チョコレート#18芸術はわたしを救う
大切にするのは、
○匿名性
○だれも傷つかないこと
○考えを押し付けないこと
○自分たちのなかにある、『患者さん』や『患者さんを支える人』のイメージに囚われないこと
……………
こんにちはリナタです。
今回お話をしてくださったのは、悪性リンパ腫を経験された「わたし」さんです。
「わたし」さんが紹介してくださるのは、おなかと心を満たしてくれた、甘くて美味しい素敵な芸術品です!
わたしを救った芸術
ユミコサイムラシェフのチョコレート
/ ペンサトーレ
https://m.facebook.com/YumikoSAIMURAofficialJapan/photos/a.1503831339927671/2392981104346019/?type=3 (出典)
いつ頃支えになっていましたか?
2020年の2月ごろから
それはどんな時期でしたか?
外来で化学療法をしながら過ごしている時期でした。
あと、2月といえばバレンタインの時期。
「サロン・デュ・ショコラ」という、チョコレートが世界各国から集まるお祭りが開催される時期でもありました。
イベントを知ったキッカケは、近所の本屋さんで見つけたパンフレットです。
最初は、写真を見るだけで十分だと思っていました。
でと、どうしても行きたくなって。
お祭りにも行ってきちゃいました!
なぜ救われたんですか?
とにかく、美しくて美味しかったです。
チョコレートは一粒一粒、見た目が違う。
加えて、味と香りも、どれひとつとして同じものはありません。
チョコレートに添付されていたカタログを見ながら、今日はどれを食べよう?と考えるのが至福の時間でした。
素材やインスピレーションを得たお菓子などは、世界各国から集まったものでした。
カタログを見ていると、世界旅行をしているような気持ちが湧き上がるんです。
全てのチョコは、カカオからできている。
それなのに、不思議ですよね。
味や香りは全く違っていています。
同じ主材料なのに。と驚いたことが今でも印象的です。
当時は食べ物に対して、とても神経質になっていました。
「がんに砂糖は良くない」と聞いていた。
だから、「お菓子は食べてはいけない」と思い込んでいたんです。
でも、こんなに素敵なチョコレートを食べて、豊かな気持ちになれる。
好きなものを適度に食べるのは良いことなんじゃないかな?
そんな風に、「食」をはじめとした「生活に対する柔軟性」を取り戻すキッカケになったな、と思います。
そして、化学療法の最中でも、
自分が行きたいところには行ける。
やりたいことはちゃんとやれるじゃないか!
と思えたキッカケでもありました。
……
わたしさんは、「ココロとコトバ」についてもお話ししてくださいました。
……
そして、今回「わたし」さんは、当時の経験を漫画で発信されているお方です。
通常は匿名性ですが、「わたし」さんこと『にこらにこらい さん』のnoteもご紹介させていただきます。
こちらもぜひご覧ください。
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