重度の脳障害があると知ってからの生活
知りたくない事実を知って、私の生活はどう変わったか書いていく。
とにかく中年になったらどうしようという不安が凄まじかった。
当たり前の生活を一人でおくれない自分は誰かに頼らなければ生きていけない。
親亡き後の事を嫌でも頭をよぎったし、結婚も考えた。
もちろん20年以上も普通の人として生きてきた私には当然、知り合いも多く周りの目もあった。
友人は彼氏と同棲したり、旅行に行ったりしていたが、私は介護施設で障害者が虐待されている光景しか未来に思い浮かばなかった。
親にそんな気持ちをぶつけても、親子で入れる介護施設も最近はあるよ…などと言わる始末。
親もアスペだから仕方ない。
これが自分の人生なんだなとn回目に絶した。
恋愛もしたかったけれど、人と関わることが苦手で友達が少なかったので紹介もなく苦労した。
ここから先は
2,548字
¥ 19,000
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?