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ガーナのスパイシー料理がもたらす謎の発熱と腹痛【国際学会ICTMガーナ編 #2】

国際学会2日目の朝、一緒に同行していた先輩から熱があると報告を受けました。私は特に体の異変を感じませんでしたが、念のために自分も熱を測ってみると37.2度。。。熱がありました。

まさかアフリカのガーナに着いてすぐに体調を崩すとは思いませんでした。デング熱や黄熱病、マラリア、未知のウイルスなどあらゆる可能性が頭によぎり、その日は念のためホテルで過ごしました。

宿泊していた Mensvic Hotel

発熱の原因は何か

ホテルで時間が経つにつれて、若干の倦怠感は生じましたが、幸いにも、深刻な症状にはなりませんでした。発熱の原因は何だったのか。

感染症?

アフリカのガーナへの渡航には、黄熱病のワクチン接種証明のイエローカードが必須です。私も事前に診療所で黄熱ワクチンを接種すると同時に、アフリカにおける感染症や過ごし方について説明を受けました。特に、アフリカの感染症のほとんどはを介して感染するため、医師から蚊による感染対策の指導を受けました。実際に、虫除けスプレーやリングの常備、夜に出歩かない、なるべく色物の服の着用を徹底し、結果的に私も先輩も蚊に刺されずに済みました。

ストレス?

慣れない環境でしたので、正直に言ってストレスはあったと思います。特に、約22時間のフライトに伴う身体の疲れと、時差ぼけ(9時間の時差)による生活リズムの乱れは本当につらかったです。2時間ごとに目が覚めてしまい、日に日に疲労が溜っていく一方でした。体が悲鳴をあげていたのかもしれません。しかし、ストレスだけが原因とは限りません。実際に、発熱に続いて腹痛も起こりました。お腹を壊してトイレに駆け込む事態が何度も。。。

食中毒?

買った以外は飲まず、魚介類やその他の生ものを避けるように心がけましたが、腹痛が起こってしまった以上、食中毒の可能性も考えました。

次の写真は実際にガーナに着いてから腹痛に至るまでに飲食したものです。どの料理もとても美味しかったです!この中に腹痛の原因があるとは考えにくいですが、そういえばサラダだけ加熱処理されていなかった。。。もしかすると。。。なんて推測してました。

ガーナ到着日の夕食:Chicken Broccoli
国際学会1日目の朝食
国際学会1日目のコーヒーブレイク:スイカジュース
国際学会1日目の昼食:Chicken and Salad
国際学会1日目の夕食:Pan Bugger
国際学会2日目の朝食

スパイシー料理!?

発熱と腹痛は翌日にはほとんど改善し、結局のところ、熱の原因が何だったのか、推測の域を出ないままでした。しかし、国際学会6日目のエクスカーション(アクラシティ見学)をきっかけに原因が明らかになりました。

時間が押して、ランチがディナータイムになった時のことです。笑
その際に注文した料理が「Rice and Stew」で、見た目からもわかる通り、かなりスパイシーでした。もちろん、とても美味しかったですが、この直後に前回と同様の発熱と腹痛が生じました。

国際学会6日目エクスカーション:Rice and Stew

よくよく考えてみると、前回の料理の中にもスパイシーなものが含まれていたことを思い出しました。上記の料理写真には映っていませんが、「国際学会1日目の昼食:Chicken and Salad」にスパイシーソースが付いていました。

そのスパイシーソースというのはこちらです↓

最終日のコトカ国際空港:「スパイシーじゃない料理をください」と言って、
しっかりとスパイシーソースが付いて出てきた料理

激辛なものを食べるとお腹が痛くなると言われていますが、ガーナのスパイシー料理は涙が出るほど辛いわけではありません。韓国で食べたトッポギの方がよっぽど辛かったです。笑

どうやら、ガーナで使用されているスパイスが日本人の体に合わない可能性がありそうです。もちろん、個人差はあると思いますが、アフリカのガーナでスパイシー料理を食べる際は注意が必要かもしれません。

参考までに、他に食した料理も写真とともに紹介します。

なぜかイタリアン:カルボナーラ
揚げたパンにピーナッツクリーム:パフ
Grilled Chicken Breast & Plantain
独特な味がするガーナコーヒー

発熱と腹痛時に助けられたもの

私が備えていたのはだけでしたが、先輩が発熱と腹痛時に良いものがあると分けてくださりました。それは、フリーズドライみそ汁塩分チャージです。

発熱時には体内の塩分が不足しがちで、腹痛時は胃腸の機能が低下します。
そのような状況下で、みそ汁は生理食塩水を補う働きをし、胃腸の調子を整えてくれるので最適でした。特にフリーズドライみそ汁は種類が豊富で、飽きることなく楽しめます。また、日本を思い出させる優しい味が気分を和らげてくれました。

塩分チャージは、水と一緒に飲むだけなので、とりあえず塩分だけ補給したい時に優れています。また、マグカップ等も必要ありませんので、ホテル以外でも気軽に摂取できる利点もあります。

そして、これらは本当に手軽で、尚且つ海外への持ち運びに便利です。アフリカのガーナに関わらず、海外へよく訪れる方は、その時の状況や用途に合わせて、ぜひ試してみてください。

最後は自分次第

ガーナのスパイシー料理は、私にとって発熱や腹痛を引き起こす原因となりましたが、個人的には非常に美味しかったです。人生でガーナを訪れる機会は滅多にありませんので、これも貴重な経験だったと思います。皆さんも、もしガーナを訪れてスパイシー料理に出会う機会があれば、お腹が丈夫な方はしっかりと症状に備えながら挑戦してみてください。一方で、お腹の弱い方は控えたり、少量ずつ召し上がることをお勧めします。


最後までお読みいただきましてありがとうございました。

#3では『ガーナのホテルで与えられた試練』をお届けします。
こちらもご覧いただけますと嬉しいです。よろしくお願いいたします。



国際学会ICTMガーナ編 #1

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