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今昔の流行で遊べる着物

両方のいいところが楽しめるのは
今の時代に生まれたからこそ


こんにちは お着物大好きRokoです。
着物が増えてくると、やっぱり、収納問題で頭を悩ませる方が多いと思います。私も、そのうちの一人です。だから、増え過ぎたら、メルカリで売ったりもします。
そして、着物を気軽に着たいと思ったら、すぐに着たい着物を取り出せることが重要になってくると思います。
出しやすさ!見やすさ!当たり前なようで、これが難しい。
私の場合は、桐ダンスを持っていないので、ホームセンターに売っているような衣装ケースに、正絹の着物を中心に収納しています。

1-着物の収納 衣装ケース

〈着物の収納 衣装ケース〉

ここで「たとう紙」に入れると、どの着物なのか?開けてみないとわからないので、例えメモ書きをしていたとしても、思い出すのが難しいし、かさばるので、私は「たとう紙」を使用しません。
では何を使っているかというと コレです!

ジッパーで3方開きで、少し透けているので、収納が簡単で、なんの着物か?判断しやすいです。
着物の出し入れや、着物を探す時を考え、アストロ着物収納袋にいれた着物を3つに折って、衣装ケースに収納しています。3つに折ってコンパクトな分、引き出した時に崩れにくいのが利点です。
本当は桐ダンスで、折らずに収納するのが理想ですが、収納場所が少ない&インテリアと合わないなど、みなさん色々あると思います。そして、スムーズに取り出せるだけで、着物のハードルをさげるような気がします。

※ここで注意点!
衣装ケースで収納はできますが、桐ダンスと違って呼吸をしないので、定期的に衣装ケースの引き出しを開けて、風を通したり、除湿する必要があります。
特に梅雨の時期や冬場の結露ができやすい時期などは、衣装ケースの引き出しをあけて、除湿機を6時間ほどかけます。とにかく、これを気をつけないと、着物にカビがかえたり、穴があいたり、変な匂いがしたり、大切な着物が傷んでしまいます。

着物は、なおしたままにしないで、ただただ着てあげることが一番のお手入れ方法です。出し入れすることで、衣装ケースの中に風が通るし、着てあげることで、着物に風通すことができます。
なおすまえにハンガーにかけて、2.3日干したあと、またアストロ着物収納袋にいれて、3つに折り、衣装ケースになおすだけ。そして、数年に一度クリーニングに出せば、もう完璧なお手入れ方法です!

現代のポリの着物や木綿の着物や羽織は、出し入れがしやすいように、ハンガーにかけて、クローゼットに収納しています。洗える着物だからこそ!もっと気軽に着たいので、いつでも取り出せるようにしました。

2-着物の収納 クローゼット

〈着物の収納 クローゼット〉

着付けをする時に必要な着付け小物は、全部ひとつのハンガーにまとめてかけています。着物を着るときに、そのまま取り出して使っているのですが、そうすることで「あれは、どこにいった?」というような時間のロスを減らすことができます。
それでなくても、着物は洋服と違って、着付けの時間が必要ですから、おでかけの時間に間に合わせようと思うと、この時間のロスが大きいと思います。よかったら試してみてくださいね!

3-着付け小物をハンガーにまとめてかけている

〈着付け小物はハンガーにまとめてかけます〉


さて、今の時代に生まれたからこそ選べる着物の種類のお話を!
私がよく着る着物は、このふたつです。

・ワンピースのようなカジュアル着物
・色褪せないデザインのアンティーク着物

【カジュアル着物】
ポリから木綿やリネンの着物を揃えています。
まるでワンピースを着るような感覚で着ることができるので、街にいても自然と馴染みます。
そして、やっぱり洗えるので気軽に着れます。もう洋服と変わらない!
着物を着ない友達と遊ぶ時は、あえてカジュアル着物を着て、雰囲気を合わせる時もあります。そして、現代の着物作家によって、素敵なデザインが多く、昔にはなかった着方さえあります。

4-春のおでかけ 木綿のレース着物と羽織

〈春のおでかけ 木綿のレース着物と羽織〉

5-1レース風の浴衣

〈レース風の浴衣〉

5-2大人兵児帯で、フリル結び

〈大人兵児帯で、フリル結び〉

5-3 浴衣の衿に本物のレースを付けるだけ、ワンランクアップ

〈浴衣の衿に本物のレースを付けるだけ、ワンランクアップ〉

少し高級感のある生地のレース着物(単仕立て)を1枚持っていると、通年使えて、とても便利です。レースは、結婚式やちょっといいレストランに着て行っても、高級感があるので見栄えがします。
なのに、カジュアルな装いも出来るので、もう優秀優秀!
どうやって季節によって着分けるかというと、透けることを生かし!中を変えるのです。

1.春や秋は、普通の長襦袢を着る
2.盛夏は、夏の涼しい長襦袢を着る
3.真冬は、シンプルな着物の上に重ねる!

こんなに便利で、使える着物は他にないかも!
今の時代に生まれて、本当に幸せです。

6-レース着物と夏用のポリの襦袢

〈レース着物と夏用のポリの襦袢〉

この写真の夏用の黒い長襦袢は、これです。
夏の着物や浴衣のインナーに最適な吸湿速乾素材
本格仕立ての夏用長襦袢
肌触りもよく 肌にくっつかず着やすかったです。

レース着物は!MIKI SAKURAさんのものです。


【アンティーク着物】

現代の新しいデザインでは再現できないようなアンティーク着物も魅力です。同じ糸や染料を作れないこともあり、アンティーク着物にしか味わえない着心地とデザインが魅力です。最近は、アンティーク着物のデザインを復刻したポリの着物も少しありますが、やっぱり着心地は違うと思います。でも、復刻版の魅力は、素敵なデザインを再現できて、やっぱり洗えて丈夫なところが素晴らしいと思います。

7-アンティーク着物を着て京都へおでかけ

〈アンティーク着物を着て京都へおでかけ〉

8-アンティーク着物と道行き

〈アンティーク着物と道行き〉

9-アンティーク着物と羽織

〈アンティーク着物と羽織〉

意外と着物って 洋服より、いいところを残して、進化してると思うのです。アンティーク着物があって、現代着物があって、さらに新しいアイテムがあって、新しいデザインも出てきて、一般的な着方から、新しい着方まである!
その分楽しすぎて・・・色々欲しくなり、物欲がとまらないのが、怖いところですね(笑)

今日も着物について熱く語ってしまいました。
着物の魅力が少しでも伝わったでしょうか?
少しでも多くの方が着物の魅力に気がついて、着物を好きになってくれる人が増えますように!

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Rokoちゃん

【Roko・プロフィール】
水彩画の可愛いイラストを描きます。子供関係のイラストの仕事が多く、絵本やいろんなイラストのお仕事を通じて、成長させてもらっています。
絵本は、文も挿絵も両方できます。
★代表作絵本「ねむいねむいおつきさま」「おはなポコポコ」(三恵社)
★絵本のような世界のLINEスタンプ・絵文字・着せかえも人気です。
「日常生活にある小さな幸せ」をテーマに、絵本のような世界を提案しています。自由な線・優しい色合いのイラストは、どこか不思議で、やわらかな雰囲気が特徴です。
https://roko-color.com


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