2018年に取り組む2つのこと。


あけましておめでとうございます。
2017年は富川屋として独立し、プロデューサーとして地域でどう生きていくのかチャレンジした年でした。お陰さまで多くのご縁をいただき、様々な熱の入る仕事をさせていただきました。(鮭の味噌漬けも驚くほどたくさん注文をいただき感謝でした)

さて、たしかな手応えを感じることができた2017年につづき、今年特に力を入れたいプロジェクトが2つあります。決意表明も含め、ちょっと真面目に書きたいと思います。

①to know 
2017年、 "『遠野物語』の可能性を最大化する"としてNext Commons Labのメンバーと一緒に立ち上げた「to know」。昨年は多くの出会いと機会、そして学びをもらい、市民の方々も巻き込んだ確実な波になったと思う。

日本の民俗学の夜明けを告げる歴史的名著であり、遠野の中心的な資源である『遠野物語』をどのように時代に合わせてアップデートしていくか。チャレンジする中で、気づいたこと、そして僕たちが果たすべき役割・方向性が見えてきた。

[1] to knowの活動は、『遠野物語』に限らず、暮らし、食、伝統芸能、手仕事、馬、自然など地域に溢れる資源や文化にまで対象領域を広げ、それぞれを深く知る方法(how to know)を提案していきたい。
「to know」という名前の通り、いかに「新たな地域を知る方法」を提案できるか。遠野市内の方には、つい見落としてしまってきた地元の面白さを、外の方には遠野の深い面白さを、様々な具体策に落とし込んで具現化していく。
これまで、そしていま機会をもらっている遠野での様々な地域資源のプロデュース活動もすべてここに繋がってくると思う。

[2] 文化(の保存・継承)、観光、教育を活動の3本柱として、それぞれをつなぐハブとして機能し、遠野市内の行政、研究機関、事業者、教育機関と協力した事業スキームを展開していこうと考えている。それぞれの領域が分断されず、密接に関わっていくと思う。
文化の保存・継承は、大橋進先生をはじめ目下勉強中ではあるものの力を入れて取り組んでいる。観光は12月に立ち上がった遠野市の観光推進協議会に関わることが決定している。マーケティングやプロモーションではなく「観光」自体は、ほぼゼロからとなるが勉強してしっかり食い込んでいきたい。
教育は、遠野高校をはじめ、遠野小学校や土淵小学校とも密に関わり始めている。子どもたちの自由な発想を刺激するにあたり、妖怪や非現実の要素はとても可能性があり、もっと色々な方法を考えていきたい。



[1]・[2]ともに、2017年に地道に、地道に種を撒いてきたので、2018年は本格的に芽が出て花が咲く1年にしたい。

もう少し先の公表になると思うが、to knowは色々な動きが水面下で動いていて、今年は確実に化ける。というか、化かす。遠野でしかできないことをやろうと思う。

いずれにせよ自分一人でも、to know単体でもできることは限られており、とにかく熱量のある方々とがっちり手を組み、形にしていく年にしたい。

※マジで面白くなるので、コラボレーションできそうな企業やパートナーの方、面白い企画・仕掛けをお考えの方、視察などの方々もウェルカムです!



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②若者の居場所づくり

これは妻であり、仕事でも一緒に活動しているパートナーの家冨万里が人生をかけて始めるプロジェクト。舞台は遠野の街中。自分はプロモーション担当で関わっている。まもなく、まもなくクラウドファンディングをリリースするので、再度大きな声で発表したい。

文字にするとありきたりになってしまうが、閉鎖性の高い地域の中で息がつまる中高生たちを救う取り組みであり、地域(都会でも同じだけど)で生きる人たちがそれぞれの個性や特性に合わせた生き方や暮らし方、働き方を見つけることのできる取り組みになると考えている。地域で多様性をどのように確保していくか、外から来た僕たちと、その地で生きて来た中(なか)の人たちが化学反応を起こす場所をつくる。
僕も17歳の弟子がいたり、20代前半の若者たちの活動を応援したり、一緒に仕事をしようとしているので、このプロジェクトの中でどんどん次世代を育てていきたい。育てるというか、一緒にやるという感じか。今年は面白い若者が遠野から出てきますよ。

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この2つの取り組みは、いま見えている限り2018年の目玉だ。

地域おこし協力隊だし3年で東京に戻るんだろ?みたいな見方をどうしてもされたりするが、このプロジェクトが3年で完成するはずがない。何年かかろうが遠野でやり遂げようと考えている。


まぁきっとまた色々面白かったり大変なことだったりあると思うけども、悩んだ時は、しいたけ占いとweekly ochiaiを観て頑張っていこうと思う。
「weekly ochiai」、超面白くて正月ずっと観てました。


それでは今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2018年、やっていきましょう!(イチローコバヤシ風)


※書こうか書くまいか悩みましたが、ここに書いていない進行中のプロジェクトももちろん気合い入れて取り組んでおります


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