#16 『幸福学×経営学』 前野隆司他 / 内外出版社 2018
こんにちは!40代ワーママのKです。
会社生活のモヤモヤを読書で解きほぐしたいと
主に仕事用に読んだビジネス本の記録を
投稿しています。
人手不足が、深刻ですね。
私も、半年前は、部下の退職に心を痛め
(新しい人生に向かった退職でしたので
涙を飲み込み笑顔で送り出しました!)
ハローワークやインディードのお世話に
なっていました。
募集しても、本当に、応募が少ないです。
数年前とは、全く違う状況。
せっかくご縁のあった人の定着について
真剣に考えないといけないと
遅ればせながら実感しました。
さて今日の本。
幸福学とは、あまり聞きなれない言葉ですが
著者は”ホワイト企業大賞”選考委員も務める
慶應義塾大学大学院の教授ほか3名。
SNSで、知人たちにこんな質問するところから
本は始まります。
Q:あなたはどちらの考えを支持しますか?
①会社の経営で一番大事なことは、社員全員を幸せにすることである
②会社の経営で一番大事なことは、会社の利益を確保することである
単純な私としては
利益が出せないと、社員を幸せにすることも
難しいのではないかなと考えるのですが
(これはきっと凡人の考えかたですね)
前野教授はあくまで①を持論とし
理系のアプローチで幸せの要因を解析し
そのメカニズムを誰もが使える
具体的な知恵の形で導き出すことを
試みています。
そして
幸せな社員は会社に何をもたらすか
働く人の幸せのために会社は何ができるか
ホワイト企業の事例を紹介しながら
私たちに考えさせてくれます。
【読書メモ】
幸せの4つの因子は、①自己実現と成長②つながりと感謝③前向きと楽観④独立と自分らしさ。4つ全てを満たす人は幸福度が最も高く、ひとつ欠けるごとに幸福度が低下する。(インターネット1500人のアンケート回答を解析)
多くのホワイト企業に共通するメカニズムとして、①いきいき②のびのび③すくすくの因子が見られる。これは、権限の委譲、コミュニケーション、仕事の難易度(能力限界ギリギリのとき成長できる)などで育てられる。
経営学は”より良い経営を上手にするため”の学問だが、現在の経営学は、より良い経営のあり方より、上手にする手法に偏りすぎていないか。合理的な業績追求が、いわゆるブラック企業を産む、一つの原因ではないか。
ホワイト企業の定義は、社員の幸せ、働きがい、社会貢献を大切にしているの3つ。ポイントは、全社員に無記名アンケートを実施してホワイト企業指数を算出する点。指数と業績は連動の傾向がみてとれる。
私は「仕事の報酬は仕事」
という言葉が好きなのですが
これはソニー創業者、井深大の口癖だったと
この本で知りました!
ではまた。
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