見出し画像

不妊治療やめる!

次の移植を最後に、3年半続けた不妊治療に終止符を打つことに決めた。

残りの凍結胚盤胞は次の体外受精ですべて使い切ってしまう。いいタイミングだと思った。一見30代前半の若さで治療を終わらせるのは早い気もするけれど、逆に若いのにこれだけ治療してもダメだったんだから。持病もあるのに、4回目の採卵手術をしてこれ以上自分のカラダと心に負担はかけたくない。なにより治療に犠牲を払う毎日にいい加減うんざりしたから。

やめるにあたってこの2冊の良書を読んだ。治療をやめて実子がいない人生も楽しいと背中を押してくれた。不妊治療で「結果を出す」は、なにも「妊娠出産」だけではなく、「妊娠出産しなかった」というのもまた自分たちの得た結果だという。そうだ。何ひとつ無駄じゃなかった。私たちは全力を尽くした。あらゆる手段を試した。胸を張って言えるし、誇れることだと思う。

不妊治療をやめるのは、実の子どもを諦めることとほぼ同義だけれど、特別養子縁組という手段はまだ残っている。

特別養子縁組は以前もリサーチしていいなあと思っていたし、上記の本を読んで理解がますます深まった。私は産むより育てたいのだ。血の繋がりにもこだわらない。愛情を注げる自信がある。

思えば特別養子縁組に抵抗がないのも、当たり前のように養子が登場する海外ドラマに慣れ親しんでいたからだろうか?

私が毎エピソードで号泣していた海外ドラマ「This is Us」は物語の本筋で養子の人生が良い面も悪い面もリアルに描かれるし、大好きな「Sex and the City」ではシャーロットが第一子に養子を迎えている。

そんなのを見ていたこともあったのか、自分にとって養子という選択肢はすんなり受け入れられた。

ただ養子についてはまだ私だけの希望で、夫婦の足並みをそろえなければと思っている。無理強いはできない。それによっては子育て自体を諦めなければと。

そうしたら何かしらの形で社会で子育てや子どもには関わりたいな。どう関われるかの選択肢も探してみよう。

身近なところだと甥っ子姪っ子。そして友人の子どもたち。ほかにも、ChatGPTに候補を挙げてもらった。児童施設でのボランティア、地域の子ども支援団体に参加など…

一番 自分に合いそうなのは、地域の子ども向けワークショップや教室の運営。もしかして私のガーデニング経験が子どもたちの楽しい体験に還元できるかも。

なんだ、ワクワクする未来じゃないか。実子を持つことに執着しなくなったら、急に心が軽くなった。なぜ今まであんなにも苦しんでいたんだろう?

私たちの未来は明るい!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?