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自身のロールモデルに気持ちを引き上げてもらう

憧れの人物や、模範にしている人物から影響を受けることで、自身の活動をより活発にする、という話

本日は日曜日、つい先日までは新築する家の打ち合わせで日曜日の予定はほとんど抑えられてしまっていたのだが、久しぶりに何も予定がなくのんびりしたスタートであった。

まだまだコロナの影響も考慮すると、大手を振って行楽に、とはいかないが、だいぶ暖かくなってきたこともあって可能な休日の過ごし方を検討した。

先月中学受験に合格した長男のために合格祈願として購入した御守りのお礼参りとして文京区にある湯島天神に行きたいという妻の提案に絡めて、同じく文京区にある『おりがみはうす』へも足を延ばそうという予定となった。

『おりがみはうす』とは日本折り紙学会が運営する小さなギャラリーで、複数の折り紙作家が作成した作品が展示されているほか、書籍やグッズなども取り扱っている、いわば折り紙会の聖地のような場所なのだ。

なぜに『おりがみはうす』かといえば、我が家の三男(10歳)が数年前から折り紙にハマり、没頭するあまり、次々に難易度の高い作品を攻略してしまうことで、現在では大人でもドン引きするような作品を完成させてしまうまでに成長している。

そして、マニアックな大人向けの作品集を購入しては折り込んでいるうちに、その作品集の作家さんに憧れを持つようになったのだ。そして、三男のために折り紙の情報を収集しているうちに『おりがみはうす』なる場所に行きついたというわけだ。

首都高に乗り、小一時間ほど車を走らせて文京区の白山駅付近に到着。一人緊張気味の三男とともに家族で目的地を探した。1、2階がテナントとなっている古いマンションの2階に『おりがみはうす』を発見。中に入ると、現在はコロナの影響で規模を縮小しているとはいえ、数々の作品が所せましと並んでいた。

普段は作品集の中だけでしか見ることのできなかった作品たちをリアルに見ることができ、興奮している三男を妻に任せ、家族5人で狭い店舗にいるのも忍びないと思い、長男次男を連れ外で待つことにした。

程なくして、大量のグッズと関連本を購入してキラキラした目で三男が妻と出てきたのだが、その際三男がこう発したのだ。

「レジの人、作家の○○さんかも」

○○さんとは彼にとっての憧れの作家さんであり、折り紙の世界に誘った張本人である。マスクをしていたのと地味な佇まい(失礼・・・)に私たちはただのアルバイトのお兄さんとしか認識していなかったが、彼にはすぐピンときたらしい。

「せっかくだから話しておいでよ!」と促し、妻とともに再入店してさらにほくほく顔で帰ってきた三男はテンション爆上がり。彼の予想通り○○さんではあったが、仕事中ということでサインや写真には応じられないとしたが、それでも本人と直接話すことができたのは幸運だった。

1日中上機嫌でますます折り紙熱が上がり、帰宅後も黙々と作品作りに没頭している三男にロールモデルや憧れの影響力を学んだ。自身の活動に前を走る目標とする人の存在や影響は大きい。

私には明確なロールモデルこそいないが、それでも影響を受けた方々に今のモチベーションを引っ張ってもらっている。そういった影響力のある人の活動や話を肌で感じることで、それを自身の活動に転化することは有効だと感じている。

三男が折り紙作家になるかどうかは別として、今日の体験は今後の人生においてプラスの要素となるだろう。

本物に触れる機会は、自身の活動の駆動力につながる


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