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アドベントカレンダーネタがなさすぎてメキシコのトラコルーラについてだらだら書くよ

Kanmuに入社して2回目のクリスマスに近づいている。
去年自分起案でアドベントカレンダーを実施して、良い記事がたくさんできたので今年もやろう、ということに。去年のアドベントリスト

ただしネタがない、、ということでnoteが募集している話題 #この街がすき に沿って自分の故郷「トラコルーラ」と自分の回顧録だらだら書こうと思う。
旅行のススメとかではなく、ただのエモい記事になってしまったのでゆるふわに読んでもらえるとありがたい。

生誕の地?オアハカのトラコルーラ

1994年メキシコシティーでガルシア誕生。が、出生地は「オアハカ州のトラコルーラ」で登録されている。仕組みはよくわからない。
なぜそこでわざわざ登録されているかというと父の実家だから。

オアハカ

地図でみるとシティーからオアハカの距離は近そうだけどメキシコは日本の5倍くらいの国土があるのでめっちゃくちゃ遠い。
飛行機で2時間くらい。だけど、小さい時は家がそこまで裕福ではなく車で頑張って山道、砂漠を10時間近くかけて家族イベントごとに帰省していた。(調べたら直行で休憩なしで7時間くらいでつけるっぽい。ただし渋滞とかご飯とかでえぐい時間かかったな、、って感じ)

メキシコの家族って、ゴッドファーザー的なイタリアンファミリーに近い。
トラコルーラは結構な田舎で父の世代は割と古代wで兄弟が10人近くいた。なのでいとこも何十人もいる。名前すらわからない従姉妹も沢山いる。
メキシコはカトリックなのでそっち系のイベント、あと死者の日に帰省するのが家族のルール。
行ったら最後の晩餐的な長いテーブルで家族全員ガヤガヤ座って食べていた記憶。

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(写真みたら最後の晩餐のテーブルそこまで長くなかった。リアルはこの2倍くらいの長さのテーブルだった)

私は幼稚園まではメキシコの現地校、小学校からは日本人学校に編入した形で小さい時は自分のアイデンティティは完全にメキシコ人で日本語も不自由。

だから父の実家に帰るとメキシコ人のいとこと沢山遊べてめちゃめちゃ楽しかった。
父の実家は本当異次元な広さで家のスペースとは別に裏庭に牧場があってヤギとか100匹近く買ってたり七面鳥とかにわとりとか、牛とかいろいろ居て今思うとなかなか面白い環境だったな、、と。

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小学校の高学年になるにつれて私のアイデンティティは完全に日本人に。
それにつれて隠キャに。ずっとインターネットに閉じこもってネットの人とチャットばっかりしてる人になってしまった。当時インターネットに没頭するのが楽しすぎて、あとなぜか分からないけどメキシコ人に大して嫌悪感があり、あんなに大好きだった従姉妹等との遊びもしなくなり、連れて行かれるたびに「行きたくない!!」と泣き喚き、でも無理やり連れて行かれてはずっと部屋に閉じこもってゲームとかパソコンばかり。

今思うと本当にもったいないことをしたなと思う。
今もfacebookでは従姉妹等と一応繋がっているけど、もう何話せばいいかもわからない。
ついでにスペイン語も下手になったので今は後悔している。家族と仲の良い陽キャになりたかったな、と。

大人になって自分がいた環境がいかに特殊だったかに気づいて後悔するって大体の人が通過するものなんだろうか?

例えば家族の話とかもそこまで知らない。
父の父親は元々市長とか政治系の人だったらしい、家業として精肉店をやってて牛をうちで捌いてたらしい、当時は男尊女卑が激しく父の女兄弟は学校に行かせてもらえず読み書きができないらしい、父の兄弟の長男は落馬で亡くなったらしいとか、なんとなくうっすらした話は知っているけど実際何も知らない。らしい、どまり。

今そういう海外のディープな話の本とかわざわざ好きで買って読んでるのに、自分のルーツを深堀したほうが面白いのでは?と思う。

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例えばこの写真。
なんじゃこれ?!感。父親の父の家族写真らしいけど集合写真でギターとかマジでメキシコだなって感じ。どういう状況の写真かもわからないけど先祖の話とか聞きたくなる。

学生時代メキシコが嫌いすぎて、日本に帰りたくて、母方の日本に住んでる祖父に「はやく私を日本に連れて行って!」って泣いたことさえあった。
4人兄弟のうち、1人以外は全員日本に進学して末っ子の私はほぼ一人っ子状態。多分それで早く連れてって!!ってなっていた。あと、日本人学校の友人は駐在員の子供で大抵2,3年で日本に帰国しちゃうので残されてた感があったのかな、、?うーん、いやもはや具体的にメキシコの何が嫌だったか覚えていない。

高校から日本に進学が決まって今まで約10年の日本生活。
父とは年に何回かしか会っていない。一応毎年夏と冬に日本に遊びに来てた父だが、今年はコロナで来れそうにもない。
あと何回父に会えるんだろうか、メキシコに行けるんだろうか。
今のうちに沢山話を聞いたり、よりメキシコを知らないといけないのに、どうも動けない自分がもどかしい。
さらに心の奥から陰キャでいざ父親とか親戚の前にいくとシャイが炸裂して何も話せない自分もいるのでそこは本当にぶん殴りてえなってなる。

2018,9年で転職して長期で休みが取れたので2年連続帰省ができたのは本当によかった。できれば本当は毎年帰りたい。お金と長期休みさえあれば。

今は父の実家に住む人もいなくなってしまい、ほぼ空き家状態。
あと父の兄弟が多い分、資産相続とかなんやらで揉めたのか家族全員で大集合することも無くなってしまっているようだ。
父は故郷が大好きで、メンテナンスをしによく帰っていたけどこれまたコロナの影響で全然帰れていないっぽい。
家は土壁でできており、地震で一部すでに崩れていたり、風化してるようなところもある。

だんだんこうやって家が、家の歴史がメキシコの砂埃になっていくのかな、と少し寂しいところもある。

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トラコルーラは砂埃っぽい街。

きっといろんな家の歴史が詰まってるんだろう。

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#この街がすき #Kanmu #アドベントカレンダー #海外 #メキシコ

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