見出し画像

毎日僕らが対峙する夢は時折牙を向ける

今日久しぶりに悪い夢を見た。

貞子のような人が部屋にいる僕に寄ってきて、腕を掴んでは爪を食い込ませるような...感じだった気がする。 パッと目を開けて目を覚まして時計をみると深夜の3時。どうやら途中で起きてしまったみたいだけど、妙に冴えてしまってすぐには眠れなかったけど、オールすることはなく無事朝を迎えれた。

過去にも悪い夢を見たことはあったけど、今回は起きた後も怖さを覚えるものだった。子どもの頃にホラー番組を見た後、電気を消した部屋で1人不安になるあの感じ。怖いと感じた体験がほとんどなかったから、ずいぶん久しぶりな感覚に思えた。

悪い夢を見た後は、また寝るのをためらってしまう。またさっきと同じような悪い夢を見るのではないかと。
でも大抵はそんなことはないし、月日が経てばどんな夢を見たのかも忘れている。ためらうのはその一瞬だけだ。

しかし夢というのはとても曖昧なものだなぁと思う。見たくて見れるものではないし、どんな内容かも自分で決めることも出来ない。自分の脳内で起こっている出来事なのに、自分ではコントロール出来ない。とても不思議だ。

いい夢を見たこともある。自分の好きなバンドのライブ会場に入る夢や、学校の体育館で楽器を演奏している夢だったり。

出来ることならいい夢を常に見たいものだが、潜在的に感じている漠然とした不安や、日頃から感じている感覚を完全にコントロールすることは出来ないように、どんな夢を見るか自分で決めることも出来ないんだろうなぁと思える。

眠る間に見るゆめも、起きている時に掲げるゆめも、同じ「夢」という漢字を使っている。英語でも眠っている時に夢を見たことはI had dreamと言うし、夢を持っていることもI have a dreamという。どちらも違う意味合いなのに、漢字や単語は一緒なのだ。

夢というものはとても曖昧で漠然としたものなんだなぁと思った今日この頃だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?