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素晴らしき悪役列伝

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#映画

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第20回 「ドラムグール刑務所所長」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第20回 「ドラムグール刑務所所長」

映画「ロックアップ」に登場。

主人公フランク・レオンが収容される全米最悪の刑務所ゲートウェイ刑務所を牛耳る暴君。

かつてレオンがいた刑務所の所長であったが、脱獄したレオンによって不正を暴かれ全米最悪の地といわれるゲートウェイ刑務所に左遷されてしまった男。

レオンがいた刑務所に押し入ると、難癖をつけて強制的にレオンを移送し、そこで凶悪犯チンクや子飼の看守たちを使い、レオンをいじめぬくことで、レ

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第19回 「スカーキング」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第19回 「スカーキング」

映画「ゴジラxコング 新たなる帝国」に登場。

地下空洞世界にいるコングの同族である類人猿型怪獣の一族「グレートエイプ」のリーダーを務める個体。

コングがゴリラ型であるのに対して、こちらはオランウータンかあるいはチンパンジーに似たような姿をしている。

性格は非常に残忍・卑劣で、ほかのグレートエイプの一族に対して暴力・恐怖による支配を敷いており、さらにはゴジラと同等の実力を持った氷河怪獣シーモを

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第18回 「ヒューマンガス様」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第18回 「ヒューマンガス様」

映画「マッドマックス2」に登場。

石油をめぐる核戦争によって滅んだオーストラリアを走り回る暴走族軍団のリーダー。

アイスホッケーマスクとムキムキなマッチョボディというわかりやすい見た目の持ち主である。

パッパガーロ一行が所有する石油精製所にある石油を狙い、彼らに対する嫌がらせや襲撃・誘拐などを日常的に行っている。

恐らくこの世界では石油は何よりも大事なのだ。

しかし、頭が悪く暴力しか行う

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第15回 「加藤保憲」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第15回 「加藤保憲」

映画「帝都物語」「帝都大戦」に登場。

旧日本軍兵士の姿をした謎の魔術師であり、そのオカルトパワーは尋常ではなく関東大震災すら起こしてしまうほどの実力がある。

元々「帝都物語」シリーズは原作小説が別にあるが、本作で加藤を演じた嶋田久作の圧倒的ビジュアルの影響で原作者をして「加藤というキャラクターは私と嶋田久作さんが作り出した」といわせてしまったほどである。

嶋田久作さんふんする加藤は邪悪で強く

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第13回「クラレンス・ボディッカー」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第13回「クラレンス・ボディッカー」

映画「ロボコップ」に登場。

未来社会デトロイトの街を震え上がらせるギャング一味のボス。

強盗の最中、自分を追いかけてきたマーフィー巡査を拷問の末に惨殺してしまった。(この光景は今見ても本当にひどい)

この事件がきっかけになり、マーフィー巡査はロボコップに姿を変えてしまったのだった。

主人公マーフィーにとっては自身を殺し、ロボコップにして人生をずたずたにした憎い宿敵である。

やがて、マーフ

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第12回 「大蜘蛛怪獣クモンガ」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝 第12回 「大蜘蛛怪獣クモンガ」

映画「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」に登場。

南太平洋ゾルゲル島に生息していた超巨大クモであり、放射能で巨大化したといわけではなく最初からこのサイズであったナチュラルボーンのバケモノ。(昭和ゴジラも厳密には元々海底にいたのでミュータントであるかは定かではない。)

他にはこの島には牛ほどの大きさのあるカマキリか放射能でより凶悪・巨大化したカマキラスがいたが、これを捕食するほどの実力を有している。

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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝第3回 「アロンゾ・ハリス刑事」

【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝第3回 「アロンゾ・ハリス刑事」

映画「トレーニングデイ」に登場。

本物のギャングが出てくるということで一部有名な本作だが、この映画の主人公であるアロンゾ・ハリス刑事もなかなか変わってる。

ロサンゼルスのとある郊外に白人のエリート若手警官ジェイクが配属された、大卒エリートな風貌漂う彼はすぐさまストリートを知り尽くしたベテランであるハリスと手を組むことになる。

ハリスは見た目からオラついており、到底刑事にはみえない。それでも若

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