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⭐︎発達障害の私の小学校時代(高学年編)

       小学校高学年や中学生というのはただでさえ、人間関係が複雑でイジメなどが起きやすい。発達障害の人にとっては苦痛極まり無い時期かもしれない。私は人間関係では誰ともうまくいかず、クラスメイトからも嫌がらせをされるようになった。睨みつけられたり、私が触った所を手で払ったり、嫌いならわざわざ近寄らなければいいのに、近寄ってきては意図的に嫌がらせされた。先生に相談しても治らなかった為、母親のツテで6年の、途中でなんと転校してしまったのだ。

     私は負けず嫌いだったし、プライドが高いこともあったので、そのことがいけなかったのか反省し、次からはきちんとしたいと思っていた。

      転校初日、同じ学年の元気な子たちは、私の姿を見つけると今までいじめられていた私からは考えられないような予想外の反応を示した。

   「転校生?え?かわいい!!」「よろしくね!」「仲良くしてね!」

      ずっと「キモい」とか言われて意図的に嫌がらせを受けてきた私はびっくりした。私は暗い子だったので、今までは比較的暗い人達が周りにいたのだと思う。クラスの中でも積極性が高そうな子達が笑顔で私の周りを囲うようになった。


      感謝しなくてはいけないシチュエーションなんだと思うが、これがどうにも居心地が悪かった。まず、その子のテンポについていけない。訊かれた質問にすぐ、答えられないし、常に緊張していてオドオドしていた。ただ人に着いていくだけの私。

       人気者になり、クラスの明るい女子達が周りを取り囲み、男子は話しかけれない雰囲気になっていたが、遠目で私のことを見ている視線を何人も感じた。

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