マガジンのカバー画像

サウナ・アディクト

3
都市のサウナで疲れた現代社会に想いを馳せ、南国ビーチの手掘りサウナで幸せの意味を考える。極上サウナの蒸気の中でそのときの自分自身を見つめ直す、サウナ偏愛者のエッセイ。ちょっと一息…
運営しているクリエイター

記事一覧

カナダ人アウトドア兄妹が教えてくれた”ビーチサウナ”の幸せ

カナダ人アウトドア兄妹が教えてくれた”ビーチサウナ”の幸せ

私的サウナ史を塗り替える出来事は突然やってきた。

時は2週間前にさかのぼる。隣村の集落に遊びに行ったときのこと。彼女がカウチサーフィンで知り合ったカナダ人のきょうだいがその集落に遊びにきているということで、会いに行った。そのきょうだいは一緒に旅をしていて、しばらく前から日本に旅行者としてきていたものの、コロナの関係で帰れなくなってしまっていたのだという。南の島で足止めをくらい、集落でカフェを営む

もっとみる
一部で全部を判断するな(サウナ随想1/26・西田温泉)

一部で全部を判断するな(サウナ随想1/26・西田温泉)

人間は寝不足になると不安になる。
普段はなんとかなるさ、と思えることでも楽観的に考えられなくなり、何が嫌なことがあったわけでもないのに、なんとなく、ブルーな気持ちになる。
人が抱える悩みの半分は、睡眠不足と人間関係の問題が占めていると思う。

アメリカ国防総省は、7日間眠らないで飛び続ける「ミヤマシトド」という渡り鳥の脳を研究して眠らない兵士を作ろうとしている、と
大学受験の時に横浜国立大の英語

もっとみる
サウナ随想(12/11)“駅前のオアシス”タイセイアネックス編

サウナ随想(12/11)“駅前のオアシス”タイセイアネックス編

午後2時、ただ歩いているだけで鼓動がバクバクしている。
何もしていないのに、身体が火照る。2時間しか寝れていない。

泊まり勤務が疲れる歳になってきた。
泊まり勤務とはいわゆる宿直で、夕方から翌日の昼過ぎまで会社に泊まり込みで働く当番勤務。自分の場合は2か月に1回くらい回ってくる。
毎日、会社の人とはやりとりをするが、島の”特派員”はひとりなので、基本全て電話かメール。だから会社に行って上司や先輩

もっとみる