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【イベント告知】常に好奇心を。dot button company、中屋祐輔さんにインタビュー

こんにちは!記事を見てくださりありがとうございます!
学生チップスです。

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学生チップスって?


わたしたちは、社長チップス株式会社さんの下で動いている学生グループです。全国の大学の学生団体に所属している4人のメンバーを中心に、学生と全国の中小企業の社長さんをつなぐ企画を創っていくために活動を始めました。

メンバー:佐野真望(まなみん)、渡辺拓磨(たくま)、江口綾(あやぽ)、小西泰誠(たいせい)

学生チップスの詳細https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000032768.html



このnoteでは、その活動に関連するお知らせを不定期に更新していけたらと思っています。お時間のあるときに覗いていただけましたら嬉しいです。



今回の記事では、イベントにてご登壇いただくお方をご紹介します!
dot button company株式会社 代表取締役の中屋祐輔さん。

様々な会社や自治体の課題に寄り添い「体験を開発する」会社、dot button companyさん。中屋さんはその立ち上げ人であり、社長さんです。

中屋さんは、4月26日(土)に開催予定のオンラインイベント、「社長の頭の中を解剖してみた!」の登壇者のおひとりです。

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この記事で、中屋さんがどんなお方なのか解像度をばっちり高めていただけたら幸いです!もっと話を聞いてみたいと思った方、ぜひイベントへの参加もご検討くださいね。



学生チップスメンバーは、中屋さんのnote記事を読んだうえで取材に臨んでいます。皆さまも先に中屋さんのnoteをお読みいただくと、より記事の内容がわかりやすくなるかと思います。

こちらのリンクから記事に飛ぶことができます!→(中屋祐輔さん『高卒の元バンドマンがバイトをめちゃくちゃがんばってたら、社長になってた話』https://note.com/nakaya_yusuke/n/n3962b7e739c8


起業のきっかけ


まなみん)中屋さんのnote、拝見しました。19歳の時にバンドをやり、Right-onさんでアルバイトをし、経営理念を再構築するプロジェクトが採用されてそこから転職、転職先からdot button companyさんを立ち上げた、という経歴で合っていますか?

中屋さん)そうですね。高校卒業後はバンドをやっていたんですが、進路の選択を迫られたときに、人と同じじゃつまらない、音楽への本気度を示そうという若気の至りでバンドだけを選択して。でもそのバンドが解散して困ったぞと、加えて父親が病気になったため家族の状況も良くなく、勝手気ままに暮らしてるわけにいかないなと。

で、音楽が好きだったので、音楽が流れている働く場所を探していた時にたまたま見つけたのがRight-onだった。これだったら音楽聞きながら仕事できるじゃんって言う軽い動機で入りましたね。


まなみん)起業する前にはYahoo!さんの復興事業部にいたと思うんですが、そこでなにか起業するきっかけがあったんですか?

中屋さん)タイミングとしてはYahoo!への出向が会社員としての最後のキャリアとなり、最終的に会社立ち上げにはなるんですけど、その出向元の会社はシナジーマーケティング株式会社っていう大阪に本社がある会社なんですね。代表は関西でも有名な起業家さんで、現在は関西のスタートアップ周りを支援したり若手事業家を応援したりされているお方です。

その会社では復興支援とかをやってたわけじゃなくて、普通にBtoBのマーケティング支援をずっとやってたんですよ。大阪の外資系テーマパークに行って、ひたすらマーケティングのPDCAを回すお仕事をしていました。そのテーマパークにはマーケティングのプロが集まってましたし、当時は僕自身が現地に行き過ぎて、楽しさよりもプロのマーケターの期待値を超えるにはどうしたら良いかということで頭がいっぱいでした。

また、大阪拠点のセレクトショップさんのファンクラブを設計したり、効果的なCRM施策を提案させていただいて企画から効果測定まで一貫して対応させていただいたりと、貴重な経験をさせていただきました。


まなみん)へえ、なるほど。

そういった事業に携わる中でお仕事に繋がるものをいただいて、本業と副業の収入が一緒になったあたりで起業したとnoteで拝見したんですけど、そこで起業をすることって勇気が要ると思っていて。そこはいかがでしたか?

中屋さん)稼ぎ口がない状態や、資金口はあるけれど売上はそんなに立たない状態での起業ってなると、勇気はいると思います。僕の場合は前述の通り、ありがたいことに個人でお仕事をいただく機会が増えてきていたこともあり、この先どうなるかはわからないけれど可能性に賭けられるベースが出来つつあったということが大きいです。

まなみん)起業しようと思ってやったわけではなく、選択肢の中で起業がいちばん良いと思ったからそうしたということですか?

中屋さん)そうです。あの、ものすごい起業家志望とかではまったくないです。僕の場合、結果として起業しましたって言う感じなんで、あんまり会社という形に対する思いが強いというよりは、こういうやり方がもっと増えたらいいなと思ってやっている感じですね。


小さな実績を積み重ねて


まなみん)人生において、自分の中でこれがいちばん大きかったなっていう決断はありますか?

中屋さん)僕は、さっきの起業の話もそうなんですけど、自分で「よし、ここは勝負だ」って仕掛けて大きな決断をしていくっていうのをあんまりしてはいませんね。

まなみん)成り行きがチャンスで狭まってくるみたいな。

中屋さん)そうですね。成り行きもありますし、自分が「こういう方向に行けたらいいな」と思うほうにアンテナを張っておいて、小さくても実績を積み重ねて信用貯金を貯めていく感じですね。で、結果として、なにかやりたい事業とかが出てきたときに、リスクしかない大きな決断はしなくても手が伸ばせるように積み重ねている感覚ですね。

まなみん)信用貯金を貯めていこうとか思ったきっかけはあったんですか?

中屋さん)実家がもともと理容室で、共働きの家庭で育っているんですね。物心つく前からそのお店っていうものが身近にあって、「なんでこういう商売が続けられているんだろうな」って思ったんですよ。で、結局は新しいお客さんがどんどん来るから儲かるわけじゃなくて、一回来てくれたひとが何回も来てくれるから生活できるんですね。なので、まずそれが原体験としてある。

10代20代で、自分は背伸びしまくりながら生きてきてはいるんですけど、一生懸命にやってると、殆どの人は気にも留めないんですが100人に1人くらいは必ず目を止めてくれて、ステージに上げる機会をもらえるんですね。今思っても、10代20代は精いっぱいやり切った方がその先の選択肢は広がるんじゃないかと思っています。
30代後半の今も、頑張り方は変われど想いや情熱は10代の頃から変わらないと思います。



まなみん)次に、今まででいちばんどん底だった経験、そこからどう持ち直したかっていうところをお聞きしたいです。

中屋さん)どん底になったのは数知れず、なんですけども。わかりやすい話でいくと、さっきお話しした通りで、起業意欲がものすごく高く起業しているわけじゃないので、会社を経営する知識をインプットして起業しているわけじゃないんですよ。そのダメージがいちばん大きくなったのが2年目ですね。

1年目は「面白いキャリアのやつが独立した」ということで、起業前の実績を見て仕事をもらえることもあったんですね。あと、先輩起業家や知人、友人の紹介で仕事をいただくこともありました。

ただ2年目になってくると、当然なんですが自分の会社としての信用や実績が圧倒的に必要になってくるんですね。1年くらいでは信用なんて作れるわけもなく、仕事の性質も変わっていき、お世話になった友人の会社で業務委託として仕事をさせていただくなどして2年目の厳しい現実と向き合ってきました。

今思い出してもキツかったですね。

まなみん)その状況は、どう乗り越えたんですか?
中屋さん)会社を立ち上げた時に確実に決めておくことが1つだけあると考えていて、それが会計業務だったんです。実家が個人商店で、会計業務の負荷が大きそうだと子供ながらに感じていたんですね。

そういうこともあり、資金周りを一緒に考えてくれるような信頼できる役員を最初から迎え入れていて。また、創業当時の社員も熊本の復興支援で一緒に動いていた仲間だったこともあり、なんとか苦難を乗り越えることができました。

あとは、会社員時代に一緒に汗をかいた取引先の方でソニーミュージックの方から業務委託を頂いたり、サッポロビールの新規事業部門で活躍しておられた方からお声がけいただけたことが、2年目の苦しい時期を乗り越える原動力となりました。


「体験を設計する会社」として


まなみん)インスタとか色々拝見して。いろんなイベントがあって、その中でいちばん面白かったイベントってどんなものがありますか?

中屋さん)うーん、そうですね。まったく別ものなんで、一つ一つが。それぞれに課題があり、同じイベントとして考えるのは難しいです。

今は企画の骨子や方針をアイデアとして提示することはあっても、社員が全体を企画することが多くなって、ぼく自身が0から企画してイベントを運営するところまですることは、良い意味でほぼないんですよ。

そういう意味では、自分が起業した直後に作ってたちっちゃいイベントとかもそうなんですけど、最初から最後までやってたのは楽しかったなって思いますね。

まなみん)なるほど。じゃあ今はちょっと関わるくらいで、全体的な企画設計には関わらないんですか?

中屋さん)全体の設計とかは、どうしても過去にやってきた仕事の流れでお願いされている部分が多いので。その設計図の描き方は自分が担うことが多いです。ノウハウ的なものはnoteにまとめて共有していきたいと考えています。その設計図ができたら全体の方向性や仕組みが見えるので、社員一人ひとりが実行計画に落としていくことも増えてきました。


まなみん)設計図とかを作ることとかって結構クリエイティブな力が必要だと思うんですけど、どうやってそういうスキルを身に着けていたんですか?

中屋さん)もともとは、自分が理解できないことがたくさんあったからですね。

いつからだろう、Right-onで働き始めたときくらいからかな。仕事で全然知らない業界のことを覚えたりITの仕事のことを覚えたりするときに、単語として理解しててもそれを自分が使えるほどにはできていないことが圧倒的に多いなと思ってて。なので、まずは図解するって言うことをひたすらやってみてたんですね。それをずっと続けていると、だんだん大きな絵が描けるようになってきたっていうのが経緯です。

まなみん)理解できないことにたくさん出会ってきたことが、体験を開発する会社に結び付いているんでしょうか。


中屋さん)それもありますね。会社は東京にあるんですけど、北海道から九州まで仕事をさせてもらっていて、皆さんがいる場所も一度は行ったことがあると思うんですね。そういう時に、ネットがあるから場所は関係ないよっていう考えがあるのは分かってるしその通りだと思うんですけど、頭で理解するのと現地に行って体験するのは全く違って。その体験は五感で感じるしかないところだったりする。やっぱり行かないとわかんないこといっぱいあるよねっていうのが結論ですね。

漁業とかもそうなんですけど、例えば本当に漁師たちと話したり、現場に行ってみたりすると思ってた漁業と違うと感じますし。遠洋漁業に携わる人とか、陸に上がってる期間が年に2か月とかしかないから話聞く機会もないじゃないですか。でもその仕事がめちゃくちゃ面白かったりとか。

こんな仕事だったら紹介したいなと思うし、あの人に伝えたいって思う仕事や体験ができる場を作っていくことで、「自分がやりたかったことはこっちだ」と感じてくれることが体験なんです、僕の中での。



中屋さんは、課題をベースとした「企画屋さん」として働いていらっしゃいます。会社や自治体それぞれが抱える多様な課題を解決するために、中屋さんは、広範な知識と実際にその地を訪れて得たものとをつなぎ合わせて新しい価値を作って来られたのだと、今回お話を伺って感じました。

お話の中で、常に好奇心を持つことが大切だと中屋さんは教えてくれました。目線を外側に、相手に向け続けることはきっと簡単ではありませんが、わたしも自分の世界を広げ、よりたくさんのものが拾えるように頑張ってみたいと思います。


おわりに・イベント告知

改めて告知をさせていただきます。
4月26日18時から行われるオンラインイベント、「社長の頭の中を解剖してみた」では、中屋さんを含めた3人の社長さんの普段は言えない・なかなか聞けないお話を聞いちゃいます!

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この記事を読んで中屋さんに興味が湧いたあなた、ぜひイベントでお会いしましょう!


申し込みフォームはこちら→https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdawNI2Qg3Flbwma8ivGq9O7p9MlPrQhdu23AdGXDEa8T1RRQ/viewform

・学生チップスについて:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000032768.html


・dot button company株式会社 ホームページ:https://dotbuttoncompany.com/

・中屋さん Twitter:@nakayayusuke

・中屋さん note:https://note.com/nakaya_yusuke



書いたひと:学生チップスメンバー 江口綾(あやぽ)



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