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文学フリマに出店してみる

 遡ること約4ヶ月前に「文学フリマ」という、コミケを小説や短歌、ルポやアンソロなど、文章だけで構成される創作物に絞った即売会が大阪で開催され、そこに行った記事を書いた。



 その時に「次の文学フリマには出店者として参加しよう」と決めた。



 準備は大変だったし、オミクロンは大人しくはしてくれなかったけれど、何とか無事今日1/16を迎え、そしてイベントを無事に終えられたことを嬉しく思う。



 詳細なレポートは文学用のアカウント( @380_uga )の方で書こうと思うけれど、まずは自分のブースに来てくれた友人や出店者、来場者の方に心から感謝申し上げたい。本当にありがとうございました。



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 準備含め全部楽しかったなぁというのが心からの感想である一方で、ようやく終わったなぁという一種の安堵を今は感じている。



 30ページほどの小冊子でしかないけれど、一冊の本ができて、それが売られて、作品が読まれる、という一連の流れにどれほどの熱量と努力と労力が必要なのか、それらがなんと尊いことかが身をもって強く感じられた。



 お客さんの顔を見て会話しながら作品を買ってもらえることのやりがい、立ち読みをしてもらっている間のドキドキ、スルーされてしまった時の落胆を体感した。



 ”商品”と”お金”の交換という単純な構図ではない。出店者はお金を受け取ると同時に自分自身を受け入れてもらえた感覚を覚える。購入者もまた単なるコンテンツや情報の入手以上にワクワクやドキドキ、あるいは明日以降の自分の言動・行動に影響を与えうる刺激を持って帰る。



 文学フリマはそんな素敵なイベントだと感じた。



 新規感染者の数が増え続ける中で、出店を辞退したサークルや参加を見送った人も今回はちらほらと見聞きした。文フリ本部にも色々な葛藤があったことと思う。



 それでもやはり、こんな貴重な経験とともに、様々な人・サークル・作品との出会いの場を設けてくれたことには本当に感謝しかない。



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 次は9月25日に開催される「第10回文学フリマ大阪」が一つのターゲットかなあと個人的には考えている。それまでに二作目の目途がつけばの話ではあるけれど。



 ちなみに本日販売した冊子はまだ少しだけ余っているので、もし買いたい人がいたら教えてください。直接or郵送でお渡しします。郵送の場合は着払いにはなってしまいますのでご了承のほど。。。




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