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入試の時に食べる勝負メシの思い出

今年も共通テストの日程が迫ってきましたね。
私には試験に臨む際の昼食について、一つ苦い思い出があります。

今から10年以上前のことですが、その日はTOEICの試験を受けに車で会場に向かっていました。

当時は塾に就職して2年目くらいで、仕事のためにもう一度基本から英語を勉強し直していたので、オーストラリアから帰国直後に初めて受けた時のスコア(805)を超えようと3か月くらい集中的にTOEIC対策も行い、900点以上取ろうと意気込んでいました。

ただ、結構忙しく働いていたので仕事の疲れと寝不足、さらに会場まで1時間以上の運転での疲れ(田舎だったので最寄りでもそのくらい)が重なり、コンディションはかなり良くありませんでした。

会場付近に到着した後、お腹が空いていたので腹ごしらえしようと思い、コンビニで買ったパスタを食べてから試験に臨みました。

そのパスタは普段なら何ともない程度の量だったのですが、体調が悪かったせいかやたらと胃もたれし、気分が悪く試験にあまり集中できませんでした。

その結果、かなり勉強したのにもかかわらず、何も対策せずに受けた最初の時と同じスコアに終わってしまったのです。

この時の記憶が強く残っていたこともあり、東大を受験すると決めたときはかなり早い段階から昼食をどうするかということを考えていました。

胃もたれしないことも大事ですが、かといって少量だとすぐに空腹になるので、腹持ちも大事なポイントです。

そのため本番同様に昼休憩をはさむ模試を受けるたびに、最適なメニューは何かと色々試しました。油っこいものは避ける、食べ過ぎると眠くなるので量はほどほどに抑える…。最終的に冷たい蕎麦と海藻サラダ(オクラや山芋などを含む)の組み合わせに落ち着きました。

私が蕎麦好きというのもありますが、これが一番消化と腹持ちのバランスがよかったのです。我慢してそれに決めたわけではないので、美味しく食べることができてストレスにもなりません。勝負メシが決まってからは心配事が一つ減ったので、より試験に集中できるようになりました。

そうして本番も同様のメニューで臨み、昼食に絡めて何か問題を抱えることはありませんでした。今思えば当時の失敗があってよかったなと感じます。

この経験から、試験前に体調を整えることは当然ながら、当日の食事も大切な準備の一つだとしみじみ思います。勝負メシというと大げさかもしれませんが、少なからず緊張もあるでしょうから、お昼の休憩時にはいい食事を摂りたいところですよね。

食事に関連してですが、気合注入のためか、あるいは眠気覚ましのためか、試験会場でエナジー系のドリンクを飲んでいる受験生を毎年ちらほら見かけます。これらの飲料には大量のカフェインが含まれていますが、その影響は個人差があるので、できれば事前に試してみて、試験を受けるうえで悪い影響が出ないかどうかを確認してから本番でも使うかどうかを決めてほしいと思います。

一年間の集大成ですから、受験生の皆さんにはできる限りベストな状態で本番を迎えてほしいですね。今までの努力を十分に発揮できるようささやかながら応援しています。ガンバレ!








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