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【神接客】時給は同じでも「この人から買いたい」はつくれる

接客において、賃金や売上げが発生するかどうかより、お客様に「また買いたい」と思わせた方が、長期的な得になる、という話

商売にかんするほとんどの備品は、いまやアマゾン一択になることが多い。だが、建設業という特殊な業種ゆえ、アマゾンという選択肢にならないケースがままある。



そのひとつは建設用の資材や部品などを求める際。

その場合はモノタロウでの購入になる。

最近ではCMも盛んに流れているので知っている人も多いかと思うが、工事用品、自動車関連用品、工業用資材などのいわゆる現場系、ガテン系に特化しているため、玄人からの信頼も厚い。



そしてもうひとつアマゾンでは求めないのが作業服である。

今では作業服もオンラインで購入は可能だし、なんならかなりサイトも多い。だが、何度か利用したが届いた商品の「なんか違う感」が多いため、近くの作業服店を利用するようにしている。

作業服の実店舗だとワークマンが有名だが、わたしはむかしからワークマンには縁がない。



先日久しぶりに近所の作業服店に行った際のこと、いつも決まったメーカーの決まった型を購入するのだがその商品がなかった。

自分が着ている作業服を指して「これと同じものが欲しいんですが」と訪ねたところ、今では店頭に並んでないとのこと。

接客をしてくれた女性店員さんが気の利く方で、「少しお待ちいただけますか?」とだけ伝えるとカタログとiPadで探してくれたのだ。



風貌は両耳にピアスがこれでもかというくらい空いている中々パンチの利いた女性であったが、テキパキとした仕事ぶりに好感を持ってしまった。

その日は商品を取り寄せる手配をお願いして、後日受け取りに行った際にはレジにて「こちらのタグを取っておいてくだされば、次回はもっと早く見つけられます」と伝えてくれた。



この店員さんに限らず、日々色んな接客に触れる機会があると、商品の価値もあるが、その人だから買ってしまうという場面が少なくない。

ここからはわたしの偏見であるが、若い頃ヤンチャだった人に限っていがいと仕事ができてしまうように思うのは、根底に「ナメられたくない」という精神が根付いているからかもと思うのだ。

どうせ同じ時給なら手を抜いてもいいものの、ヤンチャだった人は「仕事ができないと思われたくない」という気持ちが強い傾向にある。



ただ、それは時給アップという即効性の成果は見込めないが、長い目で見て大きなアドバンテージとなることを、もしかしたら理解しているのかもしれないし、根はマジメな人が多いという点も作用している。

いずれにせよ、わたしも見習うべき点も多く、「あなただから頼んだんですよ」を引き出せるように精進したい。

損得勘定だけで仕事をすると、すべての影響が自分に返ってくる。お天道様は見ていると思った方がいい


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