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INFJ×HSP 夜の音という癒し

最近HSPに限らず、耳の感覚が良い人にとっては「夜の音」って特権なんじゃないかと感じる。

日中の町中のガヤガヤした音。特に繁華街は人の数だけ音も増える。それが混ざっていって集合音となって耳に入る。それが辛い人にとって、集合音は耳を塞ぎたくなるかもしれない。外に出るとき「本当は危ないけど、耳栓が手放せない」という人もきっといるはず。

だからこそ、と言えるほど対比でもないのだが、夜は我々にとっても幾らかその喧噪から離れられるひと時であるとも言える。

日が落ちて辺りが暗くなることで視界からの余計な情報が少なくなる。ヒトの出も少なくなって絶対的な集合音も小さくなる。その時にふと耳を澄ませてみると、こんな現代でもなお残る自然の音が姿を現してくる。

春の夜風が窓やシャッターを叩く音。
海が近い家なら波の音が聴けるだろう。
この時期はオケラがしきりに鳴いている頃か。
秋になればスズムシやコオロギが。

自然の音だけでなく、現代ならではの音もまた風情がある。

子供の頃、祖父の家から夏の夜になるとしきりに花火を打ち上げていたのだが、ちょっと距離が遠くて見て楽しむというより聴いて楽しむ感じだった。

時折遠くで一瞬駆け抜ける車の音も私は好きだ。
爆走しているのはちょっとごめんだが。

そして一番は「無音」である。

人が完全に寝静まったころの人も自然も動かなくなった静寂。そのシンとした静けさも耳にはしっかり「音」として存在している。

こうした時間の使い方も、心を豊かにしてくれると私は思う。

夜の小話はこちらでも。


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