認識、記憶の歪みから)

続きます。

そもそも、時間とは過去から未来に向かって一直線に、ベクトルを持って流れているのですが個人の記憶とは、過去から現在まで正確に時系列を持って把握できず、感覚的に、ある一時を断片的にしか記憶出来ません。(実は空間に歪みがあって、時間の流れも飛び飛びだとか、日本人は四季の影響で、螺旋状に時間を認識しているとか、色々あるけど)

したがって、歴史も正確に把握する事が困難で、おそらく、こうだった

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早稲田卒から見た研究者志望へのアドバイス

早稲田卒から見た研究者志望へのアドバイス

研究者志望の方、思ったより多いみたいなので、基本的なアドバイスと心構えを。

①東大卒研究者から京都大学卒研究者を見て

「あー、こんな感じでやれば、研究者になれるんだ??へー」って位レベル知能共に、差がある位研究者にも差がある。って事を知るべき。

→「東大卒なのに、こんな事も知らないの?」という意味は「京都大学卒の研究者を見て、批判する権限が与えられている、あるいは仮に京都大学卒の超優秀な研究

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