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【気を抜く】「鍛錬」より「緩和」の方がうまくいく場合がある

商売のフェーズにおいて、躍起になって活動しているよりも、むしろ余計なチカラを抜いてみた方が、成果が出る場合がある、という話

年が明けてから最近まで、しばらく調子のよかった膝に痛みが出ていた。

去年の2月に行った治療のおかげで年末あたりまでは割と調子が良かったのだが、多忙と過度なリハビリや歩くことが多かったことから、痛みが再発してしまったようなのだ。

歩行困難というほどではなかったが、右足を引きずるように歩く姿は誰が見ても足が悪い人とひと目でわかる。



なんとかせねばと色々試した結果、わたしにとってはいがいなアクションが功を奏した。それが太もものマッサージ。

今までは足の筋肉をつけることばかり意識してきたのだが、どうやら最近は歩くことも含めて使い過ぎていた。太ももの筋肉が張り、硬くなった筋肉により可動域が制限され膝に痛みが出るようなのだ。



この2週間、歩くこととリハビリをひかえ、マッサージやストレッチに専念したところ膝の痛みが緩和。足の可動域も広がり、柔軟性も向上した。

今回の一件で、躍起になっていることで向上することもあるが、フェーズによっては引き算をする、ということも必要と知らされたのである。



仕事においても、今年は経営を引き継いで10年の節目ということもあり、何かとチカラが入っていたが、実は去年までの働き方を見直す時期なのでは?と考えている。

7時間睡眠を優先したことで、1日の時間の使い方が変わったのだが、色々と緩和することで調子が上がることが多く、いかに今までが力み過ぎていたことが最近わかったのだ。



状況によっては、がむしゃらになるフェーズもあるだろうし、そうしなければ解決できない問題だってあるだろう。だが、そのアクセルのふかし方がいつでも正解なわけではなく、コーナーでは緩める必要があるし、定期的にピットインしなければレースを完走することはできないのだ。

40代後半にもなってペース配分が身についておらず恥ずかしいかぎりであるが、何事も緩急をタイミングよくつけることでその場面をうまく切り抜けられるもの。

膝の一件から今年は気合いを入れるも、緩める塩梅も身に着けて乗り切ろうと思う。

物事は力の入れ加減をコントロールすることで柔軟に対処できる



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