見出し画像

#4 準広角に憧れたら日常が愛おしくなったからまとめてみた

こんばんは、yuki です。

準広角に照準を合わせてはいますが、
ある画角とトコトン対峙してみたら見えてきたもの。
のお話し。

準広角を活かしきるために、
心構えと、苦手な場面と、他の画角のキーワード
をまとめました。さいごに
準広角に憧れたワケ、
について。

|公開記事一覧はこちらから|


準広角の心構え


比較的日常的なシーンにおいて、
目の前に広がるその『空間』にいて
ワタシはこんな風に感じている。

今まさにココにいます!を伝える、
現在進行形のような画角。
に思う。
(過去話もミテネ)

撮影者の視点で臨場感が得られれば、
よりこの画角が活きるはず。

難しいことを言ってきた気もするけど、
かっこよく撮ろうと頑張らないで、
この視界最高!と思ったときに、
アイレベルで普通に撮る。

極論それだけでいい。

あーだこーだ考えず、
感じたその感情のままにシャッターをきれば、
うまくいく!

取り扱い注意

この項目は私自身、準広角で悩まされた
シチュエーションと解決策。
あーだこーだ考えた、あくまでも策。

◇パースペクティブ

広角はパースがかかりやすい。
建物外観など、地面を入れた構図で煽ると、
パースがより強く感じる。

臨場感を得たくて不自然に感じる時は、寄る
建物全体を無理に入れようとしない。

寄る
fujinon XF18㎜F2
(約78%にトリミング 焦点距離約35㎜/35㎜換算)
パースがかかり、臨場感、って感じはしない。
(これはこれで迫力ある画で好き)
【余談】
実は...この画、最初の画と何が違うと思う?
-----------
A.)手前側をトリミングしてます。
理由は自転車を消したかったから。
そっちの方がカッコいいと安易に思ってしまった...
臨場感論からするといかんことやった。

Special Thanks;@cessna
(トリミングの位置によっては、臨場感なくない?
な画になると勉強させてもらった。深く感謝。)

一度トリミングとは対峙しなきゃな。
因みに、X-T5とXF18㎜F2の組み合わせで、
78%にトリミングは35㎜(35㎜換算)、
51%から66%にトリミングは大体標準域、
焦点距離40〜50㎜(35㎜換算)になる計算。

計算方法参考URL

◇写真は引き算?

カメラ撮り始めの頃の、私の準広角の写真は、
これでもかっ!てくらいほとんど9割縦構図。
縦にしてサイドの『余計なもの』を削ろうとした、
初心者あるあるじゃないかなぁと…?

準広角はそうじゃないんだよーーーッッ
と当時の私に教えてあげたい。

いいたいことを構成する、
他のポイントも探す工夫が必要。
↓(広角の取り扱い方だけど参考になる!)

◇遠すぎる、広すぎる

広すぎたり遠すぎると感じて、
許せないと感じる時。

その時は準広角は適さないかも。

事実、広角は、遠くのものはより遠くに
写っているようにみえるものだから。
準広角は目線のちょっと先。くらいの、
身近な視界の距離を捉えるぐらいが丁度いい。

世田谷区から撮った富士山(60㎜/換算35㎜)
準広角じゃ富士山が遠すぎた。

画角イメージは#2や、のちの#11もミテネ

画角のキーワード


準広角は、
遠くのものが、少し遠く見える。
望遠は
遠くのものが近くに見える。

これって時間も関係しているかも。

同じ位置から撮った場所でも、
準広角はここからそこに行くまでに
ちょっと時間がかかりそうだけど、
望遠はわりかし近くあって、
すぐに過ぎ去りそうな感じがする。

大げさに言えば、

準広角は
今ココにいる現在進行形から、
少し先の未来を感じさせ、

望遠は
少し過去を感じさせる。

※実際にはもうシャッターを切った瞬間には
過去になってしまうんだけれども。

(ヒョウジュンハ、ナンダトオモイマスカ?
標準域であまり撮ってきていなかったもので...
たぶん、たった今。カナ)

こんなところから、

準広角のキーワードは「未来、希望、将来」

「手を伸ばしてでも掴みとりたい」
「いつかまた逢えるといいね」

望遠のキーワードは「ノスタルジー、懐かしい、儚い」

「憧れて手に入らなさそう」
「過ぎ去ってしまってもう逢えない」

そんなシーンや画づくりができたらツボるかも。
フィルム調や大ボケの画づくりは望遠がハマるかも?
どうだろ

準広角は、
”心地よいこの時間が長く続いてほしいな”
という期待や希望も込められる
絶妙な画角なんだと思う。

fujinon XF23㎜F2RWR/35㎜(35㎜換算)
普段は車が行き交う国道なのに、
ぷっつりと車が途絶えたラッキーな瞬間。

画角キーワードが「未来、希望、将来」。
フォロワーさんが付けてくださったタイトルが、
偶然にも、『ミライの誘惑』。
写真を通じて会話ができて嬉しい瞬間でもあった。

準広角に憧れるワケ


準広角を扱うとき、いかに
何気ない日常の素敵。を感じ取れるか。
を問われている気がする。

ぶっちゃけ、都会であれば
ドラマチックな光景がそこら辺に
ゴロゴロ転がっているから、撮れ高がいい。

でも、#2でも言ったように、
準広角はエッセイのような画角。
日常をどうキリトるのかは、私次第。なのよ。

======
準広角Loverに推す、エッセイがこちら。

日常を見事に拾う素敵な感性と言葉で綴った
望月さんのエッセイ。
こんな風に日常をキリトりたいと思う。

なんてことない日常でもいい写真は撮れる!
という希望も得た記事。

毎日毎日、日常の写真を撮れば、
どれをネタにしようか迷ってしまうくらいに
鍛えられるかもしれない。

それなら!と、
毎日6000歩以上を目標に大好きな地元を
歩いてまわって写真を撮った。
2週間も続けると、あることに気が付いた。

決してドラマチックではないけど、
私の視点はこんなにも、
私の愛おしいモノで溢れていたことに。

今はもうネタには困らないし、
他の人と比べて構図が悪いだの、田舎なんだのと、
嘆くこともなくなった。
映える場所の写真を撮るのも楽しいけれど、
足元に転がる愛おしい視点を探す方が充実感がある。

お写んぽ中に空き地に群生する花を偶然見つけた時の、
ッしゃあっ(ガッツポーズ)感が強いというか。

ちょっとそこまでのご近所さんで、
今日も着々と「愛で処」を増やしている。

空き地に群生してた水仙。ッしゃあ!ってなったよね。

その辺写真にも表れてるんじゃないかなぁ。

決して
上手くはないが、見方を変えられた。
ありがとう、望月さん。


あとね、お笑いの兵動大樹さん。
日常でこんなオモロいことある?(笑)

あとね、アイデアクリエイターのいしかわかずやさん。
おもわずクスッとしてしまうアイデアばかり。

日常と向き合って、
自分の欲しいネタを掬い上げているのよね。

======

準広角を上手に取り扱える人こそ、
日常の中で自分の「素敵」を探せる人だと思う。
(もちろん努力あってこそ)

憧れるゥーーー

それと、
今、ココにいて、なんて素敵なんだ!って思える
面白そうな準広角の世界にいたい。
という願望もある。

こうして準広角が、
私の憧れの対象になり、
どうにか近づきたい。ワケなのです。

お、準広角レンズに手が伸びましたか?
とうとう愛おしくなってきましたか?フフフ。


今この見方してるな、という画角イメージや
画角の時間軸によるキーワードなどは、
画角の選定に深く関わる気がします。

それが、
写真のセンスにつながるんじゃないかな。
(#1ミテネ)

※ただし、画角の選定には、実際には、
広角は寄っても背景が広く写るし、
遠くのものがより遠く写る
などの
レンズのスペックや特性、
被写体との距離や大きさにもよりけりです。

富士山なんて簡単に近寄れないから
(近寄ったところで尊大すぎて撮れない)
離れたところから望遠が必要ですしねン

次回は、再来週 2024/3/8  公開、
なんとここまで準広角は
一貫して難しいと言ってきたのに、
28㎜前後の画角は、
私にはとても扱いやすかったのです。

なんでか考察します。
では、また午後9時に|_-。) ポッ

※共感した所があったらどの辺りか聞きたいです!
なくてもひとこと感想聞かせてね(人'∀︎'o)
準広角Loverはフォローもぜひ♡

|公開記事一覧はこちらから|

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
© 2024 yuki

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?