ギャンブル依存症の自分が出来ていること、出来ていない事。

僕が自分自身をギャンブル依存症と本格的に自覚し始め、通院を始めて、依存症に関する本も多少なり読んでみて、それで今は、何かしらの変化を求め続けています。何か変えていかないと、これからはこうやって生きていくのが良いんじゃないか、と考えた事をメモしていて、いまはそれらを自分の小さな目標に掲げていたりします。
（といってもそんな大そうなモノではなくて、一般的な社会人の方ならできていることばかりです）

そんな小さな目標でも、出来ている事・出来ていない事、があります。
それに、どうしてもやる気が出ない・何もできない日もあって、そんな日はとてもギャンブルに逃げたくなります。それでも現状は数か月程度、ギャンブルをせず、なんとか生きることが出来ています。

現状の立ち位置を客観視するためにも、こうした小さな目標について、出来ていること・出来ていない事を整理してみようと思います。

まずは出来ている事から。

• ギャンブル行動をある程度長い期間ストップ

• 借金の支払いを、優先的に遅延することなく継続

• 滞納自体をストレスに感じるように（すぐに現金を手放すように）

• 早起き

• 資格取得に向けての勉強

• 意欲的になった（気がするだけかも）

• 人のことを考える時間を作る

• 家族のことを大切に

• 祖母のことをより大切に

• 祖父の月命日を大切に

• 掃除、洗濯をこまめに

• 意識的に外食

次に出来ていないこと

• ギャンブル系の動画を未だに見てしまう

• 実は定期的に落ち込んでなにも出来ない時がある

• 休日にギャンブルがしたいと感じてしまう

• 継続的な通院

• 節約

• 長時間の勉強（集中力がもたない）

• 過去への後悔をする

･･･この辺にしておこう。
この中で「定期的に落ち込んでしまう」ってのが、メンタル的にもきつい気がしていますので、なんでそうなっちゃうのかちょっと考えてみたのですが、やっぱりギャンブルに起因していたりします。

まあギャンブルをしたいときに襲ってくるんですね。とくに週末に向かっている日が多くて「もうすぐギャンブルが出来る時がやってくるのに、自分にはギャンブルできない（現金がない）状態」がメンタル的にやられている事が多い気がしています。
この時の僕の頭の中からは、それまで前向きに考えていたこととか、これをやなきゃ、これを知りたい、と思っていた事が全て消えさっていて、とにかく気分が落ち込んでいる気がします。ジッとしていれば良いだけなので、まあ引きずりすぎず、ギャンブルせずに生きています。

でも厄介なのは、こういう時に限って過去を後悔してみたり、仕事の失敗を思い返したり、人間関係の失敗を振り返ってみたり、なんとなく後退している感覚を持ってしまったり･･･。
これが結構つらくて、引きずってしまうことがあるんです。特に人間関係の失敗かな（もちろん、これもギャンブルに起因している）
前を向けているときは「俺は俺の人生を生きているから、他人への失敗なんて関係ないわ。でも謝る、ごめん！」くらいに考えて、頭の中から消えてくれるんですけどね。まあたぶん、これは時間が解決してくれると思うというか、そう信じるしかありません。再度ギャンブルをして、ギャンブルで失敗したら、もっと大きな苦しみになって自分へ返ってくることと比べたら、たいしたことはないはず。･･･とまあ正直に書き連ねると、こんな感じです。

スマホでギャンブル系の動画を見ることは、とても辞めたいことの一つです。それを見て、「自分もやりたい」と直接的に考えることは今はもうないです。
勝った・負けたのストーリーや、出演者の面白いやり取りを見ること（無料でとても陳腐な内容の動画だと思います。）が少し楽しいなと感じてしまうんですね。明らかに映画でも1本見たほうが面白いに決まっているのに。それに、自分もやりたいと考えることはないと書きましたが、そんなわけないですね。過去には、「動画上であの台がすごく出ていた」という記憶が残って、実際にそれをやりに行ったこともあります。早いうちに卒業できるように頑張ります。

さて、せっかく整理してみたのだから、きちんと出来ている、良い面の事も書いてみようと思います。

まず、ギャンブル行動については一定期間、ストップをかけられています。借金の返済が第一優先に出来ている事が大きいと思います。給料日になった瞬間、即支払いです。お金を持ったまま、返済行動（ATMにカードをいれて入金）を後回しにすることだけは、もう一生するつもりはありません。
早起きについては、朝の時間を有効に使いたいし、出社する時間を早めました。
意欲的になった、というのは先ほど書いた落ち込んでしまう、と真逆と言えば真逆なのですが、そういう場面も多くなりました。調子が良いときは勉強したい欲が出たり、掃除をしたい欲が出たり、好きな音楽を聴いたり。（こういう時は不思議とギャンブルのことなんて考えてません。）
何より、自分の明るい未来を少しでも想像できるようになりました。こうなっていたい、だからこうしていくんだ、といった具合です。良い変化だと思いますが、先ほど書いたようにひとたび落ち込んでしまうと、それらが全てひっくり返ってしまうこともあります。見事なまでに真逆の思考をしていると自覚できます。でも、最終的には持ち直している、そんな生活を送っています。
家族については、まあこれだけ迷惑をかけているのでせめてもの償いで、考える時間を増やしたり、ごはんを誘われたら断らなかったり･･･まあ大したことは出来ていませんが、、でも大事にしようといつも思っています。
祖父母についてもそれと関連してますが、自分が生まれてきた有難みとかにすこし感謝できるようになりました。それに祖母はもう、いつ亡くなってもおかしくない年齢なので、会話する時間を少しでも増やしたいとも思って、実際にこまめにコミュニケーションをとるようにしています。この辺は、僕自身の年齢の変化によるものかもしれません。
意識的に外食は、気分的にすごくリフレッシュが出来る、ということを最近になって知りました。そんな良いものを食べにいっているわけではなくって、ラーメン屋さんとかうどん屋さんとか定食屋さんとか喫茶店とか。時間とお金があるときは、なるべく入るようにしています。一人で食べていても、やっぱり家で食べるよりも確実に美味しい。こんな状況の自分でも少しお金を払えばそう思えるって、とても有難いことです。継続していきます。

というわけで、今日の記事では出来ている事・出来ていない事を整理してみました。自分にとって一番つっかえているのは、やっぱり「落ち込んでしまうこと」です。かなりネックだと感じさせられます。反対に、出来ている事をもっと沢山伸ばしていきたいなあって思うし、改めてそれらを自分が出来ている！と自覚できて、なんだか幸せな気分になりました。小さいことですが、コツコツ頑張っていきたいと思います。