早稲田卒からみた研究者志望へのアドバイス②(時間の概念と歴史認識、記憶の歪みから)

続きます。

そもそも、時間とは過去から未来に向かって一直線に、ベクトルを持って流れているのですが個人の記憶とは、過去から現在まで正確に時系列を持って把握できず、感覚的に、ある一時を断片的にしか記憶出来ません。(実は空間に歪みがあって、時間の流れも飛び飛びだとか、日本人は四季の影響で、螺旋状に時間を認識しているとか、色々あるけど)

したがって、歴史も正確に把握する事が困難で、おそらく、こうだったよね。おそらく、こういう事が現在起きているよね!としか認識出来ません。

現在の研究に対する、将来振り返った時の思いも同じです。

「現在の研究テーマ」→難し過ぎる!絶対成功しないよ!

「20年後に同じテーマを振り返る」→絶対、成功したでしょ!なんで、20年前向きの僕はこんな簡単なアイデア思い付かなかったんだ!

つまり、日大以上の大学卒が東大の研究室で、めちゃくちゃ難しい研究テーマに取り組んでも、20年後に同じテーマを振り返ってみると

「あれ?何故思いつかなかったんだ?」となります。→逆に考えると、もしかして論文としてまとめる力、の方が重要なのかもしれない、、。


つまり、私達の記憶が、仮に正確ならば、その時取り組んだ研究テーマは、やっぱり難しくて、歯が立たない研究テーマ、なんですが、仮に私達の記憶が不正確ならば、「絶対あの時、もっと頑張っていれば、もっと頑張ってアイデアをふりしぼれば」素晴らしい研究結果が出たのに!と、認識されます。

まとめ

将来「もっと頑張っていれば!もっとアイデアをふりしぼれば!」というあやふやな記憶、曖昧な感情に振り回されないためにも今、しっかりと研究テーマに向きあいましょう!

そのためには、数学の理論に、頼るしかない!

と凡人は考えております!→曖昧

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