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イベントレポート「トークセッション 社長の脳内を解剖してみた!」

こんにちは!
学生チップスです。

今回の記事では、2022年4月26日に社長チップス株式会社が開催したイベント、「学生が選ぶSDGs社長表彰」にて学生チップスが担当したイベントのレポートをお届けします。


イベント概要


SDGsの目標達成に貢献している企業さんの表彰式を含めた3部構成のイベントの第2部として、学生チップスは「トークセッション 社長の脳内を解剖してみた!」を企画、進行しました。

イベントは都内会場で開催され、オンライン中継が同時に行われました。今回は、20名の学生さんが現地から、17名がオンラインで参加してくれました。

今回のトークセッションでご登壇いただいた社長さんは、以前noteでもご紹介したこちらの3名!
・鈴木良太さん(イカ王子):共和水産株式会社 代表取締役社長
・中屋祐輔さん:ドットボタンカンパニー株式会社 代表取締役
・宮坂春花さん:株式会社Mahal.KitaQ 代表
(五十音順)

学生チップスにとっては、今回が初イベント。企画立案から具体的な内容決定、広報まで、幅広い部分を学生メンバーが担当しました。当日は時間が押したため駆け足での進行となってしまいましたが、3名の社長さんたちから学生に向けて熱いメッセージをいただきました。

イベント内容:トークセッション

佐野)みなさんこんばんは!今回司会をさせていただく、学生チップス代表の佐野真望と申します。
今回が私たち学生チップスの初めてのイベントになります。

本日はインタビューさせていただきたくて直接交渉させていただいた3名のゲストの社長さんに、全国から集まっていただいています。学生の皆さん、今後のキャリアの参考にしていただければ嬉しいです。

まず、3名の社長さんから簡単に自己紹介をして頂きたいと思います。

画面右の登壇していただいている2名、左から宮坂春花さん、中屋祐輔さん。
右端のスクリーンに映っているのがイカ王子こと鈴木良太さん。


 宮坂さん)皆さんこんばんは、株式会社Mahal.KitaQの宮坂と申します。私は熊本県出身で、大学時代に福岡県の北九州市の大学に通っておりまして、学生起業という形で起業しました。大学を卒業して東京に出てきて、今4年目になっています。もともとやっていた事業に関しては、海外留学だったりとか海外の企業でインターンシップをする事業だったので、コロナ禍で色々なダメージもあったんですけど、今日はそういったところからどうやって立ちなおしてきたかっていう所もお話しできればと思っています。

中屋さん)ドットボタンカンパニー株式会社代表取締役、中屋と申します。
私は、会社としては7年目の会社を東京でやっておりますが、全国、今日も高知からとんぼ返りで帰ってきて、普段は北海道から九州まで様々な地域で活動している会社になります。

佐野)イカ王子こと鈴木良太さんは、今日はオンライン参戦でいま岩手県の宮古市から配信していただいています。私から他己紹介させていただきます。株式会社共和水産代表取締専務の鈴木良太さんです。東北の震災を機に会社の再生を始めた方で、イカ王子としてPR活動をされています。

佐野)今回のトークテーマは、「社長の人生」にさせていただきました。私たち学生から見たときに、「社長ってどうやってなるんだろう?」という意見がすごくたくさん来ていて。なのでこのテーマを軸に、質問を絞ってお届けしていきたいと思います。

社長の「起業の種」

1つ目のテーマは「起業の種」。皆さんがどういう思いから、どうやって社長になったのか、その原体験を聞きました。

佐野)宮坂さんは、どうやって社長になったんですか?

宮坂)原体験で言うと、私は北九州市の女子大で教育学を専攻していまして。その時に当時は先生になりたいという思いから学校に通っていたんですけど、授業を受けていて「先生になりたい」と言っている子たちが消極的だったり、主体性が見えなかったりというところが正直あって。

そんな中で子どもたちに主体性持ちなさいって言うのはどうなんだろうと思って、そこからですね。主体性を持った教育者になれる学生さんを増やそう、周りにそういう影響を与えられる人になりたいな、というところが原体験ですかね。

 佐野)なるほど。先生を目指していると、(進路は)先生の世界しか見えなくなっちゃうのかなと思うんですが。 

宮坂)それこそ周りの9割は先生になるという風に固めていたんですけど、視野が狭いんじゃないかな?ってちょっと思ってて。で、どうせだったら多方面に色々な価値観とか考え方を影響受けて広げていかないと、と思ったところですかね。 佐野)なるほど。いろんな学外で動くことによって、自分自身ももっと先生だけじゃなくていろんな選択肢があるって気づいて起業に繋がっていったってことですかね。


佐野)続いて中屋さん、起業の種、教えていただけますか。
 
中屋)はい。noteにつらつらとこれまで起業した経緯とかを書かせていただいているんですけれども。ずっとバンドマンで、音楽以外で仕事をするなんて考えられなかったんですけれども、そのバンドが解散して、父の病気とかがあったこともあり誰か働かなくちゃとなったときに、じゃあ好きな音楽がかかってるところで働こうと。で、洋楽がかかってるチェーンの衣料品店に行ったのが最初です。

そこから、意外と仕事って面白いなと。父親が美容室やってたのもあって、売り上げを上げることやお客さんが来てくれることに対する思いが、幼い頃から見てきた風景みたいなものが自分にもあるんじゃないかということに気づいて。

そこからですね、色々任せて頂けるようになって。社員になり、店長になり。一番古いお店に飛ばされて、そこを立て直せたら評価するという話になり、そのお店を復活させることができてそのまま、西日本でいちばん大きい施設の店長をさせていただきました。で、それをきっかけに本社のほうでマーケティングする機会をいただいて、それをまた人生の切符にして、人生のことをもっと勉強せんといかんなと思いまして、別のIT系の会社に転職しました。それが買収されて大手企業に出向しまして、世の中ほんとに広いんだと。


東日本大震災なんかがあったので、その企業では震災復興の部署にいました。そういうのもあって、こんな普通に生きていくことも難しい困難な状況になることもあるんだなと感じ、色々身に着けた技術を活かすために会社を作った方がいいんじゃないか、っていうのが起業する経緯になったと言いますか。もともとあった商売人としての気持ちがどんどん膨らんでいったというのが、起業の経緯ですね。

 佐野)ありがとうございます。やっぱりお父さんの背中って大きいんですかね。

 中屋)いや~、一番大きいですね。父親が商売人じゃなかったらなかなか、分からないこともあったんじゃないかと思います。

 佐野)なるほど。学生の中にも家業を継ぐ人もいるんじゃないかと思っているので、是非中屋さんのnoteももっともっと見てほしいなって思います。



社長のこれからのビジョン

その後は、3名のこれまでの軌跡と将来のビジョンについて聞きました。

佐野)イカ王子は、起業、会社を継いで、現在、そして将来に向けて、こうしていきたいビジョンなどはどういったものがありますか?



鈴木さん)そうですね。自分がなぜ王冠被ってるかっていうと、やっぱり水産の魅力を発信したいからなんで。

産地の今とか、食べることとすごく結びつくと思ってて。僕、イカ王子っていう名前なんですけどタラフライも作ってるんですね。食のエンタメみたいなことを、教育とか観光とかにも刺さっていけるような、地域になくてはならないような商品メーカーになっていけたらいいなと思っています。

 
佐野)イカ王子のイカそうめんとか、アメリカに進出しているっていうお話も以前伺ったんですけど、これからも海外は目指していかれるんですか?
 
鈴木さん)たぶんある程度のロットを作るとなったら、日本はどんどん人口が減っていますから、海外も何年後かにはビジョンとして出てくるんですかね。ただ、自分にとって今やってる輸出っていうのは手段で、共和水産のイカ王子っていうのがどっかアメリカの香りがするっていったことは、こういう田舎にいると大事だったりするんですよ。だから、世界に出ることに意欲的な子供たちの夢を支えてあげたいなと思ってやってます。


社長から学生へのメッセージ

イベントの最後には、人生の先輩として学生に向けての一言をいただきました。

鈴木さん)自分は少なからず、王子として王冠をつけてやってることに対して、大きい挑戦をしたんですね。そしたらたくさん叩かれたんですね、地域にも業界にも。水産をそんな風に見せるなと言われて。でも成功って、やっぱり挑戦して失敗を繰り返してその中で生まれるので。

自分が今まで躓いて来たり、自分だと大学中退したりとか、そういうことって成功してネタにすることで美化されるんで。挑戦してほしいなって。必ずそういう夢をしっかり持って、気の合う人に伝えて、応援者を集めて、みんなの夢が叶うようになればいいなって思います。私も応援しています。
 
中屋さん)イカ王子が言った通りじゃないですかね。もう本当に、失敗とかないと思ってます。ぶつかって心折れて、もうこのまま生きるのしんどいなって思うまでやっていいんじゃないかなって思うタイプなんですね。いや、生きてほしいですけど、それくらいぶつかって生きていたほうが、感動する心も育まれると思います。

痛みとかって、当たらないと分からないんですね。いくら本読んでも人の話聞いても。お酒飲んで失敗したっていうのも、お酒を飲んだから分かるし、そういうことですね。とにかく、勉強するのも大事なんですけど、現場に突撃してちょっと働かせてくださいよとか、そういったのも時には必要かなと思います。皆さん可能性があると思っているので、楽しみにしています。
 
宮坂さん)学生さんとは日頃からよくお話はするんですけど、今の学生さんって、自信がないとか、少し背中押してあげたら挑戦できるとかいう子が多いかなと思っていて。(私は)歳も近いから、ロールモデルじゃないですけど、何回コケても立ち上がれるし、ちゃんと意志があれば、諦めなければ道は切り拓いていけるというのを(伝えたいです)。そこで挫けないで、意志を持ってやってほしい。

とにかく考えながら行動するっていうのをやっていけば、自分の目標を達成するために前向きに生きていけるんじゃないかなと思います。私もコロナ禍で、何回もしんどい!死ぬかもしれん!って思うことがあったんですけど、やっぱり生きていればなんとかなるし、周りの人も助けてくれたり見てくれてたりする人はいるから、意志を持って強く生きてもらったらいいんじゃないかなと思います。
 
佐野)ありがとうございます。やっぱり意志と目標とか覚悟とか、そういうところが必要なんだなと改めて思いました。私も来年は就職してるので、まだ想像はつかないですけど、この長い人生の中できついなって思うことはたくさんあると思います。でも、今回の3名のゲストの皆さんみたいにたくましく生きていけるように頑張りたいなと思いました。


参加学生の声

今回のイベントで司会をしてくれた学生チップス代表の佐野真望さんに、感想を聞きました。

佐野)参加してくださったみなさん、ゲストの皆さんありがとうございました!企画から学生で行い、当日はモデレーターをさせていただきました。
3名の社長の姿はとてもかっこよく、挑戦し続けているからこそ、憧れられる姿になっていると感じました。今回参加してくださったみなさんにも何かきっかけを届けられていると嬉しいです!

学生の目線からは、社長という仕事は中々身近に感じられないものです。また、接点を新しく作ろうと思っても、学生団体などや地域の活動で関わりが生まれない限りそう簡単にはいかないと思います。

今回の学生主体のイベントでは、学生さんたちが起業という選択肢を現実的に思えるようになったり、社長になることに対する解像度を上げたりする手助けをし、より広い世界を見せてくれるのではないかという可能性を感じることができました。


イベント告知


 このイベントだけでは聞ききれなかった、グッとくる話がもっともっとある……!
ということで、来る7月13日水曜日、アフタートークイベントを開催します!

イベント概要:社長の頭の中を解剖してみた!アフタートークイベント

日程:7月13日(水)
時間:18:00~20:00
定員:30名
参加費:無料
服装:自由(※かしこまったイベントではありません!)
場所:zoom

4月のイベント「社長の頭の中を解剖してみた!」にてご登壇いただいた3名の社長さんに、もっと深く人生を語っていただきます。
トークテーマとしては、
・何かを始めるかどうか悩んだとき、どういった考え方・決め方をするか
・決断の軸・モチベーションの上げ方
・自分のvisionや会社のvisionにこめた想い
などなど、起業を考えていない学生さんにとっても参考になるような内容をご用意しています!

ゲストの社長さんたちや他の学生さんとの交流会も企画していますので、もっと社長さんのお話を聞きたい、色々な考えに触れたい!というそこの貴方、ぜひ参加をご検討ください。

前回のイベントに参加できなかった方の参加も大歓迎です!
みんなで、社長の脳内を覗いてみませんか。

申し込みはこちらから→参加応募フォーム (google.com)

これからも、学生チップスをよろしくお願いします。


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