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ドリーム、ゲットだぜ!⭐️

OPEメンバーがいかに自分の進路を考え歩んできたかを記録していきます!これを読んだことをきっかけにみなさんも進路について考えてみましょう!今日のメンバーは誰かな??

①プロフィール(名前・出身校・現在の進路先と受験方法)

どうも!OPEの知花香実(ちばな このみ)です!

那覇の新都心のど真ん中にある那覇国際高校の国際科出身です!
現在は、早稲田大学の政治経済学部のキラキラ3年生(早稲田では3婆婆と呼ばれてお婆さん扱いされる)!早稲田大学には、大学が定めた指定校である高校の生徒のみしか出願できない「指定校推薦」で合格しました!

私がこの体験記で皆さんに一番伝えたいメッセージは「何か一つがむしゃらに取り組んでみる」ということです。「こいつ、何松岡修造みたいなこと言ってんの?」と思った人も思わなかった人もまず最後まで読んでみてください!

【指定校推薦のプロセス】
指定校推薦って知ってる人意外といなかったりしますよね?私のイメージでは指定校推薦は静か〜に行われている推薦って感じです。

大体指定校推薦は大々的に公表されることはなく、大学のリストも自分の希望する大学のみ確認でき、他にどこの大学に指定校推薦で応募できるかは見ることができませんでした。なので、事前にどこの大学に指定校推薦を出した先輩がいるのか、もしくは進路の先生と仲良くなって指定校推薦の情報を早く手に入れていました!(進路の先生と仲良くなっていて損はない!)

指定校推薦では、大学側から決められた人数しか高校は生徒を推薦できません。毎年10月頃に学校から推薦をする生徒を決めるため、先生たちが全員集まって行う会議があります。そこで評定、課外活動や検定などの実績、授業態度など総合的にどの生徒が学校を代表するにふさわしいかを審査されます。学校から推薦がもらえると決定したら、志望理由書を提出し、11月中旬頃に志願する大学にて面接を行います。

指定校推薦の場合、大学と学部、学科まで指定されていて、私立大学がほとんどです。(場合によっては学科の変更可)そして毎年若干大学や学部、学科が変わったりします。6月中旬ごろに指定校推薦で応募できる大学が決定するので、進路担当の先生や担任の先生に指定校推薦のリストを見せて欲しいと伝えましょう!

②現在の進路先の決め手

私が早稲田大学に決めたきっかけは、正直言って「直感」です。高校2年生の12月に母と一緒に関東の大学を7校ほどまわった時に、早稲田大学を先輩に案内してもらいました。政治経済学部の新品でかっこいい建物や季節が感じられる大隈重信像へと続く並木、自信満々にキャンパスを案内する先輩。キャンパス全体を周りながら「ここの大学生になりたい!」と言う気持ちが自然と湧いてきました。その時点では、まだどの学部に行きたいか決めていませんでした。

調べれば調べるほど早稲田大学の自由な校風や、ただ真面目なだけではなく何でも自分の興味があることに全力にがむしゃらに取り組む学生が集っていることに心を打たれました。

最初は、学びたいことがはっきり決まっていなかったので、学びながら自分の極めたい分野を選択できる国際教養学部に興味がありました。しかし、最終的に政治経済学部に決めたのには、大きく2つの理由があります。1つ目は、早稲田大学の看板学部である政治経済学部には高い志を持った面白い学生がたくさん集まるので、周りからいい刺激をもらえて自分も成長できると考えたからです。2つ目は、最初から専門性を持って学べていたほうが、将来「この分野を学んでいました!」と胸を張ってアピールできるのでは?と思ったからです。


③高校1年生〜高校3年生の間何していたか

高校一年生は一言で言えば「屈辱」

中部の中学校から出てきた私はまあ中学校で言えば席次一位で成績優秀のいわゆる優等生。それでも那覇国際高校に集まってきた人たちは沖縄県の中学校の席次一位の集まりみたいな感じで私よりはるかにできる人ばっかり!学校は0校時があって眠いし、毎日小テストあるし、数学では赤点取りかけるし、「なんか喋り方なまってるんじゃ〜ん?」って語尾あげめで言われるし。何でもできていた中学校の時とは打って変わって、目の前のことで精一杯の毎日でした。それでも出された課題はしっかりこなし、わからないところも友達や先生に聞き、最終的には大体の教科で5の成績を取れました!(保健体育だけ最後の提出物を出し遅れて4でした)

高1の時は、教えることが好きなので小学校の先生になりたくて知り合いからおすすめされた横浜国立大学の教育学部を目指していました。一応塾に入ったものの、目指していただけで、特に受験勉強はまだ始めておらず、とりあえず模試と定期テストの対策をしていました。あわよくば推薦で受験したいと入学当時から考えていたので、とりあえず成績を維持することを意識していました!

課外活動では、英語が得意であったため英語の先生に誘われて「英語ディベート部」という英語で討論する部活に入りました。那覇国際高校は県内でも強豪校!部内の選考を通過し選抜メンバーになり、1年生ながら試合に出場させてもらうことに!県大会では準優勝、九州大会と全国大会の出場権をゲットしました。しかし、九州大会・全国大会の壁は高く、九州大会では惨敗、全国大会も43位と下から数えた方が早いという結果に...。こんなにも悔しい経験が詰め込まれている1年を過ごしたことがなかった私は、魂に火がつきました。


高校2年生、一言で言えば「リベンジ」

ある程度高校生活にも慣れ、成績もまあ定期テストでは大体の教科で(数学以外)8割程度は取れるようなりました。それは毎日出された課題をしっかりとこなし、定期テストなどの対策をしていたからだと思います。あと、私が必ず行っていたのがテスト前のスケジュール作りです!私はテスト前になると「あれもこれもしないと!」とパニックになります。なので一度真っ白な紙にそれぞれの教科のテスト範囲とカレンダーを作りテストの日程を記入し、テスト期間の2週間前から毎日どの教科のどの章を復習するという細かい計画表を作っていました。そうすることでやるべきことの「見える化」をはかっていました。

課外活動では、何とディベート部の部長に抜擢され、部活を引っ張っていく存在に。部活の中でも一番恐れていた先輩から「YOUたち、全然全国でも戦えるよ」と言われ、その時はお世辞だと思っていましたが、私のチームは全国大会に出場し、全国ディベート界の名門校と当たるもどんどん勝ち進んで行きました。(一試合目で当たった名門校の生徒は負けたことがあまりにショックで、体調不良で途中でホテルに戻ったらしい)何と最終的には全国で5位まで上り詰めました!正直、一番びっくりしたのは私たち自身です。やるまでは不可能に思えることでも意外と達成できるんですよ!Don’t underestimate your potential!

他にも沖縄県のグローバルリーダー短期育成事業でモンタナ州に1ヶ月ほど留学しました。日常会話程度の英語もスラスラ出てくるようになり、日本とは比べ物にならないほどの広大な自然やアメリカの文化に触れることができました!


高校三年生は一言で言えば「嫌なほど自分と向き合う」

早稲田大学に絶対に行きたいと強く心に決めていた私は、今まで通っていた塾をやめ、推薦対策や私立受験に特化したドリームタッグと言う塾に通いました。

そこの塾はとても変わっていて、推薦対策といえば志望理由書や面接、小論文、グループディスカッションの練習だと思いますが、それをただただやるのではありません。まず、大学になんでいくのか、何をする場所なのかという根本的なことからまず考え、そして自分の志望理由書の軸となる「コア」をひたすら見つける日々でした。コアとは自分の過去を見つめ直し発見する、自分の行動の共通点や原動力のことです。このコアを見つけるのに2ヶ月くらいかかりました。自分を見つめ直すって意外と大変で、自分で自分を分析するって難しいです。本当に自分が一体何者なのかわからなくなるほど自分と向き合います。

推薦入試では、自分はこういう人間で、最終的にはこういう人間になりたい!そのために学ぶべきことがあなたの大学でしかできないんです!私を合格させなきゃ損ですよ!くらいに自信を持って売り込むことが大事です。その上で自分の軸からブレずにやりたいことや自分の魅力を語れる人が推薦を制します!なので、推薦を受ける人はまず、自分を分析して自分の軸を見つけることから始めました!

指定校推薦は志望理由書と面接のみです。しかし、塾に通っていたメンバーのほとんどは小論文が必要な推薦入試であったため、小論文は大学でレポート書く時にも役立ちそうだから今からやっておこう!と思い、一緒に対策をしていました!まず小論文対策としては、樋口祐一さんの「小論文これだけ!超基本編」という参考書を使い小論文の基本的な形式を学び、それと並行して塾から出された難易度別に分かれている小論文を書いて添削してもらっていました。


面接は、ひたすらいろんな人に質問してもらう。自分が書いた志望理由に関することは全て答えられるようにしていました。例えば、私は沖縄の政治と基地問題について書いたので、沖縄の米軍基地の歴史や歴代の沖縄県知事の中で誰が一番基地問題に力を入れていたか。大学入学後、どの教授のどの授業を受けたいか。10年後のキャリアプランなどありとあらゆることを考えて準備していました。推薦入試で重要になってくるのは、柔軟な頭と知識です。どんな方向から質問が来るかはわかりません。自分が関係ないと思っている質問が来る可能性は十分あります。なので、いろんな先生や友達と面接練習をし、多角の方面からの質問に対応できるようにしておきましょう!また、自分が友達の面接官役として質問をすることも、いろんな角度から物事を捉える力を養うのには効果的です!一緒に推薦入試を受ける友達がいたらお互いに質問を出し合ってみましょう!


④なんでも質問コーナー

・受験の時のストレス発散方法は?
推薦対策の塾では、1日の行動を紙にまとめて報告することを義務付けていました。そのため、毎日無駄な時間がないように、できる限りの時間を推薦対策に費やせるように意識して過ごしていました。友達と遊びにいくことはもちろん、家族と一緒に買い物いくこともほとんどできず、お風呂、食事時間まで「長いからもっと短くしなさい!」と言われ、時間を上手く使って気分転換をしなければなりませんでした。
なので、塾からの帰り道、父の車にすごい低音が響くスピーカーがついているので、ドゥンドゥンなる音楽を大音量で聴きながら帰るのがとてもスカッとしてストレス発散になりました!(笑)

・勉強は自宅派?外派?
私は断然自宅派!テスト勉強も課題も何もかも基本的には自分の部屋でやっています。まあ、高校の時は放課後ちょこっと残って学校で友達と勉強したり、塾で勉強することはありました。でも、私はこだわりが強いので、自分の思い通りの勉強環境が整っていないと気が散ってしまいます!カフェとかだとBGMがかかっていたり、喋り声が聞こえたり、雑音が聞こえたり。それだけですぐ集中が切れてしまうので、生活音などの雑音が程よく聞こえる自分の家が私にとってはベストな勉強場所でした!

ちなみに、普段勉強する時から試験会場を意識して静かな環境やちょっとした雑音が聞こえる環境で集中することに慣れておくことも大切です!カフェなどでしか勉強集中できない!って言う人も徐々に図書館や学校、家など比較的静かな環境で勉強する時間も作ることが受験本番で自分の最大限の力を発揮するためにも大切ですよ!

⑤高校生へメッセージ

これから進路を決める時、み〜んな悩みます。「自分のしたいことがわからない」「友達はもう志望校も決まっているのに、なかなか決められない」と三年生になってから焦る人もたっくさんいます!私が思うに、大学は「大人になる前の最後の猶予期間」だと思っています。もう少し大人になるまで好きなことをする時間をください!ってわがままさせてもらっている感じです!だから、必ずしも将来の職業に関連させた学問を学ぶ必要はなくて、自分の興味あること、没頭できることについて学ぶことも全然ありです!まずは、自分が何をしている時に一番テンションが上がるのか、何を考えているとワクワクするのかを見つめ直してみてください!

1・2年生は受験直前に焦らないためにも、1年生の時からいろんなことに挑戦してみてください!ボランティアに参加するとか、映画を死ぬほどみるとか、世界遺産マスターになるとかなんでもいいんです。いろんなことに挑戦していくうちに、自分の中で何に興味があって、自分は何が興味がないのかがわかってくると思います。それが自分の進路を決定する上で重要な鍵になるので、騙されたと思って自分の興味がないことにもトライしてみてください。意外と面白かったりします!そして何かがむしゃらに取り組むことは大人になって「この人って面白い!」と思われる一つの個性につながります。何か誰にも負けない個性を持っている人って大学でも社会に出ても強いんです。みんなも何か一緒にがむしゃらに取り組んでみましょう!!!

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