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福岡初!商業施設内シェアキッチン 『たのしかラボ 千早キッチン』の目指す空間

九州の豊かな食文化に更なる彩りを

九州は、海や山をはじめとした自然資源に育まれた「豊かな食材」が豊富です。
私たち高橋グループでは、地域の皆様が日々の食卓を彩るお手伝いが少しでもできればと、農業事業や外食産業も展開してきました。アークフィールド株式会社では、「ファームtoテーブル」をコンセプトに、福岡県大木町でアスパラ、熊本県山鹿市ではニラの生産を行っています。また、外食事業を展開するBLダイニング株式会社では、「潤いあるひととき」を楽しんでいただけるようなサービスの提供と空間づくりにつとめて参りました。

そして今回、「食と健康」をテーマとしたガーデンズ千早の開業にあたり、千早に住む地域の方々にとって新たなる食のライフスタイルをご提案できればと、シェアキッチン『たのしかラボ 千早キッチン』を同時オープンいたします!

飲食店・惣菜製造・菓子パン製造を開業、事業転換するには、物件探しに設備投資、保健所への許認可手続きや販促といった様々なハードルやリスクが伴います。こうした世情もあり、スタートアップには大きな勇気が必要ですが、“事業創造カンパニー”を謳う高橋グループだからこそ、そんな新たな一歩を踏み出そうとする方を応援したいと考えています!

直接話すことで見える景色がある

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シェアキッチン事業の立ち上げメンバーの一人である松本さんは、プロジェクトを進めるにあたり、生産から加工販売に関わる方々の声を直接伺うことで、そのニーズを具体化していったと言います。
「最近ではテクノロジーの進歩もあり、様々な理由から自分自身では店舗を持たずに、間借りしてランチタイムといった一部の時間のみ営業する方も多くいらっしゃいました。そうした方々にとってのきっかけづくりの場として、シェアキッチンを活用していただけると嬉しいですね。」

さらに、生産者の方とも様々な話をする中で、現場の課題もリアルに感じたそうです。
「食品ロス問題が世の中でフォーカスされ始め、農産物も同様、流通の“規格外”となり廃棄されるものが多くあることは、少しずつ知られてきたかと思います。6次化という手段が注目される一方で、最適な販路と、物流を含めたコストの問題は、どうしてもついて回ります。商品開発をしても、いざ販売するにはマーケティングや販促といった別のスキルが必要になることも。生産者の方が本業に加え、その他専門知識の情報収集や販売スキル習得といったマルチタスクを同時にこなすのは、やはり簡単なことではありません。」

『たのしかラボ』には、キッチンや販売スペースといった設備面に加え、事業化・収益拡大に向け利用者の方をしっかりサポートできるよう、商品開発やマーケティング等を含めた専門知識をもつアドバイザーによるバックアップ体制も整っています。
松本さんご自身も、当キッチンオープンにあたり保健所に足繁く通い、認可・手続きの経験を蓄積し、日々知識をバージョンアップし続けています。

【具体的なアドバイザー】
有名洋菓子店のパティシエとして製造・販売・営業の経験をもつHACCP認証コンサルタント/20年以上の開業支援経験を持ち、厨房の図面作成や厨房機器のプラニング等を得意とするアドバイザー/栄養士/福岡市スタートアップカフェで創業支援を行うコンシェルジュ、他

「また、生産者の方によっても抱えている課題は様々で、一つの手段を提示すれば万事解決ではないことも分かってきました。私たちが提供するシェアキッチンは、決まった形態でないからこそ、そのサポート手段をカスタマイズする余地はまだまだあると感じています。」

アナログなコミュニケーションこそ何よりの収穫

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さらに松本さんは、生産現場の声を直接伺うことで、課題発見と同時に、作り手が大切にしていることや食材に込められた想い等、「スーパーに売られているのを目にするだけでは知り得ない情報を得ることができた」と言います。
「無農薬・無肥料の自然栽培を行う生産者の方から、普段どのように土壌を観察し自然環境や生態系と日々向き合っているのか、なぜその食材がこのような色合いになるのか等を伺ったことで、その方や食材そのものに愛着が湧いたんです。生産過程のストーリーを知ることで新たな価値を発見でき、この食材を使って調理してみたい、これを誰かと一緒に味わいたい、と純粋に感じました。」

確かに飲食店に入ると、食事そのものを楽しむことはもちろんですが、シェフから食材のこだわりや生産者の方のストーリーを聞いたり、何気ないことからお隣に座っている別のお客様とも会話が広がったりすることで、 “今日の食卓”がより一層味わい深くなることってありますよね。

五感で化学反応を楽しむ、まさに「たのしかラボ」!

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松本さんは、『たのしかラボ』を「作り手×売り手×買い手」が一緒になって新しいことを生みだす、エンターテインメント空間として楽しんでいただきたいと言います。
「ここでは、作り手が調理・加工する姿や、日替わり・週替わりで彩り豊かな出来立ての商品を目にすることができます。何より、生産者の方を含めた作り手と直接会話できることが醍醐味で、リアルコミュニケーションを大切にしています。」

高橋グループは、ミッションとして「生きがいを、つくる」ことを掲げています。元々博多織からスタートしましたが、時代の変化やニーズに応じて少しずつその形態を変え、ミッションの実現に向け様々な「たのしい、を仕掛ける(=たのしか)」べく、新しいビジネスの種を紡いできました。
『たのしかラボ』では、これまで培ってきた経験値をもとに、自分なりに熱い想いをもって周囲を楽しませようと食ビジネスに挑戦する方の「生きがい」をサポートします。また、そこで生まれる商品や出会いを通して少しでも明るい気持ちやワクワク楽しい気分を味わえる空間を創出し、地域をはじめキッチンを訪れるお客様にとっても日常を彩るワンシーンとなるような場をご提供できればと考えています。

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『たのしかラボ』という空間で、新たな人と人との出会い、人や食材との出会いといった”化学反応”を、五感をつかって楽しんでください♪
高橋グループと共に新たなチャレンジをしてみたい方、それを応援したい方が集い、千早の街に新たなにぎわいがうまれるよう、私たちも挑戦し続けます!

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