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【どうする?】零細企業の寿命から逆算した戦略

小規模事業者において、会社の寿命を想定した舵取りが重要。寿命から逆算した現在地で今何をするべきか?という話

わたしは自身が所属している業界団体の理事長を務めていることもあり、関連団体や建設業に関わる団体と度々時間を共にする。

どこも同じ話題ばかりだが、直近でいうと「事業者の高齢化」というテーマがよく話題に上る。



団塊の世代が次々と引退し始めている一方で、後継者が不足、または不在ということもあり、この先どの職種も一気に減少することは火を見るよりも明らかである。

わたしたち団塊ジュニア世代が一定数いる中で、その世代だって若くても50代手前。その下の世代となるとぽっかりと穴が開いたように不在なのだ。



ただ、現状を鑑みて憂いてばかりもいられない。できることといえば、現状でなんとか踏みとどまっている現役事業者がこの先をどうサバイブしていくかを考える必要がある。

わたしも時々想像するのだが、自身があと何年今の仕事を続けられるか?という点において、仮にあと20年としたところでそこから逆算した今、何をすべきなのだろうかと考えるのだ。


わたしひとりがこの社会問題をどうにかできるわけでもない。だが、個人レベルで言えるのは、とにかく商売を今よりも盛り上げていくことが自身や顧客、はたまた影響を受けるかもしれない若い世代にとってプラスになるだろうということ。



要は、頑張れば儲かる、という状態を体現することが必須なのだ。これは顧客をないがしろにして“守銭奴”になる、ということではない。

正しい努力の結果、多くの顧客に喜んでもらい報酬を得るということを図式を若い人に見てもらうことによって、「頑張ればワンチャンあるんじゃね?」と感じてもらうことを指す。



逆算した現在地では今抱えている課題をひとつずつクリアして、少しでも商売を上向きにしていくことが命題である。

健康寿命どうように、残りの20年を一定のスピードで進むことはできない。それならばはじめの10年を上昇期とし、あとの10年はその上昇期で蓄えたリソースでゆっくりとソフトランディングしていくのが望ましいだろう。

これを戦略と呼べるかどうかはさておき、何も意識せず年を重ねていくよりはマシな未来が期待できるだろう。あと10年、何ができるかは日々考えるとする。

悲観はそのまま行動の燃料にする。悲観は放っておいても熟成はしない


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