【PTSD患者に疑問】ホラーや怖い話を見てたら症状は悪化しませんか?【エッセイ】

これ、タイトルこれです。

ホラーや怖いもの。今の私はテレビをふつうに観るだけでショック症状やフラッシュバックを起こして1日、翌日、へたすると1週間も寝込んでしまいます。

へれへれになって、ろれつがおかしくて、足がおかしくて……言語挙動不審でうごきまわりはできますが……転んだり排泄に失敗したり、ほんとうに要介護のお姉さんです。
大人しく寝ているほうが健康によいです。

で、

ホラーや、ホラー映画、怖い話、ざんこくなもの、そう言った……

誰かによく言われます。

『ホラーものばっかり見ていたら、PTSDは悪化するんじゃない?』

『そんなもの見てたら鬱になる』

『あんた最低だよ』

……最後のは悪口ですよ! ねえ!

まぁ、言われます。
ほんとうに誰かれ問わず。言われます。

でも、

たぶん、思うことと違っています。
ホラーや哀しい、残酷な世界観は、PTSDに陥った私にとって、救いになってます。なってしまうんです。

こんなPTSD患者は多いのではないでしょうか?



世界観が、合わないんです。

ひとの笑顔が、平和な、多くのひとびとの『平和な日常』が、PTSDに陥っている私には、残酷で悲しくて涙がでてくるものに相応してしまう……ん、です。

ホラー映画は残酷ですね。哀しい。笑顔のひとがいない。

落ち着き、ます。

落ち着きます……。

落ち着く世界が、こんな作品、世界観のなかにしか、ありません……。

ふつうにテレビをつけたら

平和な毎日、日常、外の世界

でも、もう私は外にろくに出られない症状をコントロール不能で発症してしまいます。


『日常』

に、戻れなくなったことに、

苦しみつづけています。


そんな、私が、なにか……だいすきなだいすきな、作品、ストーリー、エンタメ性あるもの、小説のような。
それを見ようとするなら、ホラー映画だけが私を傷つけません……。

ホラー、怖いものには、日常を失う恐怖がたびたび描かれます。

PTSD患者は、常にその視点にいるのではないでしょうか。
私は、そうです。

だから、怖いもの、ホラーなもの、それにこそ、救われる……そんな人生になってしまいました。PTSDになってから10年以上、続いています。

でも、治療のため

もはや私の病はどのお医者さん、病院、医療でも、理解を超えたものになっています。みんな信じられないと言います。でも、体がおかしくなって……どうしようもないです。

好きな、小説は、少しずつでも

ホラーな世界観から、離れて、笑顔になれるお話も書けるよう。


少しづつでも努力いたします……!


END.

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