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【損切り】うまくいっている分野を伸ばすのが最短ルート

商売において、あれこれ試してとにかく「打席」に立つことは大事。その中で、もっとも成果をあげていること以外は思い切って捨ててしまう、という話

去年末に今年の目標として「忙しさをつくる」というのが最重要課題であった。

予定を詰め込むという意味ではなく、あくまで商売としてであるが、去年末から前のめりに取り組んでいたいくつかの施策のうち、Web広告の反応が伸びていた。



では、その他の施策はどう扱うべきか?という点だが、わたしの場合、うまくいっているものだけにシフトする。

あとの施策はおもいきって損切りし、1点集中でうまくいっている施策をさらにうまくいくように育てる。そうすることで時間や労力といったリソースが十分な肥料となり質のいい果実がみのるのだ。



これを「せっかくここまで取り組んだのだから」とその他の施策も並行して進めてしまうと、どれも中途半端になり思うような成果が見込めない。

重要なのはこの損切り。サンクコストの罠であり、ここまでかかった費用や労力を惜しむがために、ムダとわかりながらも手をかけ続けてしまう。

損切りした施策は中途半端でもひとつの経験として、自分の中でストックしておけばよく、また局面が変わった際に役立つ可能性もあるゆえ、とりあえず自分の引き出しにしまっておくのである。



成果を出す上で必須なのが、とにかく色々と可能性を試してみる、ということであり、言い方を変えると「数多くの打席に立つ」ということである。

その行為自体で何を模索しているかといえば、自分の勝ち筋となる一振りである。それがつかめれば、その他の振り方は現段階では必要のないものとして忘れた方がいい。



勝ち筋としてつかんだ一振りを体に覚えさせるために、フォームの固定やさらなる改善をしていくことで、打率は上がり、飛距離は伸びていくのだ。

「あんなに頑張ったのに」とか「多額の費用を費やした」という理由が惜しいのは理解できるが、商売においてはそれらの理由も含めて捨て去ることができるかどうかが成長スピードを左右する。



今まで費やしたコストに目を向けても意味がないし、それを考え、計算などしだしたらたちまち足がすくんで次の一歩が踏み出せないだろう。

今回の件で言えば、わたしの場合この2ヶ月で50時間以上の労力と約30万円の費用という損失だ。ただその損失さえ、つかんだ一振りで取り戻せばいい。経験としては高くついたが、タダで手に入る儲けのタネなどこの世にも存在しない。

今見るべきは成果の萌え芽である。

成果の出ないものにいつまでもこだわっている暇はない。次のゲームはすでに始まっている


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