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【際立て!】自社がまわりに埋もれぬよう、尖った特徴を強調せよ!

自社がお客様から見つけてもらうために、何を強調するべきか考える。特徴がなければ「その他」と同等、さあ何を尖らせようか、という話

わたしは仕事がら車移動が多い。その車中、ビジネス系の音源や動画(イヤホンで音声のみ)を聞いているのだが、箸休め的にYoutubeを挟むことがしばしばある。



その中で、最近ハマっているのが元テレビ東京のプロデューサーである佐久間宣行氏の「NOBUROCK TV」。わたしがお笑い好きなのと、テレ東の独自路線や弱者の戦略に一目置いていたこともあり、何となく視聴していたのだが、プロデューサーという視点から語られる話がかなり勉強になるのだ。

その中で、プロデューサーがタレントをキャスティングする際の話の中で、何を基準に選定するかという件に思わず耳を集中してしまったのだ。



どのランクのタレントでも、同じ様なスキル、スペックを持った人は数多いる。その中で本業にプラスして、例えばビール好きであったり、キャンプが趣味であったりという企画する際に想起する「タグ」をいくつ持っているかで差がつくのだそう。



これは商売でも同じで、市場の中でしのぎを削る同業他社との競争の中で、「タグ」という特徴が目印になり、お客様に見つけてもらえる。ラーメン屋がラーメンを作れるのは当たり前、「おいしいラーメン屋です」というアナウンスでは目立つことはできないだろう。

「自慢の絶品チャーシューメンの店です」とか「1日50杯限定のラーメン屋です」など、際立った「タグ」をぶら下げることで、お客の関心をひきつけ、数多くの店から選んでもらうのである。



どこの業界にかぎらず、調査としてまずは同業他社のホームページを閲覧してみるといい。同じ様な表現であったり、10年以上前につくって更新されていない競合ばかりであるのなら、それは自社が頭一つ抜きんでるチャンスなのだ。

その際に、自社の特徴は何だろうか?ということに思いを巡らせると思う。できるだけありきたりな表現である、「迅速」「丁寧」「どこよりも安く」などという誰にでも思いつくワードは避けよう。

商品をひとつに絞ってしまうとか、得意なカテゴリーを強調するとか、一部なコアな顧客にしか刺さらないかもしれないほど尖らせていいと思う。逆に何でもできますと定義してしまうと、印象が薄まり、結果として記憶に残らない。



であるならば市場の中では少ないかもしれないが、濃い見込み客を狙いに行った方が成約率も高まるというもの。

ここまで書いて、さすが元テレ東のプロデューサーと感心してしまった。知ってか知らずか弱者の戦略である「ランチェスター戦略」そのものではないかと勝手にリンクさせて考えてしまった。

まだまだこの人から学ぶことがありそうだと、Amazonで書籍をポチってしまったわたしは完全に沼にハマっている。

自社の特徴は際立てせて目印とすることで、顧客から見つけやすくする


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