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雑記:アイルランド

毎週末夜はNetflixで何かしら観ている。ひとりで(時々娘)のんびり酒を飲みながらの時間は至福のひととき。

昨夜は赤ワインがどうしても飲みたくて、でもストックがなくて、恐ろしく寒い・・・迷った挙句徒歩30秒のコンビニへ向かった。

ここは酒の品揃えが割とよい。ワインも結構置いてありデイリー用としては十分だ。

つまみには貝のおしゃれなつまみ、いわゆる一般的な貝ひもとかホタテなどの珍味ではなく、ドライなんちゃらという素敵な名前がついていたものとピスタチオ、そして裂けるチーズも購入した。あー楽しい。

特に何を観るか決まっているわけではなかったので、新着や人気あるやつなんかをチェックしていると紹介文に「アイルランド」とある映画が目に止まったので観てみることに。

Finding you:ヴァイオリニストの女の子とイケメン人気俳優がアイルランドへ向かう飛行機内で偶然出会ったことから物語が始まり、それぞれの悩みを抱えながらもお互い惹かれあっていく、といったラブストーリー。

シンプルでとても良かった。王道。シンプル&ハッピーエンド好きの私にとっては、観て良かったなと思える映画だった。なにより音楽が素敵で、幸せ気分。

アイルランドには少し特別な思い入れがある。

18歳くらいの頃に付き合っていた洋楽オタクの彼が教えてくれたアイリッシュバンド「The Corrs」にどはまりした。初めてデビューアルバムを聴いた時の衝撃は今でも忘れられない。当時まだ日本ではあまり知られていなかったので、1996年に行われた東京での初ライブは渋谷のQuattro、というなんとも狭い箱だった。

あの素晴らしい瞬間に立ち会えたことは今となっては奇跡だ。人をかき分け、最前列で彼らの音楽を目の前で聴けたこと、今思い出しても震える。チケットを用意してくれた彼には感謝しかない。

自分の大学卒業課題の一環で、1時間のひとり演技を行うという地獄のプログラム中、一部彼らの曲を使ったことも思い出のひとつ。私にとって一番難題だった10分間の自己表現ダンスで彼らのInstrumentalを使った。息をととのえ、泣きそうになりながら受けた大きな拍手と声援をもらえたのは、彼らの音楽があってこそだと思う。

名作【タイタニック】でも、ジャックとローズがアイリッシュ音楽で踊る場面があり、その部分だけ何度繰り返し観ただろう。

あのスカッと抜けるように陽気で、けどどこか物悲しくもある音楽が大好きだ。

悔やまれるのは、一度も現地を訪れたことがないということ。
イギリスに住んでいた時に、行っておくべきだった。当時は少し情勢がよくなく、今は危険だからもう少し経ってからの方が良いと言われ、諦めた。

仕方ないとはいえ、あんなに近くにいたんだから行けばよかった。

後悔先に立たずとはこういうことを言うのね。
後悔のないように人生を楽しみたいものです。

やらないで後悔するよりやって後悔するほうがいい。

いつからか、私の中で大事にしている言葉のひとつです。




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