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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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すずめの戸締まり感想

ネタバレを書きます
読みたくない人は読まないでください

誰かと語らいたい
Twitterやfacebookではネタバレは書けないので、noteで書こうと思います
何故、noteかといいますと
文字数が無制限
読みたい記事と読みたくない記事の選択ができる

観たことない作品はネタバレみたらガッカリすると思うので、先にもう一度注意喚起します
ネタバレを書きます←大切なコトなので2回言いました
ここからはご自身の判断で読んで頂けたら幸いです

ネタバレみてから映画で内容を深める
という楽しみ方もありますので
ネタバレは一概に悪いコトではないと思いますが
クリックしないと見えない仕様にしていますので、クレームは受付ません

私が新海誠監督とはじめてお会いしたのは
東日本大震災があった
2011年の5月の博多での舞台挨拶
でした
星を追う子ども
の舞台挨拶で全国まわっていて、博多に来るとのことで、宮崎から片道で4時間のバスで就活も兼ねて観に行きました
むしろ舞台挨拶の前後に博多で就活になるように予定立ててました
ファンレターを書くにあたって、舞台挨拶の前に
星を追う子ども
を観て、舞台挨拶までに新海誠監督の今までの作品との出会い、感想、そして憧れを書きました
多分、生まれてはじめてのファンレターがこのお手紙です
ファンレターを書いたら後日メールが届きました
そのメールは今でも大切な宝物です
それから2ヶ月後、
宮崎でも舞台挨拶
がありました
博多で
宮崎でも舞台挨拶あればいきます
と伝えていたので、後から2度目の舞台挨拶のお手紙を読まれて、すぐにメールがきて、Twitterのフォローがきて、びっくりしました
11年前のTwitterは著名な方と相互フォローになるコトもある素敵なSNSでした
ただ、ファンで相互フォローは一握りだと思いますので
新海誠監督公認のガチ勢になります

私が新海誠監督の作品に出会ったのはすずめと同じ高校生の時でした
凄いアニメがある
双子の兄に勧められて、観たのが
秒速5センチメートル
です
まだ高校生だったので、第2話の主人公たちと同年代でした
進路も何も分からないまま、部活に明け暮れて、警察官(正義のヒーロー)に憧れていました
辞書には恋なんて載ってなかったので
空手道で全国目指して、双子の兄よりも短髪で、生まれてはじめて男の子に間違われ、双子の兄と間違われたのもこの頃です
彼女と彼女の猫
ほしのこえ
雲の向こう、約束の場所
全部観て、どれもこれも大好きで、いつか家のテレビじゃなくて、映画館で新海誠監督の描く空が観たい
田舎なので、新海誠監督の作品は香川でこの頃まだ上映されていませんでした

新海誠監督の作品はどれもこれも好きだけど
はじめて観た
秒速5センチメートル
が大好きすぎて、DVDBOXを買い、友達に見せまくってました
星を追う子どもと言の葉の庭のあたりから新海誠監督の作品が少しずつ変わってきます

メジャーな声優さんを起用しはじめた
メジャーになってきた
のは言わずもがな
少しずつ少しずつ社会に訴えかけるお話になってきたように私は感じています
秒速5センチメートル
は主人公の青春と挫折、儚さが印象的で、クライマックスは分からないアニメなのですが、漫画版では少しだけ希望が描かれていました
想像にまかせるような終わり方をしていたのがこの頃の新海誠監督のように感じています

言の葉の庭
君の名は。
天気の子
は最後に主人公とヒロインが再開するハッピーエンドに変わってきました
物語が綺麗に終わります

特に
君の名は。
天気の子
すずめの戸締まり
に共通するのは
自然災害
をテーマにしているコトだと私は感じています
もし自然災害が防げていたら
もしあの日のいのちが救えていたら
君の名は。
はアニメだからできること、自然災害をタイムリープして防ぐ
そんな物語でした

隕石が落ちた町を遠くの街に暮らす少年とその町に暮らす少女が救うお話が君の名は。でしたが
新海誠監督は隕石じゃなくて
東日本大震災から人を救えたら良かったのに
そう思ったのではないかと私は感じました
東日本大震災を忘れないで
普通に生きているけど、自然災害で亡くなった人がいて、生きている幸せをどうか忘れないで

東日本大震災から時間が空いて少しずつ少しずつあの日の衝撃的を忘れていた矢先のこの作品は世界に衝撃を与えて、日本の記録を沢山塗り替えました

感想のファンレターにはもう返信はきっと返ってこないくらい
雲の向こう
の遠い人
ほしのこえ
のようにメールが届かない人
になってしまいました

それでも一度だけ、メールが返ってきたことがあります

私が君の名は。をリスペクトして、ショートムービーを撮った時です

新海誠監督にはじめて会った頃、就職活動で苦労していた頃の私の実話です

ファンには伝わるかと思いますが
キャッチコピーとロゴのパロディ
をしてます
クリックしたら本編に飛びます
5分間の短編です
観ていただけたら嬉しいです

就活をしていた頃、私は憧れの新海誠監督にお会いして、就活で内定を頂いた日、新海誠監督にメールを送りました
そのメールは私が社会人になったら文章や趣味を仕事に活かしたいと書いていて、今こうして、noteに書いてる夢や記事がその一部だったりします

このメールには返信をくださっていて、本当に大切な宝物です

さて、そんな新海誠監督との思い出の地、宮崎が舞台の
すずめの戸締まり
ですが
冒頭、すずめのハハオヤの声は
宮崎訛り
なのに
すずめは
標準語
を話すコトに違和感がありましたが、物語が進むにつれてこの謎が解明されていきます

東日本大震災の時、私は宮崎に住んでいたので、急にテレビで地震のニュースにまみれ、地震速報に震えたのを覚えています
日本は小さいと思っていましたが
テレビの世界での悲惨な出来事はブラウン管の向こうの知らない国での出来事のようにぼんやりと感じました
同じ日本なのに
宮崎は1ミリも揺れず
宮崎は何も起きていなかったからです

ただ、何とかこの状況で大学生ながらにできることはないかと私なりに探して
献血に通ったコト、Twitterの情報をみてできるコトを探しまくったコト
そしてデマが飛び交うコト
卒業論文は東日本大震災とSNSについて書いたけど
自分の無力さを思い知りました

私もデマを知らず知らずにひろめてしまっていたから、このテーマを選び、いつか悲惨な出来事が起きた時に役に立てるように論文を書きました

すずめは絵日記をつけていて、その中に誕生日に椅子を作ってもらったコトが書かれていました

そして、謎の黒塗りのページ
この理由が分かった瞬間
もう涙が止まらなくなりました

すずめの生立ちを知った時、この映画が宮崎から遠く東北まで、自分のルーツを辿る旅と気づいた時、もう涙が止まりませんでした

11年前に時がとまった人がいて
家族がいなくなった人がいて
それでも生きている人がいる
すずめはその1人で
死ぬのはこわくない
と彼女は言うのです

あの日、家も家族も友達も思い出も全て流された人がいて
その中の1人にすずめのような子もいたのかと思うと
どうしようもなく、涙がとまりませんでした
死ぬのはこわくない
このセリフは特に刺さりました

東日本大震災の時の頃、4歳だった女の子はまだ16歳なんだ
家族がいなくて、親戚の家で自分の子どものように心配してくれて、大切にしてくれるハハオヤの下で、誰かのために、何かのために生きられる女の子がいるんだ

きっとすずめは東日本大震災で
とても悲惨なモノを沢山みてきて
それでもお母さんのような看護師さんを目指していて
大怪我をした人を助けたい
誰かのいのちを救いたい

そう思える強い女の子に感じました

東日本大震災を覚えていますか?
あなたはあの日何をしていましたか?
あなたはそれから何ができましたか?

そんなことを聞かれている気がしました


新海誠監督へ

私ね
あの日内定を頂いた会社で今日も働いています
会社でブログや記事を書いたり、文章を書いたり、映像を撮ったり、そういう仕事はできていないけど
地震の備えのお手伝いをする仕事をしています
入院や怪我の備えをオススメする仕事をしています

こないだの落雷で電化製品が壊れた人のお手続きをしたら、名前もフルネームで覚えてくれて、ありがとうって全く違う場所でお会いした時に言われました
入院請求のお手続きをして、コロナでも保険が使えるコトを案内したら、教えてくれてありがとうって言われました

仕事は正直、きついです
ありがとうも言われるけど、大変なことも沢山あります

そして、まだ農産品の宣伝をする記事を書く仕事はできていません
毎日、うどんを食べて、うどんテロリストに邁進していますが、うどんテロの収入はまだありません

いつか、いつになるかわからないけど
新海誠監督にあの日誓った
夢を叶えたいと思っています

あの日誓った夢は少しずつ大きくなって
香川の農業と香川の少林寺拳法で映画が撮りたい
多くの人に香川の魅力を伝えたい

新海誠監督に会って、仕事しながら、映画を作った新海誠監督のように私も挑戦し続けています

その時は新海誠監督にも私の映画を見てもらいたいです

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